【The DioField Chronicle】 遊びの幅が増えるアップデート ディオフィールド クロニクル ver.1.2.0 感想

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2023年3月6日にて無料アップデートが行われたディオフィールドクロニクル。

アップデート内容の詳細はこちらの公式サイトから。

記事を書くタイミング的には今更感がありすぎるタイミングですが、改善というか遊びが広がった今verの感想を書いていこうかなと。

一応言い訳をするとストーリーを思い出すためにもう1周ストーリーをやっていたというのが遅れた理由なんですが。

今回のアップデートの内容と致しましては、

  • 新シナリオ、ワルターキン編の追加
  • 新シナリオにて入手できるワルターキン専用の新武器種と新スキル
  • 高難易度の追加と「エクストラモード」の追加

これらとなっています。

新シナリオと新武器種やスキルについてはセットなので実質的な追加要素は2つとなりますね。

無料としてはかなり良質な追加、そしてRTSとしては1つ完成度を高めた内容にもなっています。

というわけで各追加要素について感想を。

難易度追加

順番は入れ替わりますがまずはゲーム全体に影響を与える難易度追加の方から。

今回のアップデートで新難易度ベリーハードの追加と敵のレベルを上げるエクストラモードが追加されました。

これは遊びの幅の広がりとしてはいいですね。ゲームとしてはカジュアル寄りでしたがこれで高難易度派への需要に応えられたといえるのではないでしょうか。

ベリーハードについては単純に敵の思考というかスキルの回りが早くなって忙しいですね。
フラグメントのドロップも少なくなりそれに伴い取れる回復手段も限られるようになるので如何にスキルでそれらを確保するのかが大事になります。

フラグメントドロップのアビリティ持ちや自動回復待ちが評価上がる調整ですね。

敵のスキルを全て捌ききるのも難しくなりますし、耐久や移動での安全圏の確保がより大事になると、兎に角忙しいRTSらしいゲームになりました。

追加シナリオの方も合わせてですが防御陣形などで敵を抑える必要が出てくるなど戦術は変わる難易度調整です。

正直この調整はどちらかといえば少数派に対する需要だと思うのですが、元々カジュアルなゲームだった本作でそこの層にも応えようとする精神を持っているのは評価できる追加要素ですね。

もう1つのエクストラモードは2周目以降から選べる(この時期に初プレイする人はどれだけいるんだろう)敵のレベルを上げるモードとなっています。

2周目の序盤から歯応え欲しかったり一部簡単にクリア出来るマップではレベル上げに使用したりと遊びと育成で楽しめるモードですね。

敵のレベルを上げるモードですが能力の上昇に関してはレベル以上に上がっていると考えていいです。

例えば同じ推奨レベルが40のマップでもエクストラOFFにした敵よりエクストラONにした敵の方が明らかにタフで性能も高めですね。

このモードを使いワルターキン編ラストのシナリオをクリアするのが現状のエンドコンテンツと言えるでしょう。

遊びの選択肢が広がってRTSとして1つ完成度が上がった追加でしたが一応個人感覚としての欠点を言うと後半の敵がパワーアタック寄りなところ。

マップによっては狭く地形でボトルネックも作れないのに数の暴力とパワーで迫ってくるので、こちらもパワーである程度対抗しないとジリ貧になってしまうのが残念どころ。

特にワルターキン編の一部マップはきついですね。

とはいえ防御陣形で一方から迫る敵を防ぎ、残りの隊でもう片方を処理するなどのバランスになったのは楽しいですし、
いつでも難易度選択やエクストラのON、OFF出来るのでこちらで好みのバランスに調整するのがいいのかもしれません。

そもそもソロゲーですし、程よく手強く快適にすればいいんです。

ワルターキン編

概要

本編だと5章で離脱するワルターキンをメインとしたシナリオ。

彼女を主役に新シナリオ、新武器種、新スキルなどが楽しめるようになっています。

ワルターキン編に入ると5章で離脱した彼女がワルターキン編のみで再加入し、彼女の視点でストーリーが展開されていきます。

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シナリオ数はメインシナリオが5つ、サブシナリオが4つという内容です。

