【映画】コズミック・シン ネタバレあり感想

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コズミック・シン
(C) 2020 Cosmic Sin LLC All rights reserved

製作国

アメリカ

監督
エドワード・ドライク
脚本
エドワード・ドライク
コーリー・ラージ
出演者
フランク・グリロ
ブルース・ウィリス
ブランドン・トーマス・リー
C・J・ペリー
コーリー・ラージ
ロックリン・マンロー
コスタス・マンディロア
アデレード・ケイン
ジョニー・メスナー

今回はフランク・グリロとブルース・ウィリス共演というとっても自分得な映画コズミック・シン(原題:Cosmic Sin)の感想です。

ジャンルはアクションで上映時間は約88分となります。

近未来な戦闘、兵士としての悲哀などが楽しめる映画となっていました。

あらすじ

2031年、人類は火星への入植に初成功し、量子技術により惑星への移住が可能になった。そして約500年後となる2524年、地球から4217光年離れたヴァンダー鉱業所有の惑星で、高度な文明を持つ異星人とのFC(ファースト・コンタクト)事案が発生する。連合加盟星エローラもすでに侵攻を受け、生存者は残り僅か……。

宇宙戦争を回避すべく、人類連合はかつて“血の将軍”と呼ばれた戦争の英雄ジェームズ・フォード元将軍(ブルース・ウィリス)を招集する。フォード元将軍は、前の戦争で約7,000万人の同胞が住む惑星を壊滅させ、戦争を終結させた悪名高い将軍だった。

イーロン・ライル将軍(フランク・グリロ)が指揮する精鋭部隊に合流したフォード元将軍は、軍への復帰を条件に、精鋭チームを率いることになる。彼らの極秘ミッションは、敵の母星を座標から特定し、先制攻撃を仕掛けること。しかし、異星人からの激しい攻撃を受け任務は難航しチームもバラバラに……。

人類存亡をかけ、フォード元将軍はある決断を迫られる――。

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登場人物

イーロン・ライル

人類連合軍の将軍

FCしてきた異星人と戦うため“宇宙の罪”作戦を実施する

ジェームズ・フォード

元人類連合軍将軍で通称“血の将軍”

過去の作戦で7000万人が住む星にQ爆弾を投下し軍を辞めさせられた

ダッシュ

ジェームズの部下

ジェームズが軍を辞めた後も付き合っている

ブラクストン・ライル

イーロンの甥

“宇宙の罪”作戦への参加を志願する

ソル・カントス

エローラ所属の軍人

異星人との防衛戦で生き残り続けている

アーディーン

工兵

Q爆弾の管理者として“宇宙の罪”作戦に参加する

ゴス博士

行動生物学の博士

ジェームズの別れた妻

“宇宙の罪”作戦!

何かロボットアニメみたいなカッコいい名前の作戦行う本作。

文化の抹殺は創造という概念の否定、文明を消すことは宇宙への罪である、だが自由は与えられていない、勝ち取るもの

登場人物のゴス博士の論文由来の作戦名ですが、要はどんな相手であろうと文明を抹殺するのは罪、だけど何もしないわけにはいかないってことですね。

これでも分かる通りこの映画は根底としては平和の維持には一定の武力が必要という考えがある映画です。

何と言っても平和を求めるなら戦争に備えよなんて台詞までありますしね。

これが製作側の思想なのか話的にこの設定の方が回しやすいからなのかまぁ多分後者でしょう。

他にもFC(ファースト・コンタクト)法など世界観のための設定構築は意外としっかりしていました。

近未来を舞台に遠方の惑星で敵対的な異星人とのファースト・コンタクト、
それに対抗するために過去に地球を守るために7000万人を犠牲にする決断をした男ジェームズが呼ばれ再び敵対勢力に臨む…

とりあえず言えるのは話の展開が早い!

敵対的と思われる異星人と接触?すぐに非情な作戦を取れたジェームズを呼べ!
異星人が敵対的なことが完全に判明しかも地球の座標がバレた?よっしゃ独断専行でQ爆弾で攻撃だ!

まぁ物分かりのいいテンポの良さです。

それでも序盤はもう少し丁寧だったと思うんですが、肝心の“宇宙の罪”作戦時にはテンポの良さ通り越して駆け足な展開でした。

仲間の離脱やエローラで戦っている軍人達との合流とかそういうのがしっかりあるのにイベントが足りない…!

