ガレキ漁りのカラスダイアリーhttps://crow-diary.comゲームや映画を中心とした底辺の雑記場Fri, 21 Aug 2026 17:18:47 +0000jahourly1https://crow-diary.com/wp-content/uploads/2021/11/cropped-1CD41440-2EFB-4920-8700-33ADBB0C5AB4-32x32.pngガレキ漁りのカラスダイアリーhttps://crow-diary.com3232 【映画】酔剣(醉刀客)ネタバレ感想・あらすじ!痛快かと思ったら無情さ募る傑作アクションhttps://crow-diary.com/drunken-blade-2025-chinese-movie-review/https://crow-diary.com/drunken-blade-2025-chinese-movie-review/#respondFri, 21 Aug 2026 17:18:43 +0000https://crow-diary.com/?p=29355

 今回は邦題はがっつり酔拳のパロディ、つまり中身は酔えば酔うほど強くなる剣士のお話とアジア映画同士の悪魔合体もするのかと言う変な期待を持ってアマプラにて鑑賞した映画、酔剣(原題:醉刀客/Drunken Blade)の感想 ... ]]>

© Beijing Zhenwumen Film Co., Ltd. All Rights Reserved

製作国

中国

監督
リ・ビンユアン
脚本
リ・ビンユアン
出演者
リ・ビンユアン
スン・イーラン
ラン・マンユ
チャオジン・シュウユ

 今回は邦題はがっつり酔拳のパロディ、つまり中身は酔えば酔うほど強くなる剣士のお話とアジア映画同士の悪魔合体もするのかと言う変な期待を持ってアマプラにて鑑賞した映画、酔剣(原題:醉刀客/Drunken Blade)の感想。

 その見た結果序盤は痛快なのに後半に進むごとにタイトルの意味の重さ、募るストーリーの無情さと虚しさ。
 最近は同じ中国B級アクションでも何だかんだで痛快さが上回る物ばかり見ていたので印象には残る映画でした。

 あっ、ちなみに酔拳要素はないです。

 ジャンルはアクションで上映時間は約92分となります。

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あらすじ

かつて”酔剣客”と恐れられた凄腕の剣士ハン・ユエレン。過去を捨て静かに生きる彼は、幼い頃に受けた一杯の飯の恩義に報いるため、故郷であるフーハンへ戻る。しかし、辿り着いた故郷は一変していた。そこは”青狼団”と名乗る非道な悪党たちが支配し、朝廷の役人らは青狼団に殺されるか利用され、村人らは自由と尊厳を奪われ地獄と化していた。ハンは理不尽な暴虐を目にし、胸に再び熱き義憤が燃え上がる。「膝をついて生きるより、立ち上がって死ぬことを選べ」とハンは村人を奮い立たせるが、青狼団が再び暴力と恐怖で村を支配する。圧倒的な数の敵を前に、ハンは村人を救うため、ひとり刀を抜き、修羅となって立ち向かう–

Amazon Prime Videoより

この映画を配信している配信サービス

※2026年8月22日時点

登場人物

ハン・ユエレン

酔剣客と呼ばれる剣客

盗賊団に襲われた村を救い彼らとと共に村を守ろうとする

チンマー

盗賊団“青狼団”のボス

謎が多い男

リン

村人の女性

マン・トゥオロ

女将と呼ばれる女性

クライマックス直前までのあらすじ

 ここからはいつも通りにクライマックス直前までのあらすじを。

 かつてハンの父と組んでいたダオ・チンチョン、彼は袂を分かち悪の道を捨てた父を殺害。
 その復讐としてハンは現れ、ダオは甥であるハンに自らを斬り捨てさせ彼の名を上げさせる。

 善人が損をする時代。鍛治で有名なフーハンの村。この村は盗賊“青狼団”に略奪を繰り返される村人は彼らを倒せる剣客を探していた。

 村人は“関中の三悪”と呼ばれる3人を雇う。
 彼らに吹っ掛けれる中で1人の酔剣客と名乗る女が店に入ってくる。
 3人を斬りに来たと語るが彼らは金を騙し取るために騙っていただけの偽者の芸人であり既に“関中の三悪”は既に殺害されていた。
 追い出される3人。同様に酔剣客と名乗ったのも女将であり、互いに騙し合いの結果追い払ったのだった。

 再び村に現れる青狼団。官とグルな彼らには衛兵達も対処をしない。
 盗賊達は100本の刀を要求し、3日以内に用意し足りなければその分の首を刎ねると宣告して村から出ていく。

 女将に剣客を探すように頼む村人達。
 しかし精鋭7人、謎に包まれたボスであるチンマー要する青狼団とまともに戦えるのは酔剣客のみと返す。
 既に刀を封じて去ったとされる剣客を探すより自分達で戦おうと言う村人、しかし民が刀を持てば反乱者となる。

 刀を用意した村人達。盗賊達は切れ味を試すために村人を1人切り伏せる。更に自分達が殺した役人を持ってきて村人達が殺害してそれを青狼団が鎮圧したと濡れ衣まで着せられ、村人達は虐殺されていく。

 殺されていく村人を見て嘲笑う盗賊達、その時1人の男が現れ盗賊達を斬り伏せていく。
 男は刀を村人達に投げるが彼らは誰1人として手に取らず怯えてしまう。だが犬だけが戦い、更に男がその場にいた盗賊の頭を斬ったのを契機に村人達は刀を取り参戦する。
 1人の幹部が現れたその男を見て酔剣客と言う。酔剣客ハンがいたことで村人達は更に奮起して青狼団を返り討ちにするのだった。

 反乱を知った青狼団のボスであるチンマーはハンの首を取ってこいと命令する。その頃村人達は斬られた人々を埋葬して再び青狼団を倒すことを決意していた。

 兵を募り戻ってくる青狼団。迎撃の準備をする村人達とハンは地形を利用して罠を仕掛け誘い込む。
 罠によって多数を失う青狼団。そして残った幹部はハンによって始末され第二陣の攻撃も防ぎ切ることに成功する。
 だがその中でハンに刀を渡した村人の女性であるリンが攫われてしまうのだった。

 すぐに追いかけるハン、馬上戦の果てにリンを取り戻すことに成功して帰還する。

 帰還後に落とした人形を探すハン、それを見つけて手渡すリン。
 実はハンはかつてこの村で世話になった少年であり、この人形はリンが彼に渡したものだった。
 黙っていたのは自分には敵が多く巻き込みたくないから、彼は村のために戻ってきていたのだった。

 女将から半壊した青狼団は今追撃すれば潰せると提案を受ける。本拠地の裏側に続く道を案内するという。
 そこに行くまでどれだけの罠がある?と尋ねるハン。女将はハンに攻撃を仕掛け、彼は理由を聞く。ダオ・チンチョンの件だと返す女将。だがその最中でチンマーが乱入する。

 女将マン・トゥオロはかつてチンマーによって殺された商家の生き残りの娘であり、復讐のために村ごと囮に使っていたのだった。
 2人まとめて怪我を負うが犬に助けられた隙に逃げ出す。

 しかし彼らがいなくなったことで村はチンマーに直接鎮圧されてしまう。村人達は恐れのあまり無理やり反乱させられたとハンを売る。その意見に反するリン。
 その結果してリンの母は殺害され、またリンは狼藉を受けてしまう。
 それを見た芸人の3人は立ち上がる。その姿を見ても恐怖で立ち上がれない村人達。そして善戦するも3人は殺害されてしまうのだった。

 目覚めたハン。介抱をしたマンが村にいた事情、攻撃を仕掛けた事情を語り始める。

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 かつてチンマーに家族を殺害された後にダオ・チンチョンに救われた彼女。村にいたのは復讐のため。
 ハンを利用して村人を奮い立たせ、ハンに仕掛けたのはダオが命の恩人だったから、本来ならハンとチンマー2人を戦わせ漁夫の利を得るつもりだった。

 ハンも己の半生を語り、生後間もない頃に父であるハン・ジーンに拾われ育てられたハン。しかしそのせいでダオに父は殺された。
 そして1人彷徨っていた頃に村に辿り着きリンやその家族に救われていた。復讐は果たしたが恩は返せていない、似た境遇の2人、復讐は死を生むだけと共感する。

 そしてハンは1人村に戻る。かつて受けた恩を返すために…

【ネタバレ】復讐の連鎖がもたらす無情な結末

 復讐や死、それに纏わることに関わり因果が巡れば、いつかは己が最も救いたいものの時に足を掴まれることになるかもしれない。

 善人が損をする時代に略奪を繰り返される村のために村人と共に剣士が戦う。最近はこの手のフォーマットの中国剣客アクションばかり見ていますが、本作は人数を除けば七人の侍オマージュですね。
 何なら戦うのが剣士なだけ許可をとっていないこと(そこが1番ダメ)以外なら荒野の7人より七人の侍なんじゃないか!?と勘違いするくらい。

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 この手の苦しむ人々のために戦う題材としては最近見ていた作品群のように積極的に相手を始末しにいく仕事人よりは、守るべき場所に陣取る守護者の意味合いが強いので同国、同ジャンルと比較するとそこで差別化はされています。

 その内容で大事になるのはその守るべき場所やそこの人々との関係性。
 本作の村人達は既に繰り返された略奪によって心は折れた状態なんですよね。

 屈したらもう立てない。族長の埋葬すら相手の機嫌を損ねるのを恐れて出来ない。そして再び始まった虐殺の中で現れた1人の剣士であり主役の酔剣客と噂されるハンが村人達の心を奮い立たせるわけですね。

 自分達が守るためのものは己が戦わないと意味がない。特に村人達がハンに救いを求めようとした時に「立ったなら屈むな。刀を取ったら捨てるな」はこの映画の守るための意思を示すいい台詞でした。

 それを聞いて村人達は戦う意志を取り戻して吊り下げられた族長の遺体を下ろす。

 最初の30分間で守るには折れてはいけない。しかし奮起させる人は必要。
 これだけの状況と関係性、更にストーリーの方向性をはっきり示す説明を終わらせたのは上手い作りだと思いましたね。

 ただその方向性から示された結末がとても無情なことを除けばですが…

 本当にね。ここまではマジで良い話。
 誤解のないように言うとこの良いというのは評価の話ではなく雰囲気の話です。逆にこの後に使う無情だったり虚しいというのも評価ではなくこれも雰囲気の話です。

 この後も奮起した村人と共に籠城戦に勝利したり、連れされたリンという女性を救い出した後に発覚する。
 かつてハンが幼い頃にこの村に世話になり、リンはその幼馴染のような関係で彼女から貰った人形をずっと大切に持っていたとかね。とても人情味に溢れています。

 早々に村人が奮起するので七人の侍などのクライマックスの展開を序盤から持ってきている。

 そして敵となる青狼団も七人の侍オマージュなのに逆に敵の方に如何にも幹部な見た目の連中が配置されていたりなど、ゲーム的な雰囲気があったりと。

 こりゃかつての恩を返すために法の手が届かぬ悪人達を斬り伏せ、村の人をかつての幼馴染を守り切る痛快な人情娯楽作になるなと思うじゃないですか?