完全に1人にスポット当てているので思考シーンなど新しい表現があるのも特徴です。

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内容としてはワルターキンが裏で死体使役術の研究、完成のためにブルーフォックスを利用するという内容。
本編でスカルドラゴンを召喚できた理由の補完といったところです。

時系列的には5章前の話の割には推奨レベルが高いのですが。

ワルターキン視点のストーリーなので本編でのワルターキンの行動の思惑などで新しい事実が判明する…
なんてことはなく特に印象が変わらずワルターキンはワルターキンって感じです。

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強いていえばリアズ以外のブルーフォックスの団員達との交流や彼女が彼らをどう認識しているかが思考シーンで明らかになったりするくらいですね。

むしろアイゼのいい子っぷりの方が引き立っているような気も。

振り回され続けるリアズとアイゼという面白い構図ではありますが、
キャラクタークエストに複数のキャラを交わらせてより濃くした内容といったところに留まっています。

本編よりやばい相手と戦うことになっているのは少々笑いどころでもありますが。

ワルターキン編本編をクリアするとワルターキンが再び本編でも使用可能になり(シナリオに影響することはなくただ使えるだけですが)
これにより本編で使用不可能になるキャラはイスカリオンのみになりますね。

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追加武器種と追加スキル

ワルターキン編では追加武器種の魔導書が手に入りその魔導書のスキルで本編で敵対した時のようにスケルトンとスカルドラゴンを召喚出来るようになります。

これによりワルターキンもエスターテとの性能被りが無くなりこのゲームにおいて性能が独自のキャラとなりましたね。

で、肝心の性能ですが魔導書は装備しても通常攻撃が変化するわけでもなくスタッフ装備時と特に変わることはありません。

やはり目玉は追加スキルの召喚の方。

最初はスケルトンのみの召喚可能ですがシナリオを進行するとスカルドラゴンも使えるようになります。

スケルトンの方は正直個人的にはそこまでと思っていますが、スカルドラゴンは強いです。

The DioField Chronicle

召喚したら部隊と入れ替わりスカルドラゴンを使用できるようになるのですが、
性能は足止め、スタン、威力の高い範囲攻撃とそつがない性能。
そしてこの召喚の真価はEPがある限り倒されても何度でも呼び出せるということ。

召喚中にもクールタイムのカウントは進むため倒されてもEPさえあればすぐに再出荷可能。
単純に戦える捨て駒同然の囮や足止めとしては最高峰な部類の性能です。

ワルターキン編は敵にまとめて襲われることも多いので防御陣形とこのスカルドラゴンの足止めで敵を抑えつけるのが重要になりますね。

欠点としては召喚すれば強いだけのスキルなのでワルターキンがリーダーである必要は皆無といったところでしょうか。

これは利点でもあるんですが。

副官として起用した方がいい部類なのでワルターキンメインで使いたいと思う人にはある意味残念な性能かもしれません。

シナリオ難易度

今回の追加シナリオの難易度をざっくり言うと。

このアップデートが来るまで楽しみにプレイし続けたプレイヤー向けの難易度というか推奨レベル設定ですね。

最終的な推奨レベルが本編よりも高く、 敵の能力も高めに設定、
更にマップ構成もパーティ全員で足並み揃えてタコ殴りが1番楽だった本編に比べると分断行動や囮の起用もしっかりと考えなくてはいけないマップ構成になっていますね。

身も蓋もないこと言うと敵の方がみんなで押し寄せるパワープレイやってきたりもします。

自分は1周クリアの後、このアップデートまで寝かせていたのでかなり苦労しました。
今回の難易度で控えに経験値が入らない仕様と相まってレベリングの問題が浮き彫りになったかなとも感じましたね。

RTSというジャンルでレベル上げするのは中々に大変なのでここら辺の緩和は考えてもいいんじゃないかなと思いました。

レベル上げに個人的にオススメするのはエクストラをONにして3章のサブシナリオ[追加調査:ユルデンの街近郊]を回すことですね。

色々試しましたが敵が少なくクリアもしやすい、かつルーティン化しやすいのはこのマップではないかなと。

最終的にはワルターキン編のサブシナリオでレベルアップに使いやすいシナリオが開放されるのですが、
ワルターキン編クリア後に開放されるのでどちらかというとエンドコンテンツに向けての詰めとして用意されているレベル上げ用マップなのが勿体無いところ。

