この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
監督
スコット・ジェフリー
レベッカ・マシューズ
脚本
ベン・デマリー
出演者
ロバート・ブロンジー
ゲイリー・ダニエルズ
サラ・T・コーエン
ベッキー・フレッチャー
ニコラ・ライト
映画ザ・ガーディアン(原題:The Gardener)見たので感想書いていきます。
上映時間は約88分でジャンルはアクションです。
目次
あらすじ
各地の戦場で活躍した後、自ら引退した最強の兵士・ピーターは、静かな暮らしを求め、スティーブン家の庭師の職を得る。家族とも打ち解け、穏やかな日々が続く。
しかしある日、邸宅が突然の襲撃を受ける。悪名高い冷酷非道なマフィアの王、ヴォルカーが手下を放ったようだ…。家族を護りながら反撃に出るピーター。
しかし、倒せど倒せど新たな襲撃者が送り込まれてくる。そしてついにヴォルガ―自身が邸宅に乗り込んでくる…。
Amazon商品ページより
✔️ピーター
アンダーソン家の庭師
✔️ジャスティン
アンダーソン家の長男
ピーターに懐いている
✔️スティーブン
アンダーソン家の家長
✔️ローレン
スティーブンの妻
✔️ハンナ
スティーブン家の長女
スティーブンとローレンの喧嘩に辟易している
✔️ヴォルガー
犯罪組織のリーダー
儀礼的なやり取りを好む
ストーリー感想(序盤)
冒頭からいきなり夫婦が容赦なく殺されるところから始まり、組織の容赦のなさが見せられていきます。
といっても後々の情報を知るとただの失態であることもわかるのですが、、
視点が変わってアンダーソン一家の視点となり、
そこでスティーブンの仕事がうまくいっていない事やそれにより夫婦仲の悪さで頻繁に言い争いをしており、
ジャスティンとハンナ2人の子供が嫌気をさしているのが分かります。
ハンナが家族と過ごそうとしなかったり、ジャスティンがピーターに懐いている理由が分かりますね。
庭師の仕事をしているピーターとジャスティンの交流はラストに向けて重要な要素であったので、ここは大事なところでしたね。
嵐が来ようと寒かろうと根は強い、根を守り栄養を与えている限りーー木は成長を続け花開く、ただ根気強く世話をする、人生も同じだ
このピーターの台詞、とてもいい台詞だと思います。
家族がうまくいっていない中でこの言葉がジャスティンにとっては最後に決断出来る言葉になったでしょうから。
✔️犯罪組織の視点
こちらのパートになると、彼らの次のターゲットがアンダーソン家であること、冒頭の事件の件の失態について、
そしてボスであるヴォルガーという人間について分かるようになります。
冒頭の件は誰もいない隙に盗みに入ったのを情報の伝達の失敗による失態で出くわした結果犠牲を出す結果になってしまったこと、
それに対してヴォルガーが失態を犯した部下にどう責任を取らせるかということ、それについてヴォルガーが静かに熱を持って語ります。
“侍”とは仕えること、侍は主君である大名に仕え、喜んで命を差し出した。
しくじれば自分と家族、そして何より主君の名誉が失われた。
名誉を挽回するには切腹しかなかった、儀式的な自殺、時代は変わったが伝統は残っている。
まさかの日本要素です。何となく形式ばったものが好みな男というのが分かります。
その後も、
俺は大名のように永遠の忠誠を求める。
償う機会を与える。
しくじったせいで罪のない家族が死んだ。
闘いで忠誠を示せ。
とこのように失態を犯した部下に自身と戦わせ生き残ったら許してやるというスタンスの男でした。
この後部下はしっかり殺られちゃうんてんすけどね。
✔️迎える夜
アンダーソン家への盗みの計画、これは今回も組織達との思惑から外れていくことになります。
本来なら誰もいなくなるはずの家がハンナが家族と過ごしたくないことから彼氏と過ごすことを選び、
それにより家族が出かける予定がなくなりスティーブン達が家に残るという予定外の事態になるからです。
そして迎える夜、お互いに何も知らないまま家へと侵入され、最悪のクリスマスが始まります。
ストーリー感想(ネタバレ)
✔️バカが紛れ込むと大変
いきなり酷い言葉ですが、実際組織の1人、ケリーによるおバカな行動が全てをおかしくします。
見つかることなく目的のものを盗んでそれで撤退して終わるはずが、
なぜかケリーが家族の前に堂々と姿を見せて物色を始めようとします。
このケリーが本当に色々と考えなしです。
上記の行動もそうですがマスクは家に忘れるわ、それでいて自分から姿見せておいて顔見られてるし殺そうとか言い始めるわでかなりのおバカです。
彼のせいで今回の事態が起きていると言っても過言じゃないレベルですね。
そして拘束されるハンナを除いた家族、そして困惑する組織の実働リーダーとお互いに混乱することになっていてカオスです。
その後間の悪い訪問をする家政婦を銃で殺してしまい、その音でピーターが動き出します。
これもケリーがやりますからもうどうしようもないですね。
その後はピーターの無双…とまでは言えないまでも確実に仕留める動きで途中で帰ってきたハンナと家族を救います。
✔️盗みの真実
そして対峙するピーターとヴォルガー、この盗みの計画がどうやって行われたのかなどが語られます。
手引きをしたのはスティーブン、破産寸前の状況をどうにかするために会社のものを盗ませて保険を貰い、
さらに盗み出したデータを売れば一石二鳥ということを考え行った自作自演の盗みの計画でした。
正直拙い計画ですね…
その後はピーターとヴォルガーのバトルが始まり、刺されながらも辛くも勝利します。
そしてもう1人の生き残りにピーター達が撃たれると思った瞬間、、
彼らを救ったのはジャスティン、ジャスティンは”家族は僕の根だから守らないと“とピーターの言葉を胸に彼らを救いました。
序盤の根についての話がちゃんと活きているのはいいですね。
✔️ピーターとヴォルガー
この作品はこの2人が軸となっていますが、ピーターはかなりの経歴の元軍人ですが衰えからか完全無欠まではいかない活躍であり、
ヴォルガーは仰々しいこと言ってるけどよく考えたらちょっとしょぼいのではと思わせる男でした。
特にヴォルガーは組織としては血の結束に近いことをしている組織なのですが、
作中だとやってることは空き巣強盗なんですよね。(しかもどっちも空き巣失敗)
見た目も言動もかっこいい雰囲気を纏っていながらのそこのアンバランスさはちょっと面白かったです。
アクション
動きはいいです。
アクションに関しては上の通り動きはいいです。
ただキレという意味ではそこまでではなく、ちょっともっさり気味です。
ですがそこら辺はリアリティとも取れるので作品の雰囲気には合ってるかなと思います。
他にはピーターが庭師なので庭の手入れ道具を武器や罠にしている部分は好みです。
こういうそこら辺にあるものを凶器として使いこなすのはプロフェッショナル感あっていいですね。
まとめ
侮っていた男が実は…なみんな大好きなタイプのアクション映画ザ・ガーディアン。
この手の設定のは今の時代は相当求められている感じがありますね。
主人公であるピーターがおじさんなため染み染みとした発言が聞けるのがいいアクションです。
敵のヴォルガーからも一見するとありがたく感じるような言葉も聞けますし、おじさん達の言葉も聞きたい方は是非とも。
他のおじさん映画感想はこちら。
にほんブログ村