 でも、そんな予測を裏切って実際は後半に入るととても…とても無情です。

 この痛快さを感じる流れから始まる村にいた女将と呼ばれている女性マン・トゥオロ。
 協力者だと思っていた彼女が実は青狼団のボスのチンマー、そして主人公であるハン。この両方に復讐の意思を持っており、そこからストーリーがあまりにも暗い方向に進んでしまうのです。

 彼女はチンマーには両親を殺害され、ハンには命の恩人であるダオを殺害された。
 しかし、ハンにとってダオは父の仇でもあり、それで復讐を果たしたという流れなのです。

 いわゆる復讐の連鎖。しかしこれが最悪の方向へと話が進み、この2人の争いによって村からは守護者たるハンがいなくなってしまう。

 それによって村は再び青狼団に占拠されてしまい、村人は再び恐怖に支配されてハンを売り渡そうとしてし、リンだけは村人に青狼団に反抗するのですがその結果として彼女は母を斬られ、自分は狼藉を受けてしまう。

 更に唯一リンが狼藉を受けていることに耐えられなくなった村とは無関係のここまでコメディ要員だった芸人達が奮起するも時間稼ぎにも他の村人を同調させる訳でもなく、虚しくただ散るだけに終わる…

 ここら辺から嫌な予感がビンビンだったのですが、そういう予想は当たってしまうもので…

 ハンとマンの関係は復讐の連鎖なのですが、ここで語られるのは復讐を死を生むだけということ。
 この映画の話で1番皮肉なのはそれは生まれる死が自分とは限らないこと。

 言ってしまえばマンがハンに対して攻撃を仕掛けなければハンは守護者として残れたんですよ。
 でも復讐の連鎖に呑まれた結果、村人達が自分が1番守りたかったであろうリンとリンの母親が被害を受けてしまう。

 しかも1人戻ったハンに対して村人達はチンマーに言われてハンに自害してくれなど斬りかかろうとするなどしてしまう。村を守りたかったのにその守りたかったものが全て失われていく瞬間ですよ。

 守るには折れてはいけない、でも奮起させる人は必要。その全てを失って自分の命を守ろうとして時に人は人でなくなり、保身のために女性が狼藉を受けようと自分たちのために戦ってくれた恩人であろうと差し出そうとしてしまう。

 復讐や因果にとても厳しい映画ですが、本当に徹底的に打ちのめしてくるので何もそこまでせんでも…と引いてしまうレベル。

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 序盤で人々を奮起させた部分が恐怖によって掌を返される逆の展開を示されるという虚しさですよ。
 それでも村人を斬ったフリだけして見逃すハンの信念は良かったんですけどね。

 でもここまで来るとそんな信念を見ても映画を鑑賞している自分の心は虚しさだけしか募らない。

 だって1番守りたかったであろうリンは狼藉を受けたことと母が斬られ死亡したことで心が壊れて、村人達も斬ったフリによって二度目の掌を返しますが、共に戦ってくれる訳でもない。

 もう守るべき者が誰1人残っていない村の中で雪の中でただ単身で敵を全て斬り伏せていくだけの姿なんてあまりに無情でしょう?

 更にマンだってハンの増援に来ようとしましたが、自分に執着するお偉いさんに足止めされて、結局その足は届かないままに命を散らす。

 どこまでも復讐者に復讐に身を委ねたことのある者には厳しい結末。

 でもね。この映画、最後に更にトドメを刺してくるんですよ。

 ハンの通称である酔剣客。

 この名前の理由がダオへの復讐を果たした後に酒に酔ったハンが人々を斬り伏せたから名付けられたと最後に明かされる。

 これを見るとこの映画は最初から詰んでいたのかもしれないと思わされるんですよ。

 復讐に身を費やしただけでなく、何の罪もない人々を斬った男が本当に守りたい救いたい者のために戦っても報われるわけがないだろう。それくらいの強いメッセージを感じる。

 しかもよりによってそれが明かされる前のシーンが平和になった村で村人達が祭りに興じている姿なんですが、ハンの目的通りのはずなのに何か村人達に苛立ちまで覚えてしまう。
 それはハンには因果が巡ったとしてもリンを見捨て関係のない芸人が奮起してもハンが舞い戻っても戦わなかった自分達の手で取り戻した訳でもない彼らに因果が巡っているようには思えなかったから…なのかもしれません。

アクションのクオリティとストーリーの連動性

 相変わらずアクションのクオリティは問題ない中国B級剣客アクションな本作。

 ですが今作で改めてストーリーとアクションの連動の大切さを知ったような気はします。

 いつも通り10分以内にがっつりとアクションを見せてくれるので、冒頭から集団戦を見せてアクションの質を例によって示してくれ満足感は高めに始まる。

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 本作の動きで言えばまずはキレは文句無し。
 斬る動きが早すぎて連続で斬りつけるとことか小気味良いテンポする感じます、更に最後に見得を切っての残心、うーんかっこいい。

 そしてカメラワークでは魚眼レンズ的な視点も多く、武器視点からの敵の命の散り様が見れるなどダイナミックさに重きを置いていたと言えますね。

 中国B級の剣戟というのは最近よく見ているのですが、キレの良さとカメラワークや空間の使い方に関しては基本的にクオリティは担保されています。
 となると楽しみの方向性はその作品ごとの動きの違いとなるのですが、本作はダイナミックさになりますね。

 そしてそのダイナミックさも感じられる通りに…なのか敵である青狼団はゲームやアニメ的な誇張表現強め。

 剣だけでなく拳、爪、斧、など武器も特徴ありますし、見た目も眼帯や狼っぽい服装したりなど如何にも幹部って分かる風貌。

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 更にこの映画は段階を持って村に攻め込まれるのですが、そこで上手く幹部達が分かれて処分されるのでまぁ中ボスと戦い続けるステージ型のゲームみたいですよね。

 その本編の戦いですが、最初は村人達が虐殺されていく中で満を辞して1人現れた男が盗賊達を斬り伏せていくのはお約束とは言え惹き込まれる掴みでした。
 この戦いの中で巻き込まれただけの芸人が参戦するのも、幹部相手に村人が返り討ちに会う中でハンがその相手をして圧倒するのもいいんですよね。

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 次の戦いではやはり村を舞台とした守る戦いのため、村の地形を利用した罠などの要素、こちらはどちらかと言うと七人の侍よりもマグニフィセントセブンに近い要素がありました。

 この罠の使い方は凝っており、登ってくる場所には土壁を作り道中で刺されてしまう、鉤爪で登ろうとしたらそこの地盤を緩めて引っ張ったら崩れ落ちるなど、小規模とはいえ軍勢の戦いのような空気感があります。
 残った相手にも村人達が畳み掛けるなどコミカルに処理されたりと愉快さがある。

 いや、本当この時までは痛快なノリだったんだけどなぁ…

 で、村人が参戦しても幹部クラスはハンがちゃんと始末するので安心。

 素早い刀同士の勝負は一瞬で終わり、そこで刀を失うもその後に2人相手に素手で渡り合い、最後に受け取った刀であっという間に倒し切る。

 中国の剣客アクションは素手も当然のように優れているので結果として2つのアクションという幅があるのは満足感高いんですよね。

 そこから立て続けに攫われた女性リンを救うための奪還戦が始まり、広大な平原での馬上戦。

 村の戦いでもそうでしたが、この規模の映画でも戦としての体裁になる人数集めたり、この広さの土地を馬で走ったりなどこういうところには映画に対する基本的な資金力を感じますね。

 最後の戦いではお約束ですが村人は恐怖で縮こまる中で最初の関係ない芸人3人が奮い立つのはいいですね。3人だけで斬られながらも奮闘し、その果てに散る。普通に熱い展開です。
 ただこの熱さすら虚しさ募る作風においては何かに繋がる訳でもなく無情さの強調になるのが悲しい。

 ハンが参戦してからはひたすらにクオリティは高いです。武器を捨てろと言われたら捨てた後に素手で大立ち回り、更にボスであるチンマーがちゃんと強く剣でも素手でもハンと渡り合う。
 この2人のアクションは言い方悪く聞こえるかもしれませんが、特徴がある訳ではないんですよ。しかしただずっとハイクオリティの中国系のアクションが繰り広げられる。

 剣の鍔迫り合いの早さ、格闘戦での動きの豊富さ、1つ1つの画がアクション的な映える漫画的な構図にもなっていてそれらをキレッキレに動いてやっている。

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 もう普段だったらこんなん見たらテンション高くなるんですが、本作に関して言えば自分はそうでもなかったのです。

 なぜならストーリーがあまりに無情だから、ここまでのストーリーで勝てたとしても何も残らない虚しさが待っていると分かるから。だから見ているこちらも無情さの方に心が支配されるんですよね。