ここは敵の座標特定とかジェームズとの合流とか普通行き帰りのどちらかで何か戦闘の1つでも起こるのかと思いきや無ですよ。無。

せっかく新しいメンバー、そして主役がブラクストンに入れ替わったのですからもう少し互いの感情の掘り下げが欲しかったですね。

Q爆弾発射のための時間を稼ぐ防衛作戦まで行くとそこら辺はようやくちょっと落ち着いてきます。

敵の正体や思想を乗っ取られたゴス博士から聞かされ、最早和解はないという展開からしっかり防衛戦やってくれます。

決着に関してはイーロンとジェームズ、この2人の親父がいい味出してました。

イーロンは仲間と民間人を救うために敵のゲートに張り付きスーツを爆発させるという決断でみんなを救います。

ここの甥であるブラクストンとのやり取りが短いながらいいんですよ。

本当は彼に伝えずアーディーンに頼んで爆発させてもらうつもりでしたが、ブラクストンに目撃され彼がその引き鉄を引くことになります。

正に信念の貫き、そして継承って感じで序盤と後半の主役の見せ場って感じでした。

その後八つ当たり気味に敵のデカブツを殴り倒せるブラクストンがいいんですよ。

そして乗っ取られた元妻と対峙するジェームズ。

これはセジアとの対峙とも言えますがここの会話もまたいいですね。

ゴス博士を乗っ取ったセジアから彼女の本音の一部、兵士として、またQ爆弾を投下して大量虐殺を行ったジェームズを恐れていたことを聞かされ、
またセジアからは「戦いの中で兵士は求められるが終われば蛮族扱いされる」という地球の兵士に対しての扱いを突きつけるなど。

妻として兵士である夫を恐れていた本音、セジアからは戦いの中で生きる種族としてのある種同情とも言えるこの会話、ここ結構気に入っています。

戦いに生きてきたセジアがジェームズに対してなのかゴス博士の感情入っているのかどこか親身なんですよね。

ゲート前での対峙も倒す決断が出来ないジェームズに対してゴス博士の意思なのかそれともセジアの同情か突き飛ばして彼を救うという、
アクション的にはアレですがただお互いの会話の中で生まれた展開としてはどこか綺麗な終わり方でした。

ラストの平和のための模索のため軍の拡大を行うニュース。

普通の映画ならエンディングというのは軍縮で終わりそうなものの軍の拡大で終わる。

ここら辺見てもどうしても問答無用な相手はいる、それには一定以上の武力がいるそういう考えの元の映画って感じでしたね。

意外とがんばっているようなそうでもないようなアクションとセット

この映画のアクションとセット、出来の良さが極端なものでしたね。

衣装となるイカロススーツなんかはちょっと安っぽさもどこか感じるんですが、逆に宇宙のシーンなんかは意外と出来が良かったりします。

ただ武器の方なんかはプラズマガンといいながら普通の銃の描写だったりするので、武器の名前と近未来という設定と描写が噛み合ってなかったですね。

チープな未来エフェクトつけると安っぽくなりすぎるのである意味いい決断かもしれません。

アクション面に関してはドンパチは普通でしたが最後の防衛戦でセジアの1人が妙にキレッキレな動きするのはちょっと笑いました。

他にも剣持ったデカブツとかこういうやついるんだからもっと強敵としての出番が見たかったですね。

今回のフランク・グリロとブルース・ウィリスは?

多分デス・ショット以来となるこの2人の共演。

とりあえずまずフランク・グリロについて。

やっぱり死ぬじゃないかフランクグリロ

今回も無事(?)死ぬことになりましたフランク・グリロ。

序盤の基地戦はいいアクション見れたんですが、そこからが残念でしたね。

“宇宙の罪”作戦ではすぐに離脱してしまったので本番というべき展開で全くアクションがないんですよ。

いや、出番的には自身を犠牲にしてみんなを生き残らせた正に英雄とも言えるポジションで重要なんですけどね?

それでも自分はアクションが見たいんですねぇ。

せめてゲートに張り付いた後、自爆を防ごうとする敵と1発やり合って欲しかったのでそこは残念でした。

そしてブルース・ウィリス。

今回はいっぱい出番もあってアクションもしますぜ。

いやー、良かった良かった。

最近の作品だとどうしても控えめだったり黒幕だったりしたのでそこだけでちょっと満足しましたよ。

久しぶりに主役という感じでしっかりとドンパチにも参加。

そして幕引きにも立ち会うなどここ最近だと1番いい出番だった気すらします。

どうせなら以前の共演のデス・ショットみたいに2人揃ってしっかり見たい活躍してほしかったのでそこだけは残念でしたかね。

まとめ

微妙に社会派な話が入ってるような気がしないでもないこの映画。

話に関してはテンポが良すぎるので見やすくはありましたね。

もう少し分かりやすい見せ場は欲しかったところですが、まとまってはいるので悪くはないかなと思います。

個人的にはもう少しフランク・グリロとブルース・ウィリスのタッグによるアクションを見たかったのが本音。


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