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製作国
イギリス
監督
スコット・ジェフリー
レベッカ・マシューズ
出演者
デレック・ネルソン
ニコラ・ライト
ジョージー・バンクス
ミーガン・パービス
リチャード・コバクス
今回は小規模ジュラシックな映画、ジュラシック・ウッズ(原題:Hatched)感想のです。
ジャンルはアドベンチャーで上映時間は約80分となります。
この映画の見どころ
・恐竜達に襲われるモンスターパニック
・命を操作することによる代償
目次
あらすじ
生物学者のサイモンは、DNAの操作で恐竜をこの世に蘇らせることに成功した。それは彼の長年の夢だったが、計算違いは恐竜が驚異的な速さで成長することだった。
何も知らずにサイモンの元を訪れた親戚のジョスリンとケイトリンの一家は、襲い来る恐竜たちから逃れられるのか・・・
Amazon商品ページより
登場人物
・ジョスリン
ケイトリンの姉
家族思い
・ケイトリン
ジョスリンの妹
・サイモン
生物学者
ジョスリンとケイトリンの兄
・マーク
サイモンとクリスティンの息子
・フレッチャー
ジョスリン達を救出に来た軍曹
作られた命
この映画に出てくるのは恐竜、つまり何がしかの理由で現代に復活しないといけません。
そしてこの映画では生物学者のサイモンが息子のマーク死を嘆き遺伝子操作で息子を見守るマークのクローンを作り出します。
さらについでに恐竜の化石も貰ったので彼らも復活させます。
恐竜とクローンの子供、まるでどこかのジュラシックなワールドの炎な王国みたいですが、当然そのまんまにするわけでもなく一捻り入れてきています。
まず上に書いた通りマークを復活させたことと恐竜の復活をさせたことは特に関連性はないです。
生き返らせたマークは数ヶ月で数年分成長するという寿命の問題を抱えていますが、
別に恐竜復活させてそれの遺伝子情報から対処を見つけ出そうとしたとかそういうわけでもないです。
マークの問題に対処しつつ貰った化石から恐竜も復活させちゃったみたいなノリです。
これは完全にマッドですね。間違いない。
そんな命を冒涜するようなことをしたので当然サイモンは冒頭で恐竜に喰われて退場してしまいます。
そして復活して大暴れする恐竜達、これもど定番のティラノとラプトルの2種類が暴れることになります。
この2種類の恐竜の数はなんと驚くなかれ、ティラノ1頭ラプトル2頭という省エネ少数精鋭の構成です。
少ねぇ…いや無駄のない構成ですね!
余談ですがティラノのお手手は妙に小さくて可愛いです。
そんなサイモンに新たに生み出されたマークと現代に復活して恐竜達ですが、やはりこの手の映画のお約束。
命を冒涜したら代償を支払い幸せになることはできません。
サイモン自体はOPで死亡するので代償を痛感することは出来ませんが、
彼の家に来た家族は何人か死亡しそしてマークもラストで力尽きてしまいます。
この命を思うように操作することは出来ないという部分に関してはある意味本家よりしっかりやっているかもしれません。
ラストも恐竜の卵が孵化することで終わりサイモン個人がやったことではありますが、人間も代償を支払うということになるのでしょう。
トラブルメーカー
一応モンスターパニックものなのでやはり周りを引っ掻き回すトラブルメーカーも存在します。
この手の映画だと大体子供かヒロインがそれを担当することが多いですが、この映画は一味違います。
まさかの救出に来たフレッチャー軍曹率いる救助チームがトラブルメーカーです。
この救助チーム、ケイトリンの恐竜がいるという連絡で駆けつけてくれる物分かりの良さですが、なぜかジャスリン達を脱出させようとしてくれません。
恐竜の連絡きて速やかに駆けつけたこと、なぜか科学者の女性まで連れてきてること、
これらのことからサイモンの研究などについて別の思惑があるのではと匂わせていますが、
なんとそんなことは全くありません!
恐竜を街へと出さないために逃げるなとよく分からない理屈で脱出させようとしないだけなのです。
痺れを切らして独自で逃げ出そうとしたジョスリン達に銃口向けて父を撃ち殺すという所業など絶対に他の思惑あるだろと思わせて何もないのです。
普通に車で逃げればいいだけなのにそこまで頑なな意味が分からないまさしくトラブルメーカー。
全員でさっさと車に向かったら間違いなく生存者増えてた案件です。
一応増援を待つという理由もあるにはあるのですが車で来た救助チームが10〜20分で来れるのに、
ヘリを使う増援が何故か1時間かかるというのも準備時間考えてもなかなかの突っ込みどころです。
なんというか主人公達は騒がしいですが客観的に見ると比較的冷静に行動していて、
軍人達は静かにパニックになってるような行動が多いそんな珍しいトラブルメーカー達でした。
ここまで見たら分かると思いますがジョスリン達あまり活躍しません。
まとめ
どっかで見たような設定のジュラシックなこの映画。
CGがちょっとクオリティ低めなのと食われるシーンをボカし気味など少し予算の都合を感じる部分もありますが、
この規模の映画で今更それを気にする人なんていないでしょうからそこは十分目を瞑れる範囲ですね。
命を操作することに対しての代償というテーマに関しては悪くないストーリーとラストで自分は結構気に入った映画でした。
他のモンスターパニック映画はこちら。