 アクション映画においては特にラストバトルはストーリーの積み重ねによる連動が盛り上がりに寄与すると思うんですけど、本作はその真逆でしたね。

 どれだけテンション上がるアクション見てもその果てを理解してしまうと辛くなる。

 ハイクオリティなアクションを見せられたからこそ、それを見てもテンション上がらない事実にストーリーとアクションの連動性の大切さを理解出来る作品だったと思います。

まとめ:映画『酔剣』はハイクオリティなアクションと無情なストーリーが光る1作

 印象には残るけどあまりに無情すぎる1作でしたね。

 ここまでストーリーで虚しさをぶつけられるとハイクオリティなアクションでも虚しさを感じるんだなということを初めて知った気がします。

 普通ならどれだけ無情な結末でも主要人物の誰かが報われる物だと思うのですが、それすらないのね本当に復讐の果ての因果な虚しさをぶつけられた気がします。

 何なら最後の最後にタイトルの時点で虚しいんだなと知った時には徹底してんなぁ!と叫びたくなりましたよ。

 アクションとストーリーの連動性がめちゃくちゃ大事だなと知れるある意味良い経験だったのですが、でもあまり経験したくない部分でもあります。

 一応言っておくと登場人物達の結末に虚しさを感じるというだけなのでつまらない訳ではないです。

 何よりスタッフロールでアクション映画に敬意を!と言うだけあり、アクションのクオリティは保証されていますんでね。そこらへんの連動性を気にしない方ならハイクオリティなアクション映画として観れると思いますよ。

他の映画感想

 他のアクション映画感想はこちら。

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【シャニソン】限定★3【きらりきらめけ花しぶき】園田 智代子 評価https://crow-diary.com/the-idolmster-shiny-colors-song-for-prism-chiyoko-sparkle-and-shimmer-spray-of-blossoms/https://crow-diary.com/the-idolmster-shiny-colors-song-for-prism-chiyoko-sparkle-and-shimmer-spray-of-blossoms/#respondFri, 21 Aug 2026 03:52:14 +0000https://crow-diary.com/?p=29689

所属 タイプ 放課後クライマックスガールズ Vo Da 898 1045 Vi Me 1557 1977 ライブスキル ロングスコアUP 5秒間 ロングノーツのスコアが620%UPする各LVの効果値ロングスコアUP400 ... ]]>

ライブ性能

所属タイプ
放課後クライマックスガールズ
VoDa
8981045
ViMe
15571977
ライブスキル
ロングスコアUP5秒間 ロングノーツのスコアが620%UPする
各LVの効果値
ロングスコアUP
400% / 440% / 480% / 550% / 620%
センター効果
混成ユニットメンタルUP編成PアイドルのMeが20%UPする。
所属ユニットが全員バラバラの場合、Meが追加で10%UPする

評価

 Me特化の限定Pアイドル。

 ライブスキルはロングスコアUP。ちょこ先輩が限定として持ってくるのはこれで2回目。
 前回はDa特化で今回はMe特化。更にこちらは総合ステータスがそもそも高いので編成のステータス傾向によって使い分けですね。
 センター効果の方は混成ユニットメンタルUP。優秀な混成、更に今年強化傾向のメンタルUPなのでそこら辺が充実していればセンターとして使っていけるでしょう。

 総合するとMe編成のロングスコア担当。
 同ステータス傾向、同スキル持ちだと恋鐘、甘奈、あさひが最新で実装。とはいえこの3人とは綺麗にユニット分かれているのでこのちょこ先輩が持っている混成メンタルで併用は可能ですね。リフラクションズにこのステータス傾向のロングスコア持ちがいないのも枠を争わずに済んで追い風ですね。

 楽曲は当然使い所は限られますがロングスコア対応曲で最新のMe特化を率いることが可能なのは優秀と言えるでしょう。

 例によって水着は演出対応もあるのでそこら辺でもアドバンテージは高めですよ。


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https://crow-diary.com/the-idolmster-shiny-colors-song-for-prism-chiyoko-sparkle-and-shimmer-spray-of-blossoms/feed/0
【シャニソン】8/21の更新内容https://crow-diary.com/the-idolmster-shiny-colors-song-for-prism-2026-august-21/https://crow-diary.com/the-idolmster-shiny-colors-song-for-prism-2026-august-21/#respondFri, 21 Aug 2026 03:27:56 +0000https://crow-diary.com/?p=29669

 シャニソンの8/21の更新情報まとめ。  歌い分け対応楽曲が5曲追加。  追加された対応楽曲は の5曲となります。  イルミネーションスターズの楽曲『Happy Funny Lucky』がxRライブ ver.で追加。 ... ]]>

 シャニソンの8/21の更新情報まとめ。

ユニット限定歌い分け楽曲追加

 歌い分け対応楽曲が5曲追加。

 追加された対応楽曲は

  • Another Rampage
  • Catch the Breeze
  • Forbidden Paradise
  • 泥濘鳴鳴
  • Summer Night Paradise

の5曲となります。

楽曲『Happy Funny Lucky(xRライブ ver.)』追加、新曲イベント『いつもそばに晴れ空ルルラ』開催

 イルミネーションスターズの楽曲『Happy Funny Lucky』がxRライブ ver.で追加。

 新曲に合わせてランキングイベントとして『いつもそばに晴れ空ルルラ』も開催。

 報酬は★2セレクトBOX Vol.1。
 シャニソン新曲1曲目の衣装やピース100と交換か、虹結晶50と交換可能。
 BOX10個全てで衣装ほぼ完凸か、虹結晶500入手可能。しかもイベント★2のピースまで含まれているので個人的にはありがたいです。

【プリュムラームインセット】復刻

 イルミネの衣装【プリュムラームインセット】が期間限定復刻販売。

 めぐるの髪型がイケメンでオススメですぜ。


ガシャ更新

 限定★3【きらりきらめけ花しぶき】園田 智代子がピックアップ。

タイプ
VoDa
8981045
ViMe
15571977
ライブスキルセンター効果
ロングスコアUP混成ユニットメンタルUP

 有償ステップアップも開催。

 限定★3【夏色に染まる恋】大崎 甘奈が★3【藍にそよぎ、夏になびく】黛 冬優子の復刻ガシャが開催。ピックアップはされていませんが、限定SSR灯織が排出されるようになっています。

 こちらも有償ステップアップが開催されています。


今回は

 イベントの報酬が★2衣装を1つほぼ完凸可能で個人的に熱い。

 ガシャの方は限定ちょこ先輩。放クラの追加自体が大分久々でもありますね。性能はロングスコアUPに混成メンタルUPと今年のMe強化っぷりを考えると優秀ですね。

 そして月末のガバガバガシャ予想。
 月末はユニットガシャとなるので候補はアルスト以外の7ユニット。画像でイルミネ濃厚と言われていますし、本命だとも思いますが、今月の灯織でイルミネが全員6周目消化済み。(にちか7周目があったので周回数は当てにならなくなりましたが一応ね)
 更に今回の更新がイルミネイベント。そう考えるとイルミネをここまで立て続けるか?やここでイルミネ消化すると次のイルミネピックアップが間隔空きすぎるのでは?ということを考えて、月末はもう1つ候補として挙げられているノクチルで勝負させていただきます。

 そもそもユニットガシャは全員限定が続くのか?なども気になるところですが、それは当日にならないと分からない。4人以上で全員限定は中々に修羅なので調整かけそうな気もしますがそれは当日までのお楽しみ(?)ですね。

 というわけで今回は以上!


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https://crow-diary.com/the-idolmster-shiny-colors-song-for-prism-2026-august-21/feed/0
1000記事目なので環境を晒け出すhttps://crow-diary.com/1000th-article/https://crow-diary.com/1000th-article/#respondTue, 18 Aug 2026 03:37:40 +0000https://crow-diary.com/?p=29304

 いきなりですが、これからすごいどうでもいいことを言います。 このブログこの記事で通算1000記事目となるようです  2021年に始めてみてから大体5年。週に1〜2回は必ず更新していたのですが、塵も積もれば…って奴ですね ... ]]>

 いきなりですが、これからすごいどうでもいいことを言います。

このブログ
この記事で通算1000記事目となるようです

 2021年に始めてみてから大体5年。週に1〜2回は必ず更新していたのですが、塵も積もれば…って奴ですね。最もいくら塵が集まって山となっても宝になるとは限らないのがアレなのですか…

 ちょっと自虐を挟みましたが、1000記事目まで行ったということで良い機会としてこのブログの環境やら何やらという恥部をたまには披露させていただこうと思います。

環境

 まずはこのブログの環境から、サーバーやらテーマやら何を使って書いているのかとか色々と話していきます。

使っているサーバー

 まずはこのブログが利用しているサーバー。

 使っているのはConoHa WING。

 ここに決めた理由は特に無く、このブログ作る時に他のブログの開設記事を見て、多分1番丁寧に分かりやすかったから…くらいの理由だったと思います。

 そんな理由のため機能的に決めた訳でも無いのですが、特に後悔はしていないというか寧ろ感謝はしております。

 開設しばらくしてURLの正規化が出来ていないことに気付いたのですが、その時自力だとあーだこーだ調べても良く分からなかった。

 なのですがConoHa WINGのサーバー機能に一括機能がありまして、コントローラパネルから設定して1発解決したという経緯があります。

サーバーをConoHa WINGにして良かったなと思った話【URL正規化】

 なのでその1点だけでもここにしておいて良かったなと思った次第な訳ですね。

 この感謝に問題があるとしたら多分他のサーバーも同じ機能がありそうだなってくらいでしょう。

使っているテーマ

 続いては使っているテーマ。

 これは有料テーマのSANGOとなります。

 これを使った理由も到って明白。

 一応初期の初期は無料テーマのCocoonでやるつもりだったのですが、たまたまこの時期に少しトラブルがありまして、その修正が知識無くて面倒だったので有料テーマに変えてしまおうと思って購入した次第な訳ですね。