追加調査:ベヒーモスについて

現状のエンドコンテンツとなる[追加調査:ベヒーモス]

クリア後に解放されるサブシナリオ2つのうちの1つで推奨レベルの高さマップ構成共にこれが本作のエンドコンテンツといえるでしょう。

一応クリアはしたのでマップ構成や注意点などを自分なりのまとめを。

魔導書が欲しいだけなら難易度は下げた方が絶対にいいです。

注意スキル

まずベヒーモスの特徴としては通常攻撃が常時フォトンブレード状態でただの攻撃だけでも範囲攻撃になっています。

威力自体も高いのでベヒーモスに攻撃する際はなるべく隊を固めず散らせて攻撃しましょう。

そしてスキル、これがベヒーモスの問題です。

妨害がちゃんと可能なスキルはいいのですが、全域攻撃と高速タックル、この2つが色んな意味でとてもとても厄介です。

まず全域攻撃、このスキルの厄介なところとしてまず妨害が出来ません。準備状態に入ると全状態異常に耐性を張りスタンも凍結も何もかもで妨害できないのです。

妨害手段として発動して飛び立った後に出てきた3体のモンスターの増援を始末することなのですが、
発動を止められず強制的に増援との戦闘を強いられてこちらを消耗させるという劣悪なスキルです。

たまにバグで増援始末しても帰ってこずにリセットを強いてくるのがまた劣悪。

食らったらほぼ確実にダウン、強制的に時間内に3体の増援との戦わせて消耗させるいやらしいスキルですね。

もう1つの高速タックルですが、こちらは即時発動でマップ全域に(おそらく)ランダムで複数マーキングしてそのマーキングからマーキングへと高速タックルするスキルです。

これも中々の劣悪スキル。即時発動でほぼ防げない上にダメージも大きく発動中は逃げ回ることを強いられると相手だけが気持ちよくなりこちらに何もさせないという恐ろしく面倒なスキルです。

この両方のスキルに共通することとしてほぼ防ぐことが出来ずにこちらに我慢や対応を強いて消耗させる、
そして何より時間内クリアでの報酬である魔導書狙いの場合はただの遅延行為というのが劣悪です。

スキル使用間隔の狭まるベリーハードだと運によっては軽くクソゲーモードに入るのでベリーハードで挑むなら精神的に落ち着いた日に挑みましょう。

パーティ構成

追加調査:ベヒーモスに挑むパーティですが、自分はこの構成で挑みました。

The DioField Chronicle

まずリアズ部隊、リアズはメイン火力としてほぼ必須と思っていいです。

装備はワルターキン編で手に入るトリックリングと獣殺しの指輪で火力を向上。
運が良ければ何もせずに敵のHPを1マーカー削れるので周りはリアズのための補助をすると割り切りましょう。

副官は妨害と回復も兼ねてシーヴァットかへーザリアに自分はしましたが正直リアズのところ誰でもいいと思います。

次にアイゼ部隊で役割は囮と妨害。

防御陣形で敵を一気に引き受けさせたりシールドチャージで妨害など鍵を握る部隊の1つです。
副官はゾルアックにしてスタンでの妨害やサイクロンロードでの敵を纏めることも考えて入れました。(後者は全然使わなかった。)

3部隊目はユーマリダ部隊、役割は火力と妨害、状態異常付与ですね。

リアズの火力のために状態異常付与が主な役割ですがダメージ予測でヘッドスナイプによるクリティカルの火力が見込めるならたまにこれを撃ち込んだりもしました。副官はリッカにしてストライクアローによる妨害も可能にしています。

最後はフレダ部隊、役割は囮と火力補助ですね。

王家の資質でいるだけで火力を上げられるフレダにワルターキンを副官にしてスカルドラゴン召喚による囮も任せています。
召喚している間は王家の資質の効果はおそらく無くなるのでそこは臨機応変にですね。

