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聖剣伝説 visions of manaの体験版が配信され、自分も休みに入ってゆっくりとプレイしてきました。
先に感想を言っておくと、現状は戦闘も探索も良い点もあるなと思ったら欠点も感じるなといった印象で、
どこの要素も手放しで褒めることも貶すことも出来ない感触でした。
とはいえ購入を躊躇うほどかといえと全然そんなこともないので、良くも悪くも予測の範疇内ということが確認出来る体験版でしたね。
目次
色々触れるようにしている体験版の内容
今回の体験版の内容としてはストーリーがある程度進行した状態からスタート。
港町ラタを目指しているというストーリーで仲間が既に2人加入、クラスチェンジも解禁されていて、更にピックルに乗れ、広大な草原を駆け巡り、街について船に乗ったらボス戦と。
ストーリーの導入よりもとりあえずこのゲームの売りとなる部分を体験させるためという正しく体験版な内容でした。
なのでストーリーに関しては特に評価はしません。
今回の道中に至るまでの物語や関係性を完全に把握できるわけではないので、この状態で評価するのはフェアではないですしね。
とはいえ正直なところキャラクター達の空気感や会話に幼さが滲み出ているのは気になったりはしています。
聖剣伝説3のリメイクが当時の会話のノリまんまでも受けたからという部分も踏まえてなのかもしれませんが、
あちらはあくまで当時の会話やイベントの流れを再現したから結果としてそうなったのであって、完全新作までそのノリを過剰に踏襲する必要はないんじゃないかなとは思います。
ただグラフィックの路線とはあっているのは確かですし、
物語の道中や設定を把握するとまた印象が変わる可能性がある部分なのでまぁとりあえず評価としては保留です。
ここに将来の不穏さと病みを感じ、今の会話のノリからのギャップのある展開があり得るