【映画】ここが良かった機動戦士ガンダムSEED FREEDOM 感想 良かったポイント4つ紹介

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(C)創通・サンライズ

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM見てきました。

一言ですごい良かった!

雑な括り方すると去年のグリッドマン ユニバース並みにファンサが最高でファンが喜ぶ映画でしたね。

世代としては最高だったぜ!

今回はそんな機動戦士ガンダムSEED FREEDOMの個人的に良かったと思うポイントを4つ紹介。

勢いとテンションに任せた記事なので雑で中身もおかしいかもしれませんが、そこは愛の赴くままに書いたということでお目溢しください。

その1、キラとラクスの人間性の表現

まず1つ目はこれキラとラクスがちゃんと人間味溢れる形で表現されております。

前作であるSEED DESTINYでは戦争を止めるという目的だけが表現されていて、
キラとラクスがその目的を何のために、何を悩んでと言う部分は殆ど描写されていませんでした。

言ってしまえば目的のために機械的に戦場に介入して更にはシンから主役まで奪ってしまった、ここら辺が批判の的となったわけですね。

ですが今回は違います。

キラとラクスはしっかりと人間として描写されています。

戦いの続く世界での苦悩もお互いに対する自身の立ち位置もそして相手をどうも思っているのかも、全て見せてくれます。

これだけの苦悩を1人で抱え込んで背負っていた2人の重さには前作で否定的だった方も納得する描写はされていると断言出来ます。

特にキラとアスランの殴り合い(なお一方的に殴られている模様)のキラが全ての心情を吐き出すシーン。
ここを見てSEED時代のキラがちゃんと帰ってきたなと自分は感じられて本当に良かったです。

このシリーズのアンチよりな人が言動だけ切り取るとおそらくは傲慢でどれだけ自分を上に見ているつもりだとなると思います。

そして今回キラを人間として再び見れるようになった人も傲慢でどれだけ自分を上に見ているつもりだとなるでしょう。

どちらも字面だけなら同じ感想に見えるでしょうけど前者は表面的、後者は内心まで見た上です。

とにかくキラは1人で背負いがち、そして実際に1人で出来てしまう人間です。そして周りを自分より弱いと吐露する。

だからこそ、自分が最前線で頑張らなければみんな失ってしまうという怖さを感じているだけなんですよね。

そんな驕りも恐怖も今回はアスランやシンを始めとしたみんなで受け止め、共に背負ってくれる。

これをDESTINYの時にやっていればキラの評価は全然変わっていたのでしょうけど、今回完全に挽回しました。

最強無敵のヒーローなんかよりボロボロでも進む意思を持った人間の方がみんな好きですし、支えたいんです。

今回のキラはちゃんとそんな人間に戻っていてそこが本当に良かった。

最後に愛を結論にするのもたまらんのです。

その2、相変わらずなC.E

その2はもうこれです。

C.E相変わらず憎しみが蔓延しております。

初っ端からブルーコスモス残党による侵攻で戦争しているとか相変わらずな世界にある種の落ち着きすら覚えます。

キラ達が頑張ってもそんな簡単には世界は変わらない、これを分かりやすいくらいに序盤から叩きつけてくれます。

これがキラの人間らしい苦悩と合わせると実にフラストレーションが溜まるんですよ。

フラストレーションの溜まることのどこが良いとかなのか?と思うでしょうけど、やはり溜まったフラストレーションは解放されてこそ。

ここで溜まったフラストレーションを後半でキラ達が一気に解放してくれる。
だからこそこの陰惨さが良いポイントとして輝いていたと感じれるはずですよ。

その3、MS戦は全て最高です(ネタバレあり)