 これに関しては金を払った以上は…という続ける覚悟を決めるためでもありました。

 その有料テーマの中でなぜSANGOだったのかと言うと、これも当時はサーバーがConohaだと割安で購入出来たからこれだけですね。

 そんな理由でしたが5年近く使い続けているので分かる通りに使い心地としては何も問題無し。

 問題があった時に質問フォームなんかもありますし、SANGO Landというカスタムブロックの共有があったりと世話になっております。

記事制作環境

 執筆…というとなんか烏滸がましいですが、記事制作の環境。

 これに関しては実は100%スマホでやっております。

 記事の制作は勿論、サーバーとテーマの設定。プラグインの導入から、トップページ作りなどもそうですね。

 理由としてはPC立ち上げるの面倒臭い病なことと、今の時代ネット見るなんて殆どスマホなんだからスマホで執筆した方が出来たページの確認が楽だろと言う理由。

 これを見た人によってはだからクソみたいなデザインのブログなのかと納得した人もいるかもしれません。

 映画やゲームのメモなんかは殆どスマホなのでそのメモに書いた材料をそのままコピペして組み合わせて自分がその時抱いた感情や理屈なんかを肉付けに使って…と言うのが自分のスタイルとなります。

 当時苦戦したのが改行方法なんですが、今となってはキーボードでシフトキー押して改行で出来るとやり方分かったのでより快適に。

 スマホで書くとなると面倒臭い…と思った時の誘惑がとにかく多いのですが、気楽さに関してはスマホが1番だと思いますよ、本当に。

記事ジャンルとそれぞれの結果

 続いてはこのブログで扱っている記事のジャンルとそれぞれの結果…というか感触ですね。

 自分のブログは映画とゲームが中心、たまにこの記事のような雑記があったりするのですが、中心となるここでは映画とゲームについてです。

 それぞれの記事についてや伸び方なんかについて語ろうかなと。

映画記事

 まずは映画記事。

 自分のブログが定期更新出来ている理由の1つであり、ブログが習慣になれたのもこの映画記事の数々のおかげです。

 専門的な知識なんて無いので書いているのはもっぱら感想記事。その中でも特に気楽に見れるB級系がメインですね。

 初期の頃は水曜と土曜の2回に分けていたのですが、このスタイルを続けていた時に自分が好きそうな映画を見て感想を書くのではなく、ブログのために映画を探すみたいな義務感が強くなり負担の方が大きくなっていった。
 それで映画そのものを楽しめなくなるのは本末転倒と思ったので今は映画自体を見ても感想を書く映画は結構セーブして書いていますね。

更新頻度について

 後述の理由もあるのですが、大作系なんかは今は特に感想書くの控えています。

 映画記事なんですが、このスタイルだと当然ですが基本はそんなに伸びないです。

 理由としては単純で映画というのはその時の流行りの熱が大事なのでトレンドの映画以外に興味無い人が殆どだからですね。

 B級映画がトレンドなんてよっぽどのことでもないとまずあり得ないので、基本的にはこのブログの映画記事はB級好きがタイトル検索して見にくるくらいでしょう。

 それなら大作系の感想書けば?と思うでしょうが、当然そこはライバル多め既に席は埋まっています。このブログに固定客でもつかない限りはやる意味がないと言ってもいい。
 それなら大作は記事をこう書こうとか考えながら見るより純粋に楽しむ方が得だなと思ってあまり書いていないわけですね。

 そんなB級群の映画記事ですが伸びるタイミングも一応あったりはします。

 1つ目はテレビ放送。

 何だかんだでテレビは偉大。BSなり午後ローなりで感想書いた映画が後で放送されたら伸びる時があります。放送中に伸びることの方が多いので大体は見る価値があるのかを探しているパターンなのだと思います。

 2つ目はアマプラ無料時。

 これも地上波放送と同じような理由でしょう。
 無料配信の映画なんてなんて自分の意思で見ることを決めるのでより損をしないように確認してから見るのでしょう。

 他にも人気歌手が映画のタイトルと同じ曲を発表した時に伸びたなんて変な理由の時もあったりしましたが、これはイレギュラー中のイレギュラー。

 一度世に出した記事というのは資産価値もあるのですが、映画感想記事はテレビの放送とアマプラによって価値が変動すると思っています。

 ブログ自体に固定客がつけばそこら辺はまた違うんでしょうけどね。

ゲーム記事

 続いてはゲーム記事。

 主に感想がメイン、たまに攻略をやっていたりもしますね。

 こちらのスタイルはしっかりと遊び尽くしたと自分が思ったラインまでプレイしてから感想を書くタイプなので、スピード感はあまりないですね。

 攻略なんかもたまにやっていますが、こちらは本当にカロリーを使うので本当にたまーに。

 なんですが一応自負としてはそこら辺の他人の感想だけを恣意的に拾った情報だけの感想記事より、ちゃんとプレイした上での体験を書いているつもりではあります。
 最近は特にプレイもせずに人の又聞きで情報だけで褒めたり貶したりが多いのでそこにだけは迎合したくないという思いは常にあります。

 そんな思想は置いておいて記事の資産価値としてはゲーム記事の方が高かったりします。
 特に攻略記事は安定して伸びる。セールの後なんかは顕著です。

 このセール時の伸びは映画同様に損をしないために攻略や感想を先に確認して面倒かどうかを調べる人が多いんでしょうね。

 とはいえ記事にかけて頑張った時間分が報われるのはこちらなので、ありがたいお話です。

PVや収益

 続いては人によっては気になるPV数や収益について。

 生々しいお話ですが、たまには披露します。

PV数

 これに関しては月に大体1万前後。

 5年やってこれとかザッコと言われそうですが、今の時代でトレンドや露悪を売りにしていない個人ブログなんてこんなもんなんじゃないかなと思います。

 それでも1人の人間がやっていることにこれくらい見てもらえるのは素直に嬉しいので、伸びはせずとも落ちないくらいには見続けてもらえるようにはしていきたいですね。

収益

 続いては収益。

 具体的な数字を出すのは流石に控えますが、月々のサブスク代金と1年に1回のサーバー代は賄えています。

 なのでブログ自体は赤字にはならずに実質無料で運営するくらいには出来ています。

最後

 というわけで1000記事目としてこのブログの恥部を色々と曝け出させていただきました。

 それなりの区切りにはなったのですが、だからと言って今後の展望としてもっと頑張る!と思ったわけでもやめると思ったわけでもなく、ただ1000記事も書いたとは我ながら頑張ったなぁと言うくらいの緩めのテンションでこれを書いた次第。

 ここから何か変わるわけでもなくいつも通りの更新内容にしかなりませんが、今後ともよろしくお願い致します。

 

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ゲーム盆栽結果報告書その44 ワイルドアームズ セカンドイグニッション 編https://crow-diary.com/game-bonsai-results-report-wild-arms-2nd-ignition/https://crow-diary.com/game-bonsai-results-report-wild-arms-2nd-ignition/#respondFri, 14 Aug 2026 16:20:29 +0000https://crow-diary.com/?p=28146

 ゲーム盆栽結果報告書第44段ッ!  今回はクリアしてテンション高くなれる名作、ワイルドアームズ セカンドイグニッションの盆栽ッ!  改めてプレイしても文句無しの名作だなと思えた本作。  そんなこのゲームの盆栽やり込み要 ... ]]>

 ゲーム盆栽結果報告書第44段ッ!

 今回はクリアしてテンション高くなれる名作、ワイルドアームズ セカンドイグニッションの盆栽ッ!

 改めてプレイしても文句無しの名作だなと思えた本作。

 そんなこのゲームの盆栽やり込み要素としてはレベル99は勿論、レベルアップ時のHP上昇量を上げるPS(パーソナルスキル)のHPアップを如何に低レベルで習得するかというのが鬼門となっています。

 加入キャラクターは主人公であるアシュレーの現在のレベルで加入。つまり如何にアシュレーを低レベルで進行するかが重要。

 今回はそれをやっている動画や攻略などを参考にしながら令和の世に追加された巻き戻し機能も駆使して全員を最低レベルで加入させることに成功しています。

 もう1つの点としてこのゲームは戦闘中に装備を自由に変えられるので、柔軟に装備を変えた方が強い。なのでここで評価されている装備は数値やフレーバー重視であるということは頭に入れておいてくれると幸いです。

 そんなARMS達の盆栽はこんな感じッ!

アシュレー

・ステータス

HP7877
STR(ちから)582
VIT(たいりょく)850
SOR(まりょく)531
RES(すばやさ)437
ATP(こうげき)850
DFP(ぼうぎょ)837
MGR(ていこう)365
PRY(かいひ)42%
LCK(ラック)BEST

・装備

Weaponシューティングスター
Gearシェリフスター
Bodyナインライヴス
Headテキサスナンバー
Guardゼファー

 ARMSの切り札ッ!

 …なのですが上述した低レベル進行により、今回の盆栽においては本編の7割くらいは活躍不可能に。

 本来ならアクセスを使って常に最前線で戦うキャラクターなのですが、ここは盆栽やり込みとのトレードオフとなってしまうのは悲しいところ。

 装備やアームの改造ですが、まずアームの改造はグルーブ攻撃と全体攻撃以外は全てフルフラットのために弾薬のみを改造という方針にしています。

 そしてシェリフスターも主人公である彼にこそ相応しいと思いセット。後はたいりょくとはんのうアップルも全てアシュレーに使いました。
 後、ガーディアンをゼファーにしているのはイベントからですね。フォースチャージがフォースアビリティをよく使うアシュレーにはあっているので普通にハマっています。

 本編で苦渋を舐めた分隠しボスなどでは大活躍。

 弾薬を最大まで改造したアームによるフルフラットのダメージは大きなダメージソースの1つに。そして火属性が通る相手にはオーバーナイトブレイザーにアクセスしてガンブレイズも弱点補正が高いこのゲームでは最強クラス。

 やり込みの都合上で道中はどうしても我慢を強いられることになりますが、そこから解放されると大活躍。高い攻撃力とパーティ2番目の耐久力で最終的な出番は多い主人公らしいキャラクターとなりました。

ブラッド

・ステータス

HP9358
STR(ちから)573
VIT(たいりょく)956
SOR(まりょく)381
RES(すばやさ)397
ATP(こうげき)895
DFP(ぼうぎょ)975
MGR(ていこう)290
PRY(かいひ)39%
LCK(ラック)BEST

