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バイオハザード:デスアイランド観てきました。
前作ヴェンデッタとは違い、近くの映画館ではやらなかったので遠出して観てきましたよ。
感想としては公開前からメンバー見てホラーにはならないなとは思いましたが、当然その予想は大当たり。でもとても楽しい!そんな映画ですね。
やはりゲームという媒体で自分の手で操作してきた見知ったキャラ達の活躍を見れるというのはそれだけでテンションが上がるってもんです。
とりあえずこのハイテンションのままに感想を書いていきたいなと思います。
目次
あらすじ
アメリカ大統領直属のエージェントのレオンは、機密情報を握るアントニオ・テイラーを拉致した武装集団の車両を追っていた。だが突如現れた謎の女の妨害に遭い、犯人たちを取り逃がしてしまう。
一方、対バイオテロ組織「BSAA」のクリスとジル、そしてアドバイザーのレベッカは、サンフランシスコを中心に起きている、感染経路不明のゾンビ発生事件を担当していた。クレアが勤める「テラセイブ」の調査協力の結果、ウィルスの被害者全員がある場所を訪れていたことを突き止める。
そこは、かつて刑務所として使用されていた監獄島・アルカトラズだ。島へ調査に向かう為、クリス一行はフェリーへと乗り込む。
公式サイトより
バイオハザード:デスアイランドを配信している配信サービス
※2023年9月24日時点
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緊張感は最早微塵もない、でも見たいものは見せてくれる
本作の発表時点でみんな感じたことでしょうが、最早負ける気はしない0〜3というナンバリング主人公が勢揃いした本作。
当然のことながらメンバーが強すぎてホラーとしての緊張感はまるでないです。
一応ヴェンデッタ同様に冒頭の屋敷探索だけはホラー感ありましたが。
そこら辺は公式も百も承知だからかウィルスの謎を突き止めるとかそういう探索や考察には尺を挟まずにさっさとアクションに振り切っていましたね。
冒頭はレオンのカーチェイスから始まりましたし、(前作のカーチェイスと違って一般人の巻き添えは映さなかったですね)
そして舞台となるアルカトラズ島についたらすぐにゾンビに襲われると、このメンバーで見たいのはこれだろ?と言わんばかりにアクションまでが早いですね。
需要が分かってるじゃねえか。
一応ホラーらしくウィルスの感染経路や発症までが不可解で読めないというものを挟んでいたので怖さではないですが不気味さは漂ってはいましたね。
感染者自体も今回のメンバーに映像的に対抗するために素早く身体能力が高い改良がされており、
おかげで対処するアクションがまぁカッコよくて映えるのなんのって、所謂ただのザコ戦でもアクションの見栄えが良くて楽しかったですね。
相変わらず一般人の命は軽いですが…
そして何より今作の勢揃いなメンバーでいいところなのが珍しいタッグや組み合わせが見えたことですね。
特にジルとレオンやクレアなどは歴史は長いシリーズで主役も張り続けた割に今まで絡みが無かったですからね。
しかもジルとレオンは途中まではタッグを組むと、そういう方向でもシリーズファンの需要に応えまくったましたね。
そしてそんな楽しくもテンション上がりまくりな中で迎える最終決戦。
これに関してはとりあえず一言。
ディラン、目的的に最終決戦の舞台も最初から定めていただろうに何でそこを武器庫なんてボーナスステージにしてしまったんだ。
ここは本当に笑いました。よりによってこのメンバー相手に武器庫とかただでさえ緊張感無いのにそこに拍車をかけるんですから。
ただそんなプロレスや様式美というものを分かっている、ディラン…嫌いじゃないぜ。
これに関してはもうあれです。敵がタフなだけの的になってくれているので、
ジル、クリス、レオンがあらゆる武器や乗り物をスタイリッシュに使う様を楽しむだけのシーンです。しかし、それがいいんです!
もうみんなそれが見たいだけなんですからそこに全力で応えているのは実に正しい。寧ろ素晴らしいですよ。
ちょっとした不満としてはレベッカは無理にしてもクレアも戦闘に参加して欲しかったかなと思いました。
クレアに託された役割的には問題ないんですが見たい物となるとやっぱりね。
2主人公同士や兄妹同士、女主人公同士の連携というのをクレアでも見せて欲しかったところですね。
ディジェネの頃からそうですがCG映画となるとクレアはイマイチ最終決戦とか1番映える部分では参加出来ない伝統がありますね。
とはいえ不満なんてそれくらい。
このメンバーで期待する物、見たい物は全てお出ししてくれたと思います。
最早ホラー映画どころかアクション映画すら飛び越えてヒーロー映画の域に入ってるような構成ですが、
まぁバイオプレイヤーからしたらヒーローと変わらない存在なんですからこの楽しさの提供が間違いなく正しい形ですね。
積み重ねた歴史があるからこそ
戦闘というか命の危機という意味では微塵も緊張感も苦戦する要素見えないメンバー。
そんな彼らを苦戦させられる物は何なのか?と言ったらやはり自分達の積み重ねた経験や失った物やトラウマといった歴史なんだなと思いましたね。
今回の黒幕であるディラン、彼はそれを今回彼らに突きつけてきました。
ディラン本人はあのラクーンシティの件に僅かに関わっていた軍人なのかアンブレラの部隊なのかはちょっと覚えておりませんが、
あの事件で仲間の命の選択というものを突きつけられていました。
アンブレラの重役だけを逃がし、市民達は射殺してでも街からは出さない、そんな中で噛まれた仲間達の処分を命じられ、
自分の命を守るために仲間のJJの命をお世辞にもスマートではない揉み合いの中で奪った経験
お偉方を守るために苦しんだ経験からそんな物を挟む余地がない弱肉強食の世界を作るためにという理屈で今回の事件を起こしていました。
そんな目的の中でディランはジル以外のメンバーにク今回作ったウイルスを投与して、自身の思いの吐露や、今までの彼らの経験を踏まえた選択を迫ったりします。
ここが本作で最もシリーズやキャラクターとしての歴史を感じる部分でしたね。
今までのシリーズで最前線で活動してきた主人公達。
当然犠牲もあれば、ディラン同様に腐ってきた物も見た、更にはトラウマだって抱えてきました。
そこをディランのご高説の中で突かれたりするんですが、
彼らはそんな言葉を聞いても一切迷わず自分達の答えを出せる、仲間を信頼する。
これは文字通り、シリーズとしての歴史の成せる説得力だと思います。
最初の方でクリスがピアーズの名前を出すなどプレイヤー的にも悲しくもあり嬉しくもあるような話を出しますが、
彼らはプレイヤーと共に文字通り多くの犠牲を見て、そして多くの者を救ってきたんですよね。
そんなプレイヤーと共に歩んできたベテランだからこそ、辛く痛いところを突かれても澱みなく躊躇なくディランの言葉を否定出来る、
最初はメンバー強すぎ、平均年齢も高すぎと思っていたんですが、
この下りで単純なオールスターによるサービスだけではなく、彼らでなくちゃいけないストーリーだったんだなと思えましたね。
正直ディランと今回のメンバーが突きつけられたものというのは一緒だったはずなんです。
ただディランは突きつけられた罪悪感や理不尽を消化しきれず弱肉強食の理論で誤魔化そうとしていただけなんですよ。
そんなディランが失った者、守ってきた者の重さを嫌というほど知り受け止めてきた今回のメンバーに太刀打ち出来るわけはないんですよね。
いや、本当恥ずかしながら自分は初報の時はジェイクとかシェリーとか若い面子もたまには出してやれよとか思ったんですが、
今回の話をするならこのベテラン達だけでなくちゃいけなかったんだなと考えを改めましたね。
まとめ
いや、改めてメチャクチャ良かったですね。
ただのファンサレベルのメンバーの揃え方なんでしょ?と思ったらちゃんとこのメンバーである意味を出してくれて大満足ですよ。
アクション的にもこれ以上ないくらいに需要に応えてくれて、
ファンの見たい物をちゃんと見せてくれるというのがどれだけ大事なことなのかがちゃんと分かってくれていて嬉しい限りですよ。
単純にそれだけしかやらないのも先細りするのでバランスが大事なんですが、
そこら辺はもう7と8で変化を見せてくれたからこそのこちらではその路線ってことで、
ちゃんとそういうバランスも取っており、メディアミックスの強さというのをちゃんと活かせているシリーズだなと思いますね。
ラストバトルにボーナスステージを用意してくれたディランには映画の見所を強化的な意味で感謝しかないですね。
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