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製作国
カナダ
監督
モスタファ・ケシャヴァリ
出演者
アンドレア・ステファンシコヴァ
アンディ・カネテ
エミー・アネク
ジョシュ・ブラッカー
リチャード・レット
コンテイジョン 感・染・実・態(原題:CORONA)見たので感想書いていきます。
コロナ初期を描いたパニック映画で上映時間は約73分です。
ストーリー
ある街中の、ある建物の中にある、あるエレベーターが、その日機械トラブルで突如動かなくなってしまう。そこに偶然居合わせた7人の乗客。価値観のまったく違う7人がパニック状態に陥り、自らの正義を主張したことで、事態は混沌を極めていく。しかもその中の一人が、コロナ・ウィルスの保菌を疑われる人間だった…。
「Oricon」データベースより
未知故の恐怖心、疑心暗鬼が偏見とエレベーターという閉所により拡大していくパニック映画でした。
まだ初期の頃のコロナを題材にしていて、
まだしっかりと特性などを把握しきれていないからこそ出来た作品でしたね。
内容自体はずっと停止したエレベーターの中で居合わせた7人のやり取りで進むのですが、
この7人のそれぞれの立場や状況、エレベーターが止まる前のやり取りなどで相手への印象が悪化しています。
これがまたマンションのオーナーだったり偏見を持っていたりSNS中毒だったりと、
中々相性が悪い面子で更にそこに妊婦という緊急性がある女性や中国人が混ざり混沌としていきます。
エレベーターが止まってからは中国人が咳をしているという状況からコロナと決めつけ、
恐怖心と偏見から徐々にパニックになっていき取り返しがつかない事態も起きてしまいます。
ここら辺停止したエレベーターという状況も相まってデビル思い出して緊張感あって好みです。
後半に進むにつれ落ち着きを取り戻し中国人の正体や最後のそれぞれの人物の懺悔など、
偏見が取り除かれた状況での告白がこの映画で伝えたいことなんでしょうね。
特に中国人の正体は見ている側は早々に予想はつきますが、
登場人物達はパニック故にそこに意識回らないというのはいいと思いました。
ラストの状況もどう転ぶか分からない終わり方であり、
コロナ禍の一幕といった感じで最後まで突き進んでいましたね。
まとめ
当時最前線で戦っていた医療従事者や偏見に晒されていた人々のための啓蒙映画でしたが、
パニック映画として見てもなかなか自分はいいと思いました。
これは自分が閉所空間でのパニックものが好きというのもありますが。
今でもなお情報の取捨選択や何を信じるかは突きつけられている情勢ではありますが、
当時はよりそこら辺は混沌としていたなと改めて思い返すことも出来ます。
この映画でもわざとデマを流したりそれに乗っかりマスクの買い占めを行ったなどであったなぁと思ったりしました。
映画冒頭でも言っていますが、真の敵は人間の恐怖心ということですね。
他の感染症映画はこちら。