装備

Weaponオメガクラッシャー
Gearリフレックス
Bodyブレイザーベスト
Headデッドヒート
Guardチャパパンガ

 パーティ最耐久の壁。

 そのタフさと火力で物理キャラとして安定感のあるキャラですね。

 アーム改造はロックオンプラスを始めとしたフォースアビリティで命中を補えるので全て火力に回しております。装備のリフレックスは耐久重視ですね。

 活躍としてはまずは一部隠しボスの超火力を確実に耐えれるのが魅力。壁にするときはまず前線に出していました。
 火力に関しては通常攻撃は十分なのですが、オリジナルパワーは意外と燃費問題が。ロックオンプラスを多用するのであれば燃費も火力も安定しますがブーストアタックとリニアレールキャノンで瞬間破壊力を重視するとフォースキャロットなどの併用が求められるので意外と難しい運用に。

 個人的にはブーストアタックで瞬間火力を出してその後は壁運用が主になっていましたね。正にARMSの縁の下の力持ちといったところでしょうか。

リルカ

・ステータス

HP5907
STR(ちから)291
VIT(たいりょく)485
SOR(まりょく)832
RES(すばやさ)422
ATP(こうげき)479
DFP(ぼうぎょ)411
MGR(ていこう)606
PRY(かいひ)42%
LCK(ラック)BEST

・装備

Weaponブラックプリンセス
Gearネクロノミコン
Bodyオートクチュール
Headテラス・ティアラ
Guardダン・ダイラム

 ARMS最初の魔法キャラ。

 序盤から魔法系を使えて弱点をついたり回復したりなどで活躍してくれます。

 装備はアクセサリーはネクロノミコン。公式で才能無いので魔力低めと攻略本でも書かれている通りにまりょくアップル全部使い、更にネクロノミコンつけてもカンストはしないポジション的には意外性のあるステータスですね。

 とはいえこのゲームは弱点をついた時のダメージ補正が凄まじいのでそこら辺の欠点は問題無し。弱点つける時はデュアルキャストとクラスタグラフSで習得した属性魔法は切り札クラスの威力となります。
 逆に言えば弱点をつけないと完全に補助役になるのが特徴。無属性魔法もありますがこちらを頼るのであればティムの方が適任ですので。これはリルカに限らず魔法系全員の宿命なのでその状態で何を出来るかが重要。
 リルカの場合はオリジナルパワーであれば敵のステータスダウンが主な仕事、特にスロウダウンで先手を取れるようにするのは隠しボス相手だと重要な仕事になれます。後はFP25だけで使えるミスティックでアイテム効果を全体化。フォースキャロットを使えば全員のFPが100に初期メンバーの絆でアシュレーがアクセスした後やブラッドがブーストアタックした後と相性良好。蘇生やHP全回復も低コストで出来るので補助としてみても立て直しにも優秀なキャラクターですね。

ティム

・ステータス

HP5319
STR(ちから)305
VIT(たいりょく)582
SOR(まりょく)999
RES(すばやさ)363
ATP(こうげき)493
DFP(ぼうぎょ)459
MGR(ていこう)675
PRY(かいひ)39%
LCK(ラック)BEST

・装備

Weaponディスト・ディムス
Gearネクロノミコン
Bodyラビリントス
Headフェザーオブニサバ
Guardラフティーナ

 重要キャラクターなだけあって器用かつ優秀な魔法キャラ。

 作中でも才能溢れ『柱』として選ばれるだけの性能です。

 装備はアクセサリーはやはりネクロノミコン。ガーディアンはイベントと合わせてラフティーナ。これで魔力はカンストしています。

 性能としてはリルカより安定タイプでオリジナルパワーの習得は面倒ですが、全属性の単体とグループ魔法無属性の単体と全体魔法、そして全体回復や単体完全回復など幅広く使えるタイプ。
 その分補助能力にはやや乏しくそれこそ弱点つけない隠しボス相手の時はそれこそ仲間にやれる行動は回復しか出来なかったりします(あとは即死無効付与)ですがその回復が全体回復なのでそれだけをやるだけで前線維持出来ますし、単体無属性もかなりの高火力なので弱点つけなくてもあまり問題なかったりするのでやはり優秀なキャラでしたね。

 余談ですが放置稼ぎで1番簡単にレベル99に出来るので今回の盆栽プレイでは本編中は文句無しで最初から最後までエースでした。

カノン

・ステータス

HP7048
STR(ちから)493
VIT(たいりょく)686
SOR(まりょく)266
RES(すばやさ)648
ATP(こうげき)677
DFP(ぼうぎょ)560
MGR(ていこう)223
PRY(かいひ)63%
LCK(ラック)BEST

・装備

Weaponヴァイオレイター
Gearパワーブースター
Bodyコシュタ・バワー
Headシャミール
Guardジャスティーン

 安定していますが、どこまで行っても単体物理キャラ。

 それ故にどんな時も何にも左右されずに単体を殴るキャラとなっています。

 装備はアクセサリーはパワーブースター。これはSTRを上げて更に25%で物理火力2倍。アームにはこの補正は乗らないので唯一オリジナルパワーにも補正が乗る実質カノン専用装備となっています。後、オリジナルパワーの補正に影響するのでわんりょくアップルもカノンに全て捧げました。

 役割はシンプルにFP99になれば無条件で使え続けられるビートイングラムを打ち続けるだけ。
 弾薬もいらず、FPのみで使えるものの本当にそれだけなので世間的な評価は低いのですが今回のプレイでは火力面ではブラッド以上に隠しボスでも活躍してくれました。
 普段は6000くらいパワーブースターの補正が乗れば常に10000ダメージ超えを出せる。これは物理キャラだと優秀だと思っており、アシュレーは火力出すならフルフラット、ブラッドはブーストパワーが必要でどちらもFPを消費するのでそこは補助してもらう必要あり。
 でもカノンの場合はレベル99になれば開幕からこのダメージを常に安定して出せる。なので他のFPを補う間にも常に火力出せるのが魅力ですし、瞬間火力を出す2人には無い役割を持っているなと思います。

 ちょっとズルいことを言うと巻き戻し機能を使えばパワーブースターの補正出るまで粘ることも出来るので、実質常に10000超えなんてことも出来たりはします(戦闘テンポ悪いゲームなのでそこまではしませんでしたが)

 これでグループ攻撃や補助行動もあったら更に強かったのですが、ここまで潔い性能なのがカノンでもあるのでこれでいいのでしょう。個人的に今回のプレイで1番活躍させたかったキャラなので、アシュレーに次ぐ物理火力として安定してくれたのは嬉しかったですね。

マリアベル

ステータス

HP6149
STR(ちから)333
VIT(たいりょく)609
SOR(まりょく)636
RES(すばやさ)384
ATP(こうげき)519
DFP(ぼうぎょ)465
MGR(ていこう)370
PRY(かいひ)38%
LCK(ラック)BEST

装備

Weaponアカ&アオ
Gearネクロノミコン
Bodyブラッディマント
Headリミテッドゴーグル
Guardオードリューク

 一応隠しキャラで所謂青魔法的キャラクター。

 マリアベルにしか出来ない役割を持ち主に補助面で活躍してくれます。

 装備はアクセサリーは相変わらずのネクロノミコン。魔法火力はそこまで求めていないのでフレーバー的な要素が強めですね。実際には完全なるライブラで状態異常を防いだ方がらしいかもしれません。

 後、HPに関してですが、PSのHPアップを最大限恩恵得る場合アシュレーとは択一関係。アシュレーに最大限の恩恵を与えようとするとマリアベルの最低レベル加入が不可能になり、逆にマリアベルを最低レベル加入を目指すとアシュレーにHPアップの最大恩恵が与えられなくなります。今回はマリアベルの方を諦めて流石に主人公であるアシュレーの最大HP上昇を選択しています。

 戦闘においてやることはとにかく補助に補助。
 特に覚えるのも面倒だけど、それに見合った活躍をしてくれるステータスロックが超優秀。これは戦闘中に状態異常を永続で完全無効にしてくれ、状態異常の種類が多くタチ悪いのも多いのにPSを最大まで上げても完全無効に出来ない本作だとかなり強力。そしてもう1つ優秀なのがスリープ。なぜかこのゲームの隠しボスは眠り耐性を持っていないのがそれなりにいるのでこれが入ると完封も見えてくると書けば強さが分かると思います。

 オリジナルパワーであるレッドパワーは自力では集めるのがほぼ不可能で攻略見ないと習得困難なのが難点なのですが、独自の補助能力があり、隠しボスと戦うための条件でもあるだけの性能のキャラですね。

盆栽を終えて

 今作の盆栽を終えて言えるのは巻き戻し機能は神ということ。

 アシュレー最低レベルを目指すと敵の攻撃を回避する必要があったり、敵にご機嫌伺いのある行動をしてもらう必要があるのですが、それを巻き戻しで戦闘中にトライ&エラー出来る。後は低レベル突破に不可欠なハンドグレネードのドロップでも巻き戻しは便利でしたね。これはかつての製品版だとまず不可能だった理論値を狙えるので今回それが出来て良かったです。特にカノンとジュデッカ戦の1%回避を何度もやるのは流石に大変でしたが達成感もありましたね。

 同じことをやるのであれば自分も参考にした解説動画も世にありますので、そこら辺を参考にするといいと思います。

 とりあえず言えるのはハンドグレネードは神ということです。

 とはいえゲーム自体はヌルめなのでこれは当然自己満足。そこら辺の完璧や育成などというハードルは無視してこのゲームを自分でプレイしてクリアする、そしてストーリーを堪能することを優先するのを望みます。というかプレイして。


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FF7(PS版)感想 この雰囲気と遊びの多さはやはり時代を代表する名作https://crow-diary.com/final-fantasy-vii-review/https://crow-diary.com/final-fantasy-vii-review/#respondFri, 14 Aug 2026 08:40:11 +0000https://crow-diary.com/?p=28761

 世ではFF7リメイク完結編が迫っている中。  FFは7から終わったというどこかで流れてきた声に反発して敢えてこんな時期にオリジナルのFF7をプレイし、十分にやり込みを終えました。  再プレイして改めて自分が思ったのはや ... ]]>

