この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
製作国
アメリカ
監督
コリン・トレボロウ
脚本
エミリー・カーマイケル
コリン・トレボロウ
出演者
クリス・プラット
ブライス・ダラス・ハワード
ローラ・ダーン
ジェフ・ゴールドブラム
サム・ニール
ディワンダ・ワイズ
マムドゥ・アチー
B・D・ウォン
オマール・シー
イザベラ・サーモン
キャンベル・スコット
ジャスティス・スミス
スコット・ヘイズ
ディーチェン・ラックマン
ダニエラ・ピネダ
ジェイク・ジョンソン
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者見てきました!
旧キャスト出演、完結作というだけあって自分の行った映画館はかなり賑わっていましたね。
評価については色々な意見が見受けられますが自分は楽しめました!
当たり前ですが全てを手放しになんていうのは普通はなかなかないことですし、それでも楽しめた方が上回ったかなと。
ただこれだけはちょっと不満というか強い言葉を使うとこの1点だけは申し訳ないですが本当にクソ!と言いたくなる部分がありましたね。
ここだけは絶対に外しちゃいけねえよと思うのが1点だけあったんです。
その点は最後に話すとしてそれ以外の部分の感想を語っていこうかなと思います。
目次
新旧主人公共演
今作の見どころの1つであるパークとワールドの主役達の共演。
前作である炎の王国でマルコム博士は出てきていましたが、
本作ではついにグラント博士とエリーも登場しました。
このメンバーに関してですが出番の配分はかなり良かったですね。
ワールド組であるオーウェンとクレアが拐われたメイジーと、ブルーの子供であるベータとを救いに行くという激しいアクションを担当。
ワールド1作目から考えるとクレアは本当に逞しくなりましたね…
パーク組のグラントとエリーは巨大イナゴにまつわる陰謀の調査のためにバイオシン社に乗り込む落ち着いたサスペンスを担当と。
ジャンルの違うそれぞれに相応しい役割を果たしていました。
それ以外にもちょい役で前作までのシリーズのキャラがちょいちょい出てきて完結作って感じがしましたね。
主役組だとマルコムは序盤はサポートなので少し割りを食ってしまった感じもありましたが、
ギガントサウルス相手に1作目のような囮をやると匂わせてからの反撃など見せ場もあったのでしっかりバランスは取ってましたね。
合流してからも各々の特性や度胸を活かして協力して大体見たい活躍は見れたのではないでしょうか。
1つ欠点を上げるとすればこのメンバーだと緊張感がまるでないことですかね。
これは能力面というよりこのメンバーを誰か死なすわけないだろうなというメタ的な理由からですね。
ほぼ全員に命の保証がされているようなメンバー構成でしたので、
襲われても絶対に助かるだろうなというのが分かってしまうのはどうしても緊張感に欠けてしまいましたね。
言うまでもなく捻くれて本当に殺す方が絶対にダメなことではあります。
恐竜達
このシリーズの花形は言うまでもなく恐竜。
前作で世界に解き放たれたこの恐竜達は多くの種類が登場しました。
最初にまず意外だったのが前作の後、思ったより世界は混乱していなかったんだなというところですかね。
むしろ密猟や闇市場対象になっているとか思ったより全然人間優位な世界になっていましたね。
まぁ現代武器がある世界で今更苦戦するなんてことはないってことなんでしょう。
そんな思ったより幅を利かせていなかった恐竜達ですが登場した種類は本当に多かったですね。
調べたところ20種類以上出ていたんですね。
それだけたくさん出た恐竜達でしたがたくさん出たが故の各種の出番の少なさは少し気になってしまうところではありました。
長く因縁のある相手という感じではなくすぐに登場して出番が終わる散発的なイベントで終わりがちでしたね。
これ自体は結構難しい部分ではあると思うんですが種類を削ったら1体を濃くできる、種類を増やしたら散漫的になってしまうという。
あっちを立てたらこっちが立たないので今回は後者を選択したということなんだと思います。
正直どちらも正解なのでこの部分は好みですね。
そんな中で因縁を立ててラストの相手にもなったのがギガントサウルス。
初登場でティラノを退けるなどちょっと賛否が分かれているらしい登場でした。
1体1体の出番が少ない中でしっかり最大の肉食恐竜としてピンチも盛り上がりも引き立ててくれましたね。
ラストのこのシリーズのスターであるティラノとの対決は完全に製作がやりたかっただけ感を感じましたが、リベンジ果たしたの含めて楽しいラストファイトでした。
勝手に戦えは流石に笑いました。
恐竜との共存
恐竜との共存がテーマであったシリーズ。
そこの線引きで奮闘かと思ったらまさかの企業の陰謀との戦いになってしまっていましたね。
今回は恐竜をどうこうするというよりは世界を破滅しかねないイナゴを作り出すのを止めてその被害も食い止めなくてはならないという方向にシフトしていたので、恐竜達がメインのようでメインじゃなかったですね。
陰謀調査の途中で出てくるお邪魔虫くらいになってしまったかなと。
元々遺伝子操作のしっぺ返しを受け続けてきたワールドですので操作の対象がイナゴに変わっただけといえばそれまでではあるのかもしれません。
今回はその遺伝子操作に関してはメイジーとベータという肯定的に捉えることのできる存在がいたため、
最後のイナゴへのカウンターに役立ったことも含めて初めて遺伝子操作とは共存したと見ることも出来ます。
恐竜との共存というテーマに関しては明確な解答は出せる問題ではなかったようですね。
人間と恐竜との対立、共存。
こちらをメインテーマにするのであれば冒頭の密猟や違法繁殖との戦いを主軸にした方が良かったと思いますが、
エンタメと分かりやすい相手を出すためにあっちになったんですかね。
個人的にはオーウェンとブルー、この組み合わせがあワールドにおいては共存の象徴と思っていたので、
ブルーが脇役になった時点でここら辺はシリーズとしても少しブレてしまった感じがして少し残念でした。
ラストのやり取りで程よい距離感で住み分けしていくという共存の1つのあり方を見せたのは悪くなかったんですけどね。
本当にダメだと思うところ
この映画には自分としてはどうしても許せないダメなところが1つだけあります。
何でEDでもスタッフロールでもテーマ曲を大々的に流さないのか
ここだけは本当に擁護できないくらいダメなところだと思います。
映画だけに限った話ではないですがシリーズ作品においてテーマ曲って本当に大事だと思うんですよ。
ジュラシックパーク、ジュラシックワールドといったらあの曲だよね!って曲を流さないのは本当にダメです。
あの曲を聴きながらEDで余韻に浸りたいのに肩透かし食らって何を考えているんだと言いたくなりました。
完結だからこそ決別の意味を込めて使わなかったのかもしれないですが、そんな余計な考えはいらないのです。
みんな知ってるあの曲でお別れ!
これを望んでいたのにテーマ曲が流れなかったのはあまりにも残念でここだけはかなりのマイナスポイントでした。
まとめ
恐竜との共存というテーマからはちょっと逸れてしまったかなというストーリーの今作。
あくまでちょっと逸れただけなので完全に無視しているわけではないんですが、
完結作として見ると不満に思う人がいるのも分からないでもないですね。
とは言ってもアトラクション的な面白さはまだまだ健在。
新旧キャストの共演のワクワクさもありますし、エンタメ重視として見れば楽しめましたね。
ただワールドとして見ると最後の最後にオーウェンとブルーのイチャつきが一気に減少しているので、
そこが好きで1番重視していたんだよ!って人にはかなり物足りないかなとは思います。
自分もここは結構残念だったりはしました。
他の恐竜、動物映画感想はこちら。