このシリーズと言えばやはりこれ。

(C)創通・サンライズ

これに関しては何も文句ないです。
文句言う奴いたら出てこいってレベルです。

見たい機体も見たいパイロットもそしてそれらから見たい組み合わせも全部見れました。

ゲームとかでやり過ぎていて感覚鈍ってしまいますが、実はアニメでキラ、アスラン、シンの共闘は始めて。

ここもテンション爆上がりポイントですよ。

特にアスランはネタ要素含めて完璧ですね。

まさかズゴックで登場して最終的に中からジャスティス出すと誰が予想出来たか。

そしてシンとデスティニー。

もうDESTINYの時の鬱憤を晴らすかの如き戦闘。

1人でブラックナイト4機をほぼ制圧したのはもう最高としか言えません。
序盤にこいつらからはとてもストレス与えられるのも相まって滅茶苦茶気持ちいいですよ。

シンのファンは絶対に見た方がいい。

最後にキラとフリーダムの最終決戦はもうやりたい放題です。

Meteor -ミーティア-を流しながら登場する新たなフリーダム。

これ流れた瞬間と興奮と涙が止まらねえよ。

この逆転っぷりの気持ちよさはもっと具体的に言えよ語彙力ねえなと言われようとただただ最高でしたという表現しか出来ねえですよ。

アカツキもデュエルもバスターもストライクルージュも出てきて当然あの人達が乗る。

正直公開前によくバレずにいたな、良く隠し通してくれたなとただただ感謝のMS群でしたよ。

3回目の不可能を可能にする瞬間は最早無茶苦茶の域ですよ。

その4、愛をテーマにヒーロー映画(ネタバレあり)

最後はこれ、この映画の最終決戦は紛うことなきヒーロー映画です。

この要素があるからこそ序盤の陰惨さを良きポイントとして思えるくらいにヒーロー映画です。

今回の相手はアコードというコーディネイターを超えた種であり、彼らによって遺伝子により進むべき道を定めるデスティニープランが再び掲げられる訳です。

そしてキラは今の戦いの終わらない世界でデスティニープランを否定したことの苦悩も見せる。

実にガンダムっぽい展開ですよ。

しかし

最終決戦でキラ達が相手を否定するために掲げるのは遺伝子でも大層なお題目でも理屈でありません。

ただ愛する人のために生きたいからこれだけです。

なんてシンプル、でもなんて分かりやすく納得出来るのか。
この結論はキラ達が2作を通して様々な経験や苦悩を経たからこその納得でした。

はっきり言うと最終決戦は滅茶苦茶IQ低い会話とやり取りがちょいちょい出てきます。

キラなんてラクスへの愛だけで戦うと大声で言いますし、
アスランはカガリの破廉恥映像を相手に脳内で読み取らせてドヤりますし、
シンは何も考えていないと言われたり、その対策でより深く思考を読み取った相手がステラがビーストモードで撃退したりします。

物凄い頭の悪いやり取りが散見されますが、遺伝子の優秀さだけを掲げ、遺伝子に縛られた戦いなんてものは、
これくらい馬鹿げた、でもみんなが共感出来る感情をぶつけて否定することの方が間違いなく相応しい。

でも実際愛をテーマにしているだけあって愛の行き先を間違えた人間もちゃんと出しています。

新キャラのアグネスなんかは自分の愛を受け止めてもらうことだけ考える独りよがりな部分で相互の愛の大切さを見せてくれますし。

そしてオルフェとイングリットは遺伝子の優秀さだけが愛されるというアコードの価値観を良く見せてくれていると思います。

ラクスの番という決められた役割をひたすらラクスに拒否されるオルフェやオルフェに恋慕するイングリット。

遺伝子により決められた道に縛られて側にある愛に気付かず遺伝子の優秀さのみを信じてきて自分の思いを伝えられない。

形は違えどどちらも決められた役割を果たすというデスティニープランの否定に繋がり、愛で戦うキラ達の正しさを表現してくれていると思います。

でもこの最終決戦に小難しい理屈はいいんです。

デスティニープランなんて如何にもな理屈に、「うるせえ!そんなことより共に生きたい人間との愛が大事なんじゃい!」ってぶん殴るヒーロー映画なんですから。

まとめ

本当いいファンサービスな映画でした。

長年かかった作品というのは失敗する確率も決して低くはないのですが、この映画はちゃんと期待に応えてくれました。

映画を見るとあれ?この世界結局何も変わってなくね?と思う人もいるでしょう。

そりゃそうです。あの世界の対立というのは生理的嫌悪、本能的恐怖に根付いた人種対立通り越して種族対立の域にまで達しているような対立感情なんですから。

だから個人の頑張りで世界が変わるなんてことはありません。
そんな世界でどう生きるのか答えを決めることそれが作品としてのゴールなんです。

我々はこの映画の世界に住んでいるわけでもなく、でもただ俯瞰して世界を見ているだけでもない。
登場人物達に感情移入してその目を通してその世界を見ているはずです。

だからキラ達の出した答え、変化した考え、その目を通して見る世界はきっと変わって見えるはずです。

何気にジンクスなアグネスが死亡しなかったことだってメタ的に考えれば、今まで通り繰り返す世界から脱却するのかもしれない、そういう希望にも感じ取れるからいです。

勢い任せに色々と書いてしまいたが、何が言いたいかと言うと、

ファンなら見るべき!

これだけです。


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