 世ではFF7リメイク完結編が迫っている中。

 FFは7から終わったというどこかで流れてきた声に反発して敢えてこんな時期にオリジナルのFF7をプレイし、十分にやり込みを終えました。

 再プレイして改めて自分が思ったのはやはりそんな声なんて当てになりゃしねえなと、あの時代を代表するあの時代特有の空気も纏った名作だと確信しました。

 やり込みすぎてプレイの道中や過程がやや曖昧になるのも当時のままでしたが、それでも感想くらいは書いていこうかなとおもいます。

FF7とは

 1997年に発売されたFFシリーズ7作目。

 プレイステーションに初めて出たFFであり、当時のゲーム情勢には影響が大きかった1作でもありましたね。

 後に追加要素や修正が行われた(別のバグというか裏技も生まれた)インターナショナル版も出たりなど、後のナンバリングではあまりやらないこともやったのも(12くらい?)有名。

 その作品人気にキャラクターも引っ張られるように人気に。クラウドの真似する少年は黒歴史を刻んだでしょうし、リメイクによって再燃したような気もする今尚続くヒロイン論争もありましたね。

 派生作品は多く、後日談となる映像作品なんかも生まれたりなどしました。

 そんな輝かしい1作のFF7で今回自分がプレイしたのは現行機に配信されているバージョン。
 倍速などのブースト機能やトロフィーなどのアチーブメント機能が追加された奴ですね。

あの時代特有の空気のストーリーと雰囲気

 FF7が名作たり得たのはそのストーリー。そしてそのストーリーの良さがあってのキャラクターの良さ。これは外せません。

 そして改めて自分がプレイした中で感じたのは不穏で不安を呼ぶような空気感。これこそがあの時代特有の物であり、オリジナルFF7の大きな味でもあるなと思いました。

 1997年と言えば世紀末も迫る世情。あの時は独特な不安感や不穏さというものがあり、ノストラダムスの大予言などもあって本当に世界に何か起きるんじゃないかという幻覚に囚われていたような気もしていた。(子供だったからというのもありますが)

 そんな暗さを反映したかのような雰囲気を基本にした空気。BGMや設定なんかは特にそれが強い。

 企業によって命を吸われ死にゆく星、暗躍する狂ったかつての英雄、語りの中に定期的にノイズが挟まりどこか語り手として信用ならない主人公、常に漂う不穏な雰囲気。

 メテオが降るまで後7日などスクウェア作品だと他にルドラの秘宝なんかもそうでしたが、世界滅亡までのカウントダウンがあったりと世紀末というのはあの時代独特の雰囲気がありそれが反映されているように見えます。

 でもそれが基本にありながらも合間に挟まるイベントはコミカルなものが多い。
 これはキャラのグラフィックが3D化したとはいえマップ上ではまだSDサイズ故の可愛さも漂うだから許される表現でもありました。

 基本が暗い中でも頼もしく楽しむ姿も見せる。その多様性や多面性がこのゲームのキャラの魅力に繋がっていると自分は考えており、まだグラフィックが発展しきっていない…リアルさが足りないからこそ表現に自由度があった。ストーリーの基本に漂う空気感とは別に、この表現で出せる魅力も時代特有だったように思います。

 そして忘れちゃいけないのが暗いだけではなく、その暗さを払拭するミスリードからのカタルシス。

 特に主人公であるクラウド周りの展開と真実は秀逸。
 ソルジャー1stといえ特殊なそして如何にも主人公らしい経歴を持ち、かつての英雄であるセフィロスとも共に仕事をしそして狂気に駆られた現場にも居合わせた因縁。

 そのセフィロスが再び現れ、彼を追うのがもう1つの目的となるのですが、クラウドの様子だけは彼との接触によりどんどんおかしくなっていく。接触する度にノイズが走り途中では操られたような素振りが挟まり、そしてクラウド本人が語る過去との認識の齟齬。

 それらが極まった先に明かされる結果がクラウドはソルジャーでもなくそれどころか本人ではなく造られた人間だったという事実。そして彼は壊れて離脱してしまう。主人公離脱は当時のプレイヤーであればクロノ・トリガーのクロノに次ぐ再びの衝撃があったと思います。

 けどその真実は更に展開が回っていく。
 死した人間がそこに行く精神エネルギーの塊であるライフストリームにヒロインであり幼馴染でもあるティファと共に突き落とされ、そこでもう1度2人はクラウドの真実を求める。

 クラウドは確かにソルジャーではなかった。だがセフィロスの凶行に駆られた場には確かにいた。ソルジャーになるという夢破れた若者というただの一兵士として。

 確かにその場にいて、幼少にティファと約束した通りに彼女を救い、そして何よりその時のセフィロスに1人立ち向かい勝ったのがクラウドだった。
 彼がソルジャーと名乗るのは当時同行していた本当のソルジャーであったザックスとの逃避行の中で散った彼の記憶が最後に流れ込みそしてティファとの再会でティファとザックス、双方の記憶を混ぜ込んで使ったからこその齟齬だったというのも練られていた。
 そうやって全ての疑念を振り払い真実を自分を取り戻してクラウドは再びパーティに復帰する。

 そして真実が明らかにされクラウドが復帰した瞬間にそのモヤが晴れたようにストーリー的には追い詰められているのもいいとこなのにプレイヤーもパーティもどこか前向きになれる。

 嘘というのは真実を少し混ぜれば騙せると言いますが、まさかの語り手である主人公が真実に嘘を混ぜる形になっていて、しかも本当の真実が明らかになると廃人となって離脱するまで追い詰められる。
 しかしそこからここまで熱い展開で自分を取り戻す当時としてはかなりの秀逸かつ練りに練られた展開であり、多くの人間を惹きつけた。

 今の彼のパブリックイメージはクールな印象が強いでしょうが、実際にプレイした自分も含めた当時のプレイヤー達には繊細で純粋、しかし守ると誓った約束を果たしていた熱い男でもありました。
 クールに始まった主人公がまだ主流であり、今じゃ少し避けられる時代特有の熱い主人公にも変わるというのが惹きつけまくったものです。
 このゲームのキャラクターの話と言えばヒロイン論争が多いですが、それよりも自分にとってのキャラクター面での評価点はこのクラウドの主人公としての展開の緻密さだと評価しています。

 そしてこのゲームは舞台である世界…というか星というのがこのゲームには相応しいですね。星の設定もよく練られている。

 この世界の星の血肉でもあるライフストリーム、死しても尚意思は精神は星に血肉として残る。
 この設定があるからこそ本作の最大の衝撃の1つであるエアリスの死。その意思が最後まで残ることに繋がり、いつまでも仲間としてヒロインとしての存在感が残るようになっていると思います。(だからこそヒロイン論争は過熱したとも言えますが…)

 このヒロイン論争はプレイヤーごとに答えを求められる物なので、断定するようなものでありせんが、自分としては陳腐な言い方や分け方を敢えてして、過去とのつながりでクラウドを拾い上げることが出来たティファは主人公に対するヒロイン。最後まで星やストーリーに影響のあるエアリスは作品としてのヒロインかなと言うのが結論ですね。

 改めてプレイするとFF7に漂う空気感はやはり独特であり、様々な面で時代特有の要素が感じられました。

 それはずっと言っている空気感は勿論のこと、新しい表現である3Dグラフィックが発展しきっておらず、まだ拙いからこそ許容出来る言動やモーションもある。

 あの世紀末が迫る時代だからこそ生まれたストーリーや演出だったと思いますね。

育成システムであるマテリアの魅力

 FF7と言えばやはりマテリアシステム。

 マテリアというアイテムを装備することで様々な魔法、コマンド、召喚、アビリティなどを使用出来る。

 装備ごとにあるマテリア穴にマテリアを嵌め込み、連結穴であれば組み合わせによって様々な戦略が取れるなど、システムの奇数、シナリオの偶数と呼ばれたFFシリーズの中でもジョブシステム同様に語られるシステムでしょう。

 あの世代のライトなゲームをやっていた少年の中にはいわゆるビルドを組むというのを本作で初めて体験したと人も多いのではないでしょうか?

 鍛える要素もあり、最大まで育成するとそのマテリアが増えるのでレア物1点を全員につけることが出来る。
 魔法、召喚、コマンドを各種ごとに全てマスターにすると1つのマテリアで全てを使用出来るマスターマテリアと交換出来るなどのやり込み要素でもありました。

 このシステムの良いところは先程も言った通りにビルドを組む楽しさ。魔法に全体化をつけるなんてシンプルなものから、後半に入るとファイナルアタックなどを始めとした無法な組み合わせを楽しめるようになる。

 何気に秀逸なのはマテリアはアイテムということ。これは好みの話になるのでどちらが優位というわけでもないですがジョブシステムは各キャラクターごとにジョブを鍛える必要がありますが、マテリアは拾ってつけるだけでいい。何なら鍛えたマテリアを他のキャラクターに使い回すことだって出来る。

 なのでストーリーを進めて新しい物を拾うだけでどう使うのかという新体験をすぐに試せるのが秀逸だなと改めてプレイして思いましたね。
 しかも記憶よりもずっとマテリアが手に入るペースが早いので飽きが少ないのも良いポイントでした。

 逆に難点としてあるのがジョブシステム同様にキャラクターの差別化には繋がらない。全員が平等に同じことが出来るので平均化はされますが、魅力的なキャラクター達の性能面での個性にはならないんですよね。

 リミット技がその個性に当たる訳ですが結構格差が大きい上に補助技が少ないので純粋に性能差に繋がるだけになっているのが惜しいところ。
 キャラクターごとの個性がもう少しあればあくまで個人的には好みでしたが、FFは従来でも個性より平均を求めるタイプですので、そのシリーズに求める自分が間違っているって話ですね。(それに当時はそこに疑問や不満はなかったのでそれは正しいと思う)
 歴代でも個性が重視されたのは個別コマンドある4や9くらいなので言ってもしゃあない奴ですね。6も個別コマンドですが、あちらも7に近くみんなが魔法を使えて平均化された中で個別コマンドで性能差が生まれていると思っているので除外しています。

