この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
前回の綱紀編一区切りからめちゃくちゃ久しぶりなサガエメ感想。
別にプレイを断念したとかそういうわけでもなく、色々とやり込みながらプレイしていたためプレイ時間が嵩みに嵩みこれだけ期間が空いてしまった次第でございます。
このゲームの1周が濃厚かつ重めなのが悪いのだ。
というわけで今回はディーヴァ編についての感想。
唯一のメカ主人公にして『心』を探す彼女の旅。
2つの結末と周回分の仲間への思い入れという物をしっかりと堪能させていただきました。
目次
『心』巡る旅路の2つの結末
失われた自身の『心』を探すディーヴァ編。
綱紀編とは違い、周回を重ねるごとに結末や真実が深まる形ではなく、
キャピトルシティでの条件を満たしたかどうかだけでEDが変化するというシンプルな形式となっているのが彼女の物語。
そしてそのED自体も両方とも割とあっさりとした内容となっていました。
なんですが!
彼女の旅路の真価はやはりその過程にあると言えるでしょう。
『心』、そして自身の本来の機能である歌を失ったが故に自身の存在意義を探し求め、
このサガエメの中で誰よりも出会った人間との交流や出来事で『心』に向き合い続けているのがディーヴァ編の魅力。
その証拠か初期ボディであり、通称ドラマ缶ボディのレトロポッド時の彼女はこのゲームの誰よりも表情豊かに悩み、笑い、怒る。
メカである彼女が『心』を追い求めここまで表情豊かに旅をしているのを見ると、
『心』という物はどこにあるのか?そんな哲学的な側面もあるシナリオでもあったと思いますが。
そして『心』と歌を取り戻した後のバレバレに裏切ったコンスタンティンとの対峙。
これはED条件により2つの展開を見せてくれますが。
彼女が誰のために取り戻した歌を歌うのか、ここもシンプルな分岐でありながら、というかシンプルな展開だからこそ感動するわけですよ。
1つのルートでは共に旅してきたちょっと変だけど愉快なはぐれ者な捜索隊の連中に背中を押されて、
もう1つは旅路の中で出会う共に『心』を探したメカ達の『心』を震わせるために歌う。
確かに結末はあっさりなシナリオだったんですが、そこに至る過程、
そして『心』を探し求めたのを知っている仲間達と歩んだからこその最終戦に向けたこの展開。
この道中と集大成となる最終戦までが濃いので満足感があり、
やはりサガのメカシナリオには外れがないなと改めて確認出来たシナリオでした。
強くはなれるけど周回的にはきつい主人公特典
ディーヴァ編の主人公特典は自身のヴァージニアボディ(このボディがジニーちゃんの名前なのはなかなかグッとくるものがありますね)含めた各メカのボディへの換装。
これの強みは各ボディでしか習得出来ない専用ロールを習得可能な部分。
つまりディーヴァはメカのロールを唯一全て習得可能という文句無しで最強のメカとなれる主人公特典ということですね。
この特典の強力さは自身が主人公の時にはもちろん、
ディーヴァが加入するボニフォル編では換装こそ出来ませんが、
自身が主人公時に習得した各ロールは引き継いでいるので実質的に持ち出し可能な主人公特典でもあること。
しかし、強力さにはそれ相応のデメリットもあり…
ディーヴァ編だと周回時には彼女は最終盤まで戦力外通告を100%受ける立場にもなってしまうことにもなりました。
彼女は連接世界から緑ビジョンクリアするごとに換装ボディと共に装備枠も増えるという形になっているのですが、
この内の装備枠は周回時にはリセットされるため装備によって能力を上昇させるメカである彼女は周回すると再び最弱キャラに逆戻りしてしまうんですね。
これに関しては個人的には、
というか全プレイヤーが多分思っている。
周回時には装備枠減らさなくても良かったんじゃないかなと断言出来ます。
ヴァージニア以外の換装ボディは周回して換装解禁したらそのまま引き継がれているのに装備枠だけ引き継がれていないので、どうしてもこの仕様というか措置には疑問が残ってしまうんですよね。
主人公なのに周回するとほぼほぼ最終盤まで使えないというのはやはりもどかしいので、ここだけはディーヴァ編でダントツの残念ポイントでしたね。
おまけ:ディーヴァ編の現時点での盆栽結果
ここからは前回の綱紀編でもやった自己満の盆栽発表会。
今回はヒューマン多めなので綱紀編のクグツ達ほど各キャラに明確な役割を決めさせてプレイしていたわけでもなく、本当にただの育成結果みたいになっていますが、お時間があれば暇つぶしにお付き合いください。
まずは主人公のディーヴァ。
実は主人公なのに1番活躍していないキャラだったり。
主人公特典のとこでも書きましたが、ディーヴァは主人公だと大幅な不利を背負っているので、道中における貢献度はかなり低めとなっていました。
育成自体は画面では表示されていませんが、ヴァージニアボディ以外の全ロールは習得済み。
ヴァージニアボディのロールに関しては装備枠の制限がなく最速加入もするボニフォル編で育成した方が効率がいいのでディーヴァ編での彼女の育成はこれで完結といってもいいでしょう。
で、肝心の運用ですが、機能完全解禁してからの彼女の役割としてはガーディアンプログラムでのディフレクト、スパークリングミストによる全体攻撃と運動性のデバフ、重水砲による安全なリザーブ解除。
大体こんなサポート的な役割となっていましたね。
サガエメのメカの仕様上、サガフロほど能力が上がるわけでもないので、
どうしてもやり込みしていくとヒューマン達からは能力に置いていかれるので、大体みんなこの辺りの役割に落ち着くのではないでしょうか?
装備制限とメカとしての性能の頭打ち、主人公の時にはこの二重苦があるので、
彼女に関しては主人公としての活躍よりもボニフォル編で活躍させるために向けた育成をしていたという方が正しい認識だったかもしれません。
続いては探索隊の頼れる姉御ボウディカー。
最初に書いた通りヒューマンなので全体を通すと流動的な運用をしていたのですが、
彼女に関してはキャラの性格などを踏まえて両手剣でディフレクトを任せる比率が多かったような思えます。
能力値的には運動性以外はカンスト。
いくつかの技はまだ覚えていませんが、かなり順調に育成されて最初から最後まで頼れる姉御でした。
余談ですが、このゲーム運動性だけはかなり意識しないと自然と上がりにくい能力になるので、片手剣のカットインや細剣技は暇さえあれば意識して使うといいですよ。
お次はウェンズデー。
このゲームの唯一の魔具使いであるヒューマンなのですが、肝心の魔具の性能が芳しくないため普通のヒューマン運用となっていました。
役割としては片手銃による足止めやリザーブ解除役は固定として、画像の両手剣の時はディフレクト、片手剣の時には空圧絶波もつけて更に足止め特化にしていたりなど1番流動的に使っていた気がします。
我流技もちゃんと覚えるのが他の固有ヒューマン系との違いですね。
キャラや台詞も面白くてお気に入りのキャラではあるんですが、
前述の通り魔具の性能、特に武器が初期装備以外無いというのは純粋に失敗してしまっている種族ではあったなとは思いましたね。
攻略本曰く初期案だと魔具使いの主人公もいたそうですが、その主人公が採用されていたら強力な魔具が手に入っていたかもしれません。
そう考えると初期案の残滓が残るキャラだったと言えるのかも?
最後はこれまた固有種族となる短命種ヒューマンのブラー。
彼女は短命種の特徴上、使い込んだ武器の消費BPを1減らせるという強力なロールが手に入るので武器をどうするのかなかなか悩みました。
短命種はLP1運用が前提になるので両手剣は基本論外、
となると一般的には術を減らして術師なんていうのがベターなところなんでしょうけど、ディーヴァ編だとアメイヤも加入出来るので自分は片手銃特化にして二丁拳銃使いに仕上げることにしました。
理由としては綱紀編でのボウの割り切った運用が好みだったのでディーヴァ編のボウになってもらおうと思ったから、
片手剣で二刀流なんてのも悪くないかなと思ったんですが、あちらは我流技に強力なのが多いためブラーだと強みを発揮しきれないなというのも二丁拳銃運用にした理由ですね。
そしてボウにない個性として、メガニラカと合わせれば片手銃技の消費BPを常時−2に出来るのも魅力的に感じたから。
使い勝手としては二丁拳銃技もメガニラカと合わせて消費BP−2に出来るので低コストで強めな全体技使えたりなど彼女ならではの個性が出ていて楽しかったですね。
ただLP1運用が前提なのでボス戦などは(特に連戦となるラスボス相手)だと気を使う部分も多く、出身地域らしい繊細さがあるキャラでもありました。
他には綱紀やアメイヤなどを毎周拾って運用しており、
綱紀は技もロールも全て覚えて完全体となり、アメイヤは猫装備で術BPを減らしながら大いに活躍してくれました。
ただここら辺は前回で掘り下げたのとこれから掘り下げるキャラなので今回では評価については保留ということで。
強いてここで評価を言うなら2人とも回収しやすくて強いのがいいですね。
ディーヴァ編のキャラは性能も個性も強めなキャラが多かったので単純に育成する楽しみは多く、
サガエメでも随一の育成が楽しい主人公でもあるなと思いますね。
裏切り確定なあいつもランク引き継ぎだと序盤は運用しなくてはいけない場面もあり、
ディフレクトとディレイオーダー役にすれば何だかんだで活躍するので初期メンバーとして腐らないのもまたサガらしくて魅力的。
えっ、イマクー?
…モンスターって難しいよね!
まとめ
今回はディーヴァ編の一区切りの感想。
シナリオは良く、初期メンバーの育成も楽しいと、プレイしていて楽しい主人公でした。
ただディーヴァが周回の度に性能がポンコツになってしまうのだけは緩和が欲しかったですかね。
兎にも角にもこれで2人目の主人公が一区切り。
本当はもう少しテンポ良く進める予定だったのですが、リアルと気力がという強敵にはなかなか勝てないのが現実の厳しさ。
次はアメイヤ編を予定している…というか既にやり込んでいる真っ最中なのですが、
聖剣の発売日も近づいているのでもしかしたら今回以上に間が空くかもしれません。
ただ全主人公のやり込みは絶対にやるので興味がある人がいれば長い目で待っていただけると幸いです。