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製作国
カナダ
監督
フランチェスコ・ジャンニーニ
脚本
デリック・アダムス
アダム・コロドニー
出演者
ジュリアン・リッチングス
カロライナ・バルトチャク
ヴラスタ・ヴラナ
釈由美子
マーク・ギブソン
かなり淡々としたホラー映画でした。
ロックダウン・ホテル 死・霊・感・染(原題:HALL)見させていただきました。
感染と死霊を両方のホラーを描いたホラー映画という触れ込みでしたが、
蓋を開けてみるとかなり感染側に偏っている淡々としたホラー映画でした。
自分は適当にタイトルとパッケージ見て借りたので、
見るまで知らなかったのですが、
日本から釈由美子さんが出演していて、しかもメインの1人です。
そのおかげかこの手の映画には珍しく日本にも公式サイトが存在していたりします。
その公式サイトはこちらとなります。
ストーリー
かなり淡々としています。
途中までは妊娠している日本人の女性ナオミと家族で旅行に来ている女性ヴァル、この2人の視点で進んでいきます。
序盤で出会い僅かな時間ですが、会話する2人で、
ナオミは相手の男性や日本の家族、ヴァルは気性にムラがある旦那ブレンダンと、
どちらも家族関係に不安がある描写があり、ある種の共通点があるのですが、
最終的にはこれらはあまり活かされることはありませんでしたね。
事態が動きこの2人が再び邂逅してからは早々に別れてしまうので。
事態が動きウイルスが蔓延してからは、ヴァルが娘のケリーを探し、
脱出するだけなので本当に淡々としています。
一応ウイルスを撒いたテロリストも出てくるのですが、すぐに出ていって終わりますしね。
ラストはホラーお馴染みの不穏な感じで終わるのですが、ヴァル側が感染、ナオミ側が死霊と捉えるべきなのかなといった感じですかね。
ホラー描写
何度も言いますがこちらも淡々としています。
感染9割、死霊1割くらいの割合です。
基本的にウイルスに苦しみ果てる人々をひたすら描写するだけです。
苦しむあまり力任せに掴んで犠牲者が出たり、
襲いかかるゾンビ映画みたいな描写が2回ほどあるにはあるんですが、
そこもそこまで過激なわけではないです。
死霊描写としては名乗っていないはずの名前を知られていたり、
死んだはずの父親に呼ばれ姿を現したりといったあっさりしたものでした。
びっくり描写等には頼らないところは好感は持てるのですが、刺激としてはかなり物足りないと思います。
まとめ
静かに物が進み事態も激しく動かないホラー映画でした。
ともかく死霊描写が必要ないくらい薄いため、感染による幻聴、錯覚で済ませた方が良さそうなくらいでした。
それくらい偏っているので、ホラーというよりは災害映画として見る方が正しい映画なのかなと思いました。
エンドロール中に挟み込まれるニュース映像も死霊要素0ですしね。
日本人として地味にいい点としては日本人同士の会話が片言ではなかったとこですね。
結構規模の大きい映画でもここはおざなりにされることも多いので、ここは素直に優れていました。
見所は正直少なめな映画なのですが、淡々とした感染描写はそれはそれでリアルに見えるとも捉えられ部分でもありますので、
そこを没入出来る要素と思えれば見てもいいとは思います。
他にもメインの1人で結構出番のある釈由美子さんを見ると言うのも日本のファンならば選択としてはありかもしれません。
他の感染症映画はこちら。
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