持っていく魔煌玉はクァールとツラトルク。
前者は正直何でもいいんですが回復としてツラトルクの方はほぼ必須だと思っています。

あくまで自分の構成なので他にいくらでもやりようはあるでしょうが、自分としてはこの部隊が使い慣れているというのも合わせてクリアしやすかったです。

マップ攻略

ベヒーモスの紹介をしたところで次はマップ構成。

ベヒーモスのHPストックマーカーは4つ。つまり5回体力を削りきらなければいけません。

そして体力ごとに増援を呼び出すので5フェイズに渡る戦いとなりますね。

まず1フェイズ目。

ベヒーモスとオブジェクトの楔が1つという開幕戦。

やることは単純で楔を壊した後にベヒーモスを倒すこれだけですね。

楔は回復フラグメントを常に一定間隔で敵に供給するので破壊しないという選択肢ほほぼ存在しないと考えていいです。

注意点としたら開幕でベヒーモスに凍結を打ち込んでさっさと楔を壊すくらいでしょうか。

囮に任せてその隙にでもいいんですが、流暢に相手して上述のスキルを使われると厄介なので開幕くらいは何もさせずに早々に1マーカー削ってしまいましょう。

第2フェイズは中型モンスターを3体増援として呼び出してきます。

ここでやることは簡単でさっさと周りを沈めてベヒーモスを倒すこれだけですね。

リアズの火力なら押し切れるでしょうがEPも足りなくなってくるのでアイテムなどの回復も視野に入れるころですね。

第3フェイズは楔を新たに4本召喚するというフェイズ。

楔を全部壊さなければいけないので防御陣形持ちかかスカルドラゴンを召喚して囮にさせて残りのメンバーで楔を壊しにいきましょう。

初期配置のフラグメントを回収しやすいフェイズでもありますが、あまり悠長にしているとベヒーモスが遅延行為をやってくるので程々に。

第4フェイズは大量の狼を増援で呼ぶという内容。

さっさと防御陣形でまとめて引き寄せて範囲スキルかアサシネーションで始末してしまいましょう。

最終フェイズである第5フェイズは楔を2本、更にもう1体ベヒーモス追加(!?)という初見だと見た時にダメージが大きい増援が行われるフェイズです。

ここまで来たらやることはシンプル、残りのリソース全て注ぎ込んでスキルを放ち倒すだけです。
運が悪いと2倍の遅延行為が行われますがそこは運と思い甘んじて受け入れましょう。

まとめ

アップデートによる高難易度追加で遊びの幅が広がったディオフィールドクロニクル。

カジュアルさを伸ばす方向ではなく足りなかった高難易度要素を追加するというのは悪くない判断かなと評価しました。

カジュアルさの補填もやってもいいとは思いますがまずは足りないところから埋めるのは分かりやすくセールスポイントになりますしね。

ワルターキン編はキャラの掘り下げというよりはキャラの日常を見る感じになっていましたが、
まぁ退場したワルターキンを掘り下げても本編に影響する部分は少ないのでこれはこれでいいんじゃないでしょうか。

The DioField Chronicle

まだアップデートを続けるのかどこまでサポートする気なのかは未知数ですが、最低でもイスカリオン編は出して彼の再加入を行うくらいのフォローは欲しいところですね。

トレミナのアビリティが1つ死ぬのは本当にどうかと思う。

今回のアプデでこのゲーム結構楽しくなったと思うんですよね。
エンドコンテンツも実装されて自己満足も出来るようになったので後はイスカリオン再加入と各キャラの差別化がより行われれば個人的には完璧ですね。

私は有料でも受け入れる構えは出来てるぞ!

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おまけ、ストーリーをもう1周して

今回のアプデに合わせて改めてストーリーを1からプレイしたのですが、
当然ですがリアズの思惑を知っているので話としてはそれなりに見やすく把握しやすくはなりました。

分かった上で見るとそのために行動していること、それに対して仲間への僅かな思いや罪悪感というのも少し透けて見えるようになりますね。

特にユーマリダとの会話はこの2人の裏の目的を知っていると含みのある要素の理解がしやすかったですね。

それでもやはり全ての行間を補填し切れるような物でもないので、
リアズの過去をより詳しく帝国の政治思想をより明確に描いたリアズ編の配信が欲しいと思いました。


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