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製作国
中国
監督
イップ・ウィンキン
脚本
シー・チャオ
撮影
モウ・シン
出演者
ルイス・ファン
ジアン・イーイー
ディエゴ・ダティ
何だっていい!ともかくアクションだ!
今回はそんなアクションたっぷり映画エッジ・オブ・トゥモロー(原題:神兵特攻/One More Shot)の感想です。
ジャンルは当然アクションで上映時間は約82分となります。
この映画の見どころ
・アクション!アクション!ともかくアクション!
目次
あらすじ
2025年――人類の存亡をかけた戦いが始まる
政府が平和の抑止力のために開発した戦闘用パワードスーツ。装着することで、圧倒的な破壊力とパワーを発揮できる。しかし、
その最強の兵器を奪い世界破滅を企む凶悪テロ組織が出現。それを阻止すべく、SPのロン・ウェイはたった一人で敵地からパワードスーツを奪還することに成功する。
だが、テロリストに娘を人質に取られてしまう。ロンはパワードスーツを装着し娘を救い、テロ撲滅のため戦うことを決意する。
Amazon商品ページより
登場人物
・ロン・ウェイ
元要人警護のSP
仕事の報復で妻を失い、娘は負傷し、自身もPTSDに苦しむ
現在は修理工をしている
・エイミー
セントラル社勤務でコーヘン博士の助手
ロンに助けられたことで彼を見出しスーツの試験に誘う
・ファンファン
ロンの娘
怪我の後遺症で命の危険がありすぐに手術が必要な状態となる
・コーヘン博士
セントラル社勤務
“パワー”の開発者
ストーリーはアクションのために
正直ストーリーはあってないようなもの…とまでは言いませんが、色々な場面でのアクションのシチュエーション作りのためにあるような内容でしたね。
要人警護の仕事をしてきたロンがその報復で自宅で妻を爆弾で殺され、娘もそのときの怪我で後遺症を追い、自身もPTSDを患い落ちぶれながらも娘の治療のために修理工として働くという、
ストーリーライン自体はシリアスに構成されてはいます。
一応メインとしては過去のトラウマからの奮起といったところですかね。
それでも助けた女性エイミーが大きな会社で働いていて推薦されると王道といえばそうですが結構都合のいい展開がありますね。
しかも娘の手術費用も出してくれると至れり尽くせり。
そして最新のパワードスーツの試験に臨むと。
ここまで聞くとエイミーに何か思惑があるんじゃないかと思いますが、そんなことも全くなくロンにとっては正に女神な女性です。
エイミーに裏がないならテロリストを出して一悶着起こせばいいじゃないというノリで、
やっぱりパワードスーツの開発たるものそれを狙う組織も出てきます。
このテロリストとの戦いで過去のトラウマと似たシチュエーションで奮起してPTSDを乗り換えて自身を犠牲にして勝利するという、
シチュエーション重視ではありましたが何だかんだでテーマはしっかりしているストーリーでしたね。
奮起するのがちょっと遅くない?とは思いましたが。
まぁ試験とテロリスト襲撃からは全て夢オチみたいなものなんですけどね。
自分を犠牲にして勝利と思ったら意識が試験時に戻るという試験からは仮想空間での夢オチです。
実際エイミーがテスト環境は現実に酷似と言っていたのでその通りになってはいましたね。
エイミー達は誰1人として死んでいないし、ロンはPTSD克服してスーツの着用者になれますし、娘の手術だって成功します。
うーん、都合がいい。
都合が良すぎるオチな気はしますが、あくまでアクション全振りの作品ですし、たまにはこういう幸せな作品もありなのかもしれません。
アクションはガチでいい
5分に1度クライマックスの触れ込み通りアクションの種類は多様でどれもガチでいいです。
本当に5分に1度かー?と思う人もいるかもしれませんが本当にそれくらいの頻度で高クオリティのアクションが見れます。
種類も豊富で冒頭のパワードスーツによるアイアンマン風アクション
メインであるキレのいい格闘アクション
スーツの試験時に行うゲームのようなFPS視点アクション
テロリスト襲撃後のちょっとしたスニーキングアクション
短めな上映時間の中でもこれだけのものが見れます。
特にメインとなる格闘アクションはキレッキレで滅茶苦茶いいですね。
これだけでも色々なシチュエーションや道具を駆使したりなど飽きずに見れることが出来ました。
特に後半でのエレベーター内でのテロリストであるスティーブン戦はすんごいキレです。
ここだけでもいいもん見れたわと満足出来たくらい良かったです。
ちょっとカメラブレを多用しているところは気にはなるところですが、まぁそこは迫力と臨場感重視ということで。
他のアクションも結構面白くスーツの試験によるFPS視点アクションはダメージ描写までFPSゲーまんまでゲーマーだと結構笑えますよ。
こんな無双系格闘FPSやってみてえ。
こんな出来がいいアクションの数々ですが実は1つだけ欠点があります。
それはパワードスーツによるアクションが冒頭だけということです。
ストーリー的にもテロリスト戦でこれを使って大逆転でしょ?と見ている人は誰もが思い期待するでしょうが、全然そんなことはなく冒頭とラストだけしか出番がありません。
言ってしまえばパッケージ詐欺の部類なんですが、まぁここだけは外さないでほしかったですね。
1200キロのパンチを打て
30メートルの高さを跳ぶことができる
高強度の合成繊維ボディで操縦者の体を守る
目からビーム
こんなん冒頭で見せられ説明され劇中で活躍を期待しない人はいるでしょうか?いや、いない!
CG的には厳しかったのかもしれませんがわざわざこんないいもの冒頭で見せて、テロリストに狙われるなんてシチュエーションだとやっぱ期待しちゃいますよ。
アクション自体のクオリティがすんごいだけにスーツで大暴れのアクションも正直見たかったですね。
とはいえアクション全振りとも言えるだけの作品でどれもクオリティは高かったので総評としては満足度の方がが上回るんですけどね。
細かいところはお国柄?
この映画は中国製作というだけあって中国語と英語を両方使う作品です。
公の場では英語でプライベートだと中国語って配分でしたね。
一応特徴としていった言語の話とは全然話は変わるんですが、この映画結構グロというか色々としっかり見せるところがあります。
特に最初の銃撃戦とか人の顔が貫かれたりとかしっかり見せますし、血もドバドバです。
娘が爆発に巻き込まれるところもしっかりと見せたりとここら辺はお国柄の違いを感じましたね。
向こうの映画は結構暴力とかはしっかり見せますよね。
ハリウッドなんかは暴力描写は年齢制限で控えめにしている中、言語が英語メインの中でそこら辺しっかり描写するんでちょっと脳がバグりそうになりました。
国ごとに感覚的に許容する範囲の描写が違うのでここら辺はやっぱり面白いですね。
生々しくエグめな描写見るためにアジア製作映画見ているところもあります。
まとめ
とにかくアクションを見てくれ!と言わんばかりのこの映画。
ストーリーはちょっと都合がいい部分がありますが、それでもテーマは一貫させてますし、
そもそもアクションの為なのだからそれくらいは何だっていいんだよ!気にすんな!と見れば思えるようになります。
久しぶりに気を張らずにキレッキレのアクションだけ見ていらばいい映画だったので自分としてはとても満足して楽しかったです。
時間も短めでさっぱり見られるのでとにかくアクションを見たい!という方にはおすすめですね。
ちなみになぜか富士山旅行の話が結構出てきます。
他のアクション映画感想はこちら。