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見てきましたよー!グリッドマン・ユニバース。
もう自分は見たい物は全て見れたといってもいい満足感に包まれております。
というわけで今回も勢い任せの感想をば。
一応前提としては自分は、
- アニメ2作はしっかり見ている。
- 特撮版は昔見たっきりでうろ覚え。
という制作側からしたら100%のターゲット層ではないという人間ですね。
あくまでそんな人間の感想ですのでそこだけはご了承を。
目次
見たい物をしっかりと見せてくれる演出
これは完璧といっても過言ではないレベルで見たかった物を全てお出ししていただけましたね。
ストーリーということで言うと振りや溜めが少なく唐突さは正直感じた部分はあるんですけど、
2つの作品の合流なんかはかなりあっさりされたりとかですね。
ですがそんな物を凌駕する洪水のように見たかった演出をひたすら流し込まれる!
これでストーリーのやや気になる点なんかいつまでも気にし続けてる暇なんかない！そんな映画ですよ。
初っ端からガウ…レックスがいきなり合流、そしてダイナゼノン組が合流してからの再会やその後のナイト君、ゴルドバーン登場。
後半はもっととんでもなかったですが、序盤から中盤にかけてもこれ詰め込みすぎなくらいの贅沢仕立てでしたよ。
ストーリーに関しては気になる点があったのは確かですが、それ以上に仕掛けがすごかったですね。
全部見たらタイトルから原作グリッドマン、そして本編での演劇の台本のリメイクし続けたことにすら意味があると、
最早どこ見てもネタバレまみれだったんだなと見てから分かるこの仕掛け。
堂々とネタバレ見せ続けながらも気付かせないというのはなかなか出来る仕掛けじゃないので、この仕掛けは感心しかしませんでしたし、意味が分かると熱くなってしゃーないですね。
そして、後半の流れですよ。
もう洪水なんて言い方なんかじゃ足りないくらいの感涙物の演出をひたすら見せ続けられる…!
実写パートからのアカネの参戦まではみんな予想は出来ていたでしょうけどアレクシスとの共闘までは絶対予想出来なかったんじゃないでしょうか。
正にあの頃のように同盟を結ぼうかってやつですよ。
そしてグリッドマン組とダイナゼノン組の合体変形の雨霰、
それぞれの主題歌をバックにしての正にオーイシマサヨシ祭りといった戦闘はアニメ見ていた人間としては熱さと涙と情報量の多さで頭の中が訳わかんないことになってしまいました。
もう不満なんて何一つない完璧にこの映画に足を運んだ人間を満足させる演出となっていたんじゃないでしょうか。
バイクの人とかもすげえサービスでしたね。
ちゃんとしたお別れ
これはこの映画で見たかった物の1つでしたが、ここもしっかりと見せてくれました。
ガウマと蓬達、アンチとアカネ、この2つはアニメからだと特に心残りな部分だったのでそれをしっかりと果たしてくれたのは嬉しかったですね。
ちゃんと面と向かってしっかりと笑顔で別れられたガウマ隊、
ガウマに関しては姫との再会と別れも今作でちゃんと果たせましたし、
人として守らなくてはならないものの3つ目もちゃんと分かりましたしね。
そしてアンチとアカネ。
このお別れはとても良かったです。最後にする頭の撫で方は親が子にするそれでしたしね。
こちらもちゃんと話して別れることが出来て見たい物をしっかりと見せてもらえましたわ。
六花とアカネに関してはアニメの最終回を考えるとかなりデリケートな扱いとなる部分だったと思うのですが、
直接顔は合わせず言葉も交わさずそっと指で触れていく…そしてそれに振り向くことはしない六花と、
完全に無視してお別れなんて出来っこないですし、これが最大限の譲歩でありこれ以上はないくらいの演出だったと思いますね。
帰ったアカネがちゃんと友人達と談笑出来ているのもポイント高いです。
この別れという部分は何一つ後ろを向いた物ではなく前を向いた別れ方。
演劇のリテイクの途中でも言っていましたが、登場人物達にとってとても優しい話となっていましたね。
裕太という人物
個人的にこの映画を見にいく動機の最も大きい部分を占めていたのが、
本来の裕太はどういう人間なのかという興味でした。
知っての通りグリッドマンにおいては裕太は裕太ではなくグリッドマンだったということで観客的には誰も裕太という人物に関しては何一つ知らない存在だったんですよね。
そして、他の登場人物はそれぞれの作品を通して成長しましたが、裕太にはそれがない。
だから今作は裕太を知りそして裕太の成長の見るアニメだと思っていたのです。
どういう人間でどう成長していくのかと思って見ていたら、
成長なんて必要ない最初からヒーローとしてここまで完成されて人間でそりゃグリッドマンに選ばられ影響を与えるわっちゅう話でしたわ。
初めて見た怪獣に対してやそして自分の存在が帰るかもしれないと分かりながらも自分に出来ることをやるという精神で躊躇なく立ち向かえる。
六花に告白出来ないこと以外はここまで完成していた人間だったのかって思いますよね。そりゃ。
この告白出来なかったのが話的には逆転に繋がるのもよう出来てますね。
グリッドマンが裕太に抱えていた負い目も何一つ気にしないとグリッドマンの心まで救ってしまうと、
グリッドマンが裕太に影響を与えていたのではなく裕太がグリッドマンに影響を与えていたんだなってよく分かる会話でした。
ラストはご馳走様って感じですが、あのラストからエンディングに入る流れがたまらなく好きなのは自分だけでしょうかね?
あれからスタッフロールに行くのは訳わからないくらいの充足感に満たされてしまいした。
まとめ
すんごい良かった映画でしたね。
多少気になるところは洪水のような演出で流してますし、そもそもこういう集合映画っていうのはファンがまず満足すればそれでいいんです。
一区切りつける映画かと思ったら壮大なチームを組む話にもなってると言えますし、グリッドマンユニバースはまた広がっていきそうですね。
それを楽しみにまた何回か見に行こうと思います。
