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人は手が届くと思うと愚かな考えに支配される。
かつて考えはしたけど流石に…と思い至ってやらなかったことに手を出してしまうこともある。
突然キモイ自分語りから始まりついでに更に自分語りを重ねるが唐突だが自分は今FF6ピクセルリマスターをプレイしている。

ピクリマシリーズは5までプレイしてキャラの育成やり込みも盆栽という形としてこのブログにも載せていた。
その後は当然6…と思っていたけど、何やかんや他のゲームに手をつけていて中断していたこの最後のピクリマを再開したのだ。
自分にとってFF6は思い入れのあるゲームだ。
何と言っても人生で2〜3番目くらいにプレイしたRPGだから。

ちなみに最初はクロノ・トリガー。
そんなゲームの盆栽だ。妥協は出来ない。
ただこのゲームの盆栽ははっきり言って面倒だ。
このゲーム、キャラクターの能力値はHPとMP以外は普通にレベルアップしても上昇しない。
物語の途中から手に入る魔石。その魔石にあるレベルアップボーナスという機能で能力値を上昇させる必要がある。そして上昇量の高いボーナスの魔石は当然後半の方にある。
そう、つまりやり込みのためには低レベル進行が求められるのだ。
今となっては(というか自分もそう思っているが)所謂取り返しがつかない育成要素、現代では忌避されるし、何なら自分もそう思っている。
とはいってもあくまでこの育成は自己満足。
能力が上昇しなくてもレベル補正でダメージは上がっていくので詰まる余地は殆どないゲームだ。詰まることはありえない。
だからこれをやるのは本当に自己満足だ。でもそれを知ってしまうと気になってしまうのが人のサガ。そして再び出会えたゲームなら尚更それをやりたくなるのも人のサガだ。
幸いにもFFピクセルリマスターシリーズにはそんな盆栽に対してありがたいシステムがあり、ブースト機能によって経験値を0〜4倍に出来る。更に面倒なエンカウントは避けることも可能だ。(FF6の場合はこれを完全に無視することが出来ないのもまた大変なのだが)

当然自分もかつてやれなかったことをやろうと低レベル進行のために経験値0倍にしている。
しかし、そんな意気込みで始めた自分の前にそいつはそのイベントはやってきた…
それがゲーム最序盤のイベントであるバナン護衛イベント。
バナン護衛イベントとはその名の通り、リターナーのリーダーであるバナンを護衛するイベント。一時加入した怖い顔のおじさんバナンを護衛して目的地に着くというもの。

彼が倒れるとゲームオーバーとなり、当時はオルトロスのタコ足で一撃で死んでゲームオーバー…なんて経験をした人も多いと思う。
自分も後列に下げる、防御をするというダメージを減らすためのRPG定石の発想をまだ持っていなかったので苦戦したものだ。
少し話が逸れたがこのバナン、先ほども言った通りに正式加入はしない。
なのでパーティの平均レベルにも影響はなく、低レベル育成においても育成しても問題ない数少ないキャラとなっている。
そこで芽吹いてしまった愚かな思考
このゲームのブースト機能は0〜4倍に出来る。
そう経験値も4倍だ。ならバナンをレベル99にするということも出来るのではないか?と。

普通ならやらない、なぜなら意味がないから。普通ならやらない、なぜなら時間がかかるから。
しかし、今は僅かながら意味がある。バナンのレベルを上げればオルトロス戦に何の憂いもなく挑める。経験値4倍にしてしまえばかつてよりもかかる時間が4分の1で済む。その悪魔の誘いによりその愚かな行いは始まった、始まってしまった。
そうバナンレベル99である!
やることはシンプルだ。ティナ、エドガー、マッシュにはレベルが上がらないようにバナンに経験値が集中するように床に寝ていてもらう。
それをやったら後は1つだけ、ただひたすらに雑魚と殴り合う。とても単調な作業だ。経験値4倍だけならとても耐えられないだろう。しかしピクセルリマスターにはもう1つの機能が存在していた。
それがオート機能だ。

このオート機能は事前に選択していたコマンドをひたすら繰り返すという便利な機能。マッシュの必殺技のコマンドすら省略してくれるという便利すぎる機能。
これを使うと自分は一切コマンド操作をせずに敵のエンカウントのためにただ歩き回るだけでいい。ちなみにオート中には戦闘が倍速になるので時短にもなる。
この便利すぎる機能が自分の愚かな考えを更に後押ししてしまう。決断した以上は後はやるだけだ!
と、そんな意気込みの果てに挑んだ結果がこちらだ…
バナンレベル99

立派だ…ここまで来たらオルトロスは愚か、この時期の敵と正面から殴り合っても負ける余地がない。

ここまで来るとたたかうのダメージも固有コマンドのいのるの回復量もこんなことになる、すごいぞバナン!


これにかかった時間はこちら。

41時間弱!
いや、もうゲームクリアしてるよこれ!マジで何も残らないのに等しいのにこんなことするとか寄り道なんてレベルじゃねえぞ!
しかもこれは4倍にした上での時間、昔ならこれの4倍以上時間がかかったと考えるとあまりに恐ろしい…
この周辺で現れるモンスターもこれくらい始末してしまった…



全員1000体超え。やり過ぎである。
ちなみにだが、最後のアンシリーコート。こいつ回避率0のはずなのに異様なくらい回避してくるので多分設定か図鑑の表記がミスっていると思う💢
このように果てしない道のりのはずの物に便利な機能によって自分にも手が届くのでは?そう思うと人は時に愚かになってしまう。
経験値4倍に出来なかったら気が遠くなるからやらなかっただろう。オート機能がなかったら毎回コマンド操作するのが面倒でやらなかっただろう。しかしそれらは出来てしまった。その結果愚かなことに時間を費やしてしまった…
でも昔やれなかったことを時を経てやれるのって…楽しいよね!