 そしてもう1つの難点は言うまでもなく魔法が相当に割りを食っているところもありますね。

 魔法を使うには各種魔法マテリアが必要ですが、それが細分化されていること、全体化などの手段もマテリアが必要ということで、手間とマテリア穴を圧迫する割に…ってことになりがち。
 ファイナルアタック×蘇生などの王道コンボは強いので最終的には輝く物もありますが、慣れているとマスター魔法の入手がスタート感はあります。

 ここら辺は魔法が強かった6の反動もあるのかなと思ったりもしています。シリーズ全体で見れば本作は割りを食うターンだったって奴ですね。

 それでも全体評価としてはやはり秀逸。

 拾うだけでビルドが楽しめる、育成が他のキャラにも使い回せる。育成してマスターにすればマスターマテリアを作れたり強力なマテリアを最大まで育成して増やせるやり込み要素にもなる。

 1つの育成システムとしては完成度の高いシステムだったんだなと改めて感じました。

時代特有は欠点もあり

 ここの項目は不満だけで短いですが、時代特有というのはやはりノスタルジックを感じる良い面だけではなく、欠点もあります。

 リマスター作品などには全部に自分は言っている気がしますが、やはりこの時代のゲームは時限要素や取り返しのつかない要素が多いですね。

 特にFF7は最強武器や一部のレアマテリアにまでそれが及び、その結果最強に出来ないキャラ。試せないビルドが発生するのは良くない。

 そのボリューム故に取り返しのつかなさは重く、周回なども当然ないので攻略前提。
 これもネットがない時代特有で友達と話すこと、雑誌に載る攻略情報や攻略本に価値を持たせることが重視されていたが故のことですが、改めてやると取り返しのつかない要素を攻略で確認しながらプレイするのは煩わしさがあるのは否定出来ない部分でした。

 当時のゲームをやるのだから、当時のその要素も受け止めなくてはいけないのですが、“今”プレイすると気になる要素になるって奴ですね。

ブースト機能はありがたい

 現在配信されているFF7についているブースト機能。

 当時のゲームを少しでも快適に…という方針でつけられることもある便利機能ですが、このFF7のブースト機能もやはりありがたい物でした。

 自分はPS版プレイなのですが、これには常にHPMPリミットゲージ全開や3倍速、エンカウントオフなどがあります。(ちなみにsteam版だとステMAXや5倍速などもあるそうです。)

 特に倍速は良かったですね。

 この当時のゲームは3D化全盛期。
 新しい表現によって凝った演出も増えましたが、テンポの悪い…良くない言い回しをするとくどい演出も増えていました。

 そこら辺を変えることは出来ませんが、この倍速によって実質的な緩和にすることは可能。正直自分は3倍速だけはONにするくらいには使っていましたね。

 エンカウントオフも意外と高いエンカウント率を無視出来ますし、常時ゲージMAXはリミット技習得に使ったりもしました。(特にエアリスの大いなる福音習得には便利)

 過去の作品をベタ移植する以外であればこういったブースト機能があるのはやり直すモチベーションに繋がるのでこれからも積極的にリマスター作品などには導入していって欲しい物です。

まとめ

 というわけで久しぶりにFF7(オリジナル)をプレイした感想でした。

 振り返ると改めると全てが当時だからこそ出来た許された何もかもが噛み合った時代の寵児ってゲームでしたね。

 振り返ると世紀末という時代を反映した空気感。それをクラウドの真実からのカタルシスで打ち破る計算されたストーリー。
 まだ発展途上だからやれたグラフィックによるコミカルさも混じえた演出。それらから抽出された魅力あるキャラクター達。離脱するヒロインすら最後まで存在感を残す星の設定。

 システムではマテリアの組み合わせや育成によるボリューム感は新機種による新時代を予感させた物で今やっても双方共に夢中になれる要素でした。

 ちょっとしたくだらない反発から再プレイした訳ですが、そんなんどうでもいいし、過激なこと言うとあいつら分かってねえなぁ!と思うくらいには名作。

 間違いなく時代を代表する1作だったなと再確認するだけのゲームでした。


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【シャニソン】8/10のガシャ更新内容https://crow-diary.com/the-idolmster-shiny-colors-song-for-prism-2026-august-10-2/https://crow-diary.com/the-idolmster-shiny-colors-song-for-prism-2026-august-10-2/#respondMon, 10 Aug 2026 04:18:33 +0000https://crow-diary.com/?p=29469

 シャニソンの8/10の更新情報まとめ。  今日はガシャのみ。  限定★3【点の渚】風野 灯織がピックアップ。  有償ステップアップも開催。  ★3【夏空、現れたり】浅倉 透、限定★3【夏の先の眩しさよ】幽谷 霧子が排出 ... ]]>

 シャニソンの8/10の更新情報まとめ。

 今日はガシャのみ。

ガシャ更新

 限定★3【点の渚】風野 灯織がピックアップ。

 有償ステップアップも開催。

 ★3【夏空、現れたり】浅倉 透、限定★3【夏の先の眩しさよ】幽谷 霧子が排出される復刻ガシャも開催。
 サポートの方にはピックアップこそされていませんが、これまでの復刻された限定サポート3人に加えて限定樹里サポートも排出されるようになっています。
 期間中にログインすれば復刻チケット10枚貰えるのでそちらも忘れずに。

 復刻の方も有償ステップアップガシャが開催されています。


今回は

 今日の更新はガシャのみ。

 そのガシャの方は予測通りに灯織。
 性能は限定でフリック&オール持ちというイルミネには薄かった部分を補う形。使い所が多い訳ではないので、性能目当てで引くならそこは考慮しましょう。衣装目当てならGOです。

 そしていつものガシャ予測。
 今回灯織が来たことから、残りの水着楽曲選出メンバーを考えると次回は6周目も水着もまだ来ていないちょこ先輩でほぼ決定でしょう。
 これに関しては自信あります。次回いきなり水着じゃないですとかやられない限りは自信あります。

 というわけで今回は以上!


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【シャニソン】限定★3【点の渚】風野 灯織 評価https://crow-diary.com/the-idolmster-shiny-colors-song-for-prism-hiori-shore-of-points/https://crow-diary.com/the-idolmster-shiny-colors-song-for-prism-hiori-shore-of-points/#respondMon, 10 Aug 2026 04:01:29 +0000https://crow-diary.com/?p=29428

所属 タイプ イルミネーションスターズ Vo Da 1204 1203 Vi Me 2008 1087 ライブスキル フリック&オールスコアUP 5秒間フリックノーツのスコアが540%UPする。それ以外の場合スコ ... ]]>

ライブ性能

所属タイプ
イルミネーションスターズ
VoDa
12041203
ViMe
20081087
ライブスキル
フリック&オールスコアUP5秒間フリックノーツのスコアが540%UPする。それ以外の場合スコアが150%UPする
各LVの効果値
フリックスコアUP
400% / 420% / 460% / 500%/ 540%
その他スコアUP
80% / 90% / 110% / 130%/150%
センター効果
ビジュアルUP編成PアイドルのViが20%UPする。

評価

 Vi特化の限定Pアイドル。

 ライブスキルはフリック&オールスコアUP。イルミネで持ってくるのはこの灯織が初めて。そしてフリック系そのものもイルミネは今まで限定真乃のみしか持ってこなかったので貴重ですね。
 フリック系は使い所は限られますが、使えるところでは必須なので最新限定で持ってきたのは大きいでしょう。
 センター効果の方はビジュアルUP。基本的に使うことはないでしょう。

 総合するとイルミネとしては貴重な最新の限定のフリック持ち。
 Vi系の中では最も高いステータスですが、複数使いが必要な曲の場合はVo系やDa系のリフラクにちかや小糸と被っていないのは編成的にはややフリックな部分かもしれません。

 とはいえサポートの同時入手が消えた今、水着で演出対応衣装というだけでMV的にはアドバンテージあるのでそこには十分な強みがあると言えます。


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ゲーム盆栽結果報告書その43 FINAL FANTASY Ⅵ ピクセルリマスター お留守番&番外編https://crow-diary.com/game-bonsai-results-report-final-fantasy-6-pixelremaster-staying-home-alone-and-extra/https://crow-diary.com/game-bonsai-results-report-final-fantasy-6-pixelremaster-staying-home-alone-and-extra/#respondFri, 07 Aug 2026 16:36:31 +0000https://crow-diary.com/?p=26384

 ゲーム盆栽結果報告書第43段。  今回はFF6リマスターから惜しく最終パーティから漏れたキャラ、そしてバナンの紹介です。 ・ステータス ※数値は装備込み HP 9784 MP 999 力 27 素早さ 37 体力 23 ... ]]>

 ゲーム盆栽結果報告書第43段。

 今回はFF6リマスターから惜しく最終パーティから漏れたキャラ、そしてバナンの紹介です。

ゴゴ

・ステータス

※数値は装備込み

HP9784
MP999
27
素早さ37
体力23
魔力37
攻撃力181
防御112
回避率10
魔法防御150
魔法回避率96

・装備

右手ウィザードロッド
左手フォースシールド
サークレット
ミラージュベスト
アクセサリーミラクルシューズ
アクセサリーブレイブリング

合計ステータス:力+2、素早さ+7、体力+3、魔力+11

 崩壊後に加入するFF5からのゲストキャラクター。

固有コマンドはものまね…だけではなく、他のキャラクターの固有コマンドをものまねも可能。なので人によって色々な運用が可能。その魔石も他のキャラが使った後にものまねで再度使用可能など、ゴゴだけの独自性が担保されています。今回は覚えた技、魔法、投げるにしています。

 育成面では魔石装備出来ないので魔石ボーナスを受け取る方法は無し。なので重要なのは装備面だけですね。
 武器はウィザードロッドで魔力を上げて、フォースシールドとミラージュベストで可能な限り、敵の攻撃の回避を狙いました。

 昔はガウ辺りと瓦礫の塔突入メンバーでスタメンを交代していたのですが、低レベル進行による魔石ボーナスの有無。更にガウの仕様への理解が自分の中で進み、時を経てこちらがお留守番になってしまいましたね。

ウーマロ

・ステータス

※数値は装備込み

HP9808
MP989
62
素早さ33
体力46
魔力37
攻撃力198
防御217
回避率18
魔法防御158
魔法回避率15

・装備

右手ボーンクラブ
左手
スノーマフラー
アクセサリー吹雪のオーブ
アクセサリー怒りのリング

合計ステータス:力+5、魔力+5

 お留守番2人目のウーマロ。
 常にランダム行動を取るため、使いにくい共放置でOKな分かりやすいキャラとも言えます。

 その魔石ボーナスの恩恵も受けないので、結果としてお留守番率は相当に高いのではないでしょうか。

 運用はランダムで攻撃してくれるを待つしかないのでその期待値を上げるために吹雪のオーブと怒りのリングを装備しています。

 強化しても不安定、やることは魔石ボーナスがないためレベルを上げるだけ。
 つまらないように見えて、崩壊後に全員加入後にレベルをやっても魔石ボーナスが関係ないため気軽にレベルを上げられて魔石が揃うまで連れ回せるというゴゴと同様の貢献度のある活躍をしてくれるのが強みでした。

バナン

 ここからは番外編。

・ステータス

HP9794
MP
10
素早さ24
体力11
魔力38
攻撃力117
防御110
回避率36
魔法防御96
魔法回避率32

装備

右手パニッシャー
左手すで
三角帽子
シルクのローブ
アクセサリーなし
アクセサリーなし

 途中でフェードアウトしてしまうリターナーのリーダーであるバナン。

 彼の育成はゲーム的にはほぼ意味無し。しかし、平均レベルには影響ない上にピクリマの便利機能があるために無駄と知りながら悪魔の囁きになってしまって育成した結果となります。

その時の心境がこちらし↓

【コラム】人は手が届くと思うと愚かにも意味のないことに力を入れてしまう【FF6】

 性能としては特に言うことはないのですが、レベル99でのいのるの回復量はなかなかの物。

 これをノーコストで使えるので、スポット参戦キャラとしては優秀とは言えるのでしょうね。

 これをやった結果得られる物はオルトロスとタイマンて勝てること。後はこうやってブログのネタに出来るくらいですが、でも変な楽しさがあったのは確かです。

ただやるのはオススメしません


FF6盆栽結果


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「己の寿命を費やしたという寒気に襲われる」 ある意味怖いホラー映画4選https://crow-diary.com/waste-of-time-horror-movies-selection/https://crow-diary.com/waste-of-time-horror-movies-selection/#respondSat, 01 Aug 2026 03:30:54 +0000https://crow-diary.com/?p=29054

 この世の中で1番の恐怖は何か?それはやはり死の恐怖。  死に近づけば人は恐怖する。そして人の寿命と言うのは=時間であります。  今回は見てしまえば、時間をただ奪われるだけ、己の寿命をこの時間に僅かでも費やしてしまったの ... ]]>

 この世の中で1番の恐怖は何か?それはやはり死の恐怖。

 死に近づけば人は恐怖する。そして人の寿命と言うのは=時間であります。

 今回は見てしまえば、時間をただ奪われるだけ、己の寿命をこの時間に僅かでも費やしてしまったのか…

 自分が見てきてこのブログに感想を遺したそんな恐ろしい後悔に襲われた映画を4本紹介致します。

 恐いもの見たさで見るも良し、己の時間を奪う物から避ける情報として処理するのも良し。

 ただもし見るのであれば己の時間を…寿命を…なんて物に費やしてしまったんだ…という恐怖に襲われ、陵南戦の三井ばりの後悔を抱えることだけはゆめゆめ覚悟するするようにしておきましょう…

 ツッコミ入れながら見る分にはホラーの趣旨からは外れますが、それはそれとして楽しめるんですけどね。

1. 人間模様で脱線しまくる恐怖『アンツ・パニック!』

 最初に紹介するのは、ヒアリの恐怖を描いたはずのパニックホラー『アンツ・パニック!』です。

アンツ・パニック!

 パニック映画といえば、群がる虫やモンスターの脅威にハラハラするのが醍醐味のはず。……なのですが、本作は驚くほどヒアリが活躍しません。

 とにかくメインのパニックを置き去りにして、登場人物たちのどうでもいい人間関係描写で横道に逸れまくります。

 都会から引っ越してきた妻のイライラ生活や、夫に惹かれていく研究者の不倫・横恋慕ドラマが延々と展開。「あれ?自分は昼ドラでも見させられているのか?」と正気を疑う尺配分になっております。

 肝心のヒアリも怖くなく、中盤まで見ても「これまでの描写、ほぼ必要ないな?」と悟った瞬間に虚無の恐怖が襲いかかります。

 とはいえ、このガバガバな脚本と横道逸れまくりの展開こそZ級映画の醍醐味。たまにこういう映画を通過することで「普通の映画ってこんなに面白いんだ…」とありがたみを再確認できるようにはなりますよ。

感想記事はこちら👇

アンツ・パニック! 【映画】やべえぞ!Z級だ!逃げろ! アンツ・パニック! 感想

2. 見終わっても何も残らない『アメリカン・ゾンビランド』

 お次は、本物のゾンビを使って映画を撮ろうとするオタクたちを描いたゾンビコメディ『アメリカン・ゾンビランド』

アメリカン・ゾンビランド

 タイトルから漂うB級臭に惹かれて手を出したのですが、待っていたのはなかなかの苦行でした。

 終始、下品な下ネタと低俗な会話のノリだけで進行し、登場人物にまったく真剣さや軸を感じられません。

 ゾンビ映画なのに肝心のゾンビの出番は少なく、視覚的にも汚い絵面や露悪的な演出ばかりが目立ちます。

 観終わった後に爽快感も無ければメッセージ性も一切無く、ただ「酔っ払いが作ったようなクソさ」を直撃され、「なぜ自分はこの87分間を差し出してしまったのか…」という深い後悔に包まれます。

 一応フォローしておくと、登場人物の中で唯一まともな小学校教師のパムだけは清涼感があります。
 また、1人観賞だと冷めた目になっていきますが、酒を飲みながら友人同士でツッコミを入れて「苦行を共有するアトラクション」としてとことんまで陶酔してから見れば、ワンチャン、後でバカ話として思い出に出来る需要はある…かもしれません。

感想記事はこちら👇

アメリカン・ゾンビランド 【映画】こ、これは苦行 アメリカン・ゾンビランド 感想

3. 歪んだ時空を体感する『アズ・ナイト・フォールズ 呪いの連鎖』

 3本目は、フロリダの郊外の一軒家を舞台にした怪異&サスペンスホラー『アズ・ナイト・フォールズ 呪いの連鎖』です。

アズナイトフォールズ

 呪われた家、少女の霊、迫りくる惨劇……あらすじだけ読めば王道のホラー映画なのですが、中身の構成が完全に事故を起こしています。

 本作の罪深き点は「とにかく長いパリピのパーティーシーン」

 ホラー映画でパリピが盛り上がるのはお約束ですが、まぁこの映画はそれが長い。
 映画の前半〜中盤にかけて、ただパリピがダラダラとパーティーをしているだけの映像を見せられ、「自分はいったい何を見ているんだ…?」と時空が歪む感覚に陥ります。

 ホラー展開を期待して待っている時間ほど、無駄に時間を過ごしていると感じる瞬間はありません。

 しかし!後半に入ると一転して急にはっちゃけ始め、アホ全開の展開になだれ込みます。
 前半の虚無感を乗り越えた先にある怒涛の展開には思わず笑ってしまうカオスさがあり、B級特有の妙な味は残してくれます。

感想記事はこちら👇

アズ・ナイト・フォールズ 呪いの連鎖 【映画】パリピな前半とアホな後半で何を見てるか分からねえ! アズ・ナイト・フォールズ 呪いの連鎖 感想

4. 永遠に続くヒステリー『ナイト・ゼロ 人類終焉』

 最後に紹介するのは、人々を狂わせる神経ガスと謎の襲撃者に脅かされるシチュエーション・スリラー『ナイト・ゼロ 人類終焉』です。

 パッケージのカッコよさと「閉鎖空間での立て籠もり」という大好物なシチュエーションに惹かれて鑑賞したわけなのですが……。

 ゾンビやエイリアンの脅威を描くのかと思いきや、映画の大部分を占めるのは家の中にいる人間たちのヒステリックな会話劇です。

 登場人物全員がパニックになって延々と怒鳴り合い、険悪な夫婦喧嘩と不満のぶつけ合いだけで話が進行していきます。

 好感を持てるキャラクターが1人もいない状態で、残り20分になるまでまともに事態が動かないため、苛立ちを通り越して純粋な「虚無」が押し寄せてきます。

 救いとしては、極限状態の中で人間の醜さや感情の泥沼化をこれでもかと見せつけられる点。
 ゾンビ映画として見ると赤点ですが、「極限下で壊れていく人間ドラマ(?)目線」で見れば、ギリギリ何かを感じ取れなくもない仕上がりにはなっています。

感想記事はこちら👇

【映画】ナイト・ゼロ 人類終焉 感想 これもしかしてつ、つま…

まとめ

 以上、見終えたあとに「己の貴重な人生(時間)を削ってまで何を見ていたんだ…」と寒気に襲われたホラー映画4選でした。

 ボロクソに書いた気もいたしますが、自分は割とそういう物だとその要素込みで楽しんでいたりはします。
 こうした「時間の無駄感」を噛みしめることこそが、マイナー映画やZ級映画を掘り進める醍醐味でもあります。

 所謂大手の映画がどれだけ酷評されていようとこの手の映画を見ると破綻を感じないだけ映画だなと思える。
 美味しい料理をより美味しく感じるためには、時にはこうした珍味で胃を鍛えることも必要なのかもしれません。

 もし気になった(あるいは覚悟が決まった)奇特な方がいらっしゃいましたら、この湿気のあるクソ暑い夏に変な物に時間を費やしたという寒気を得るために見てくださいな。

 ……見終えた後の責任は一切取りませんので悪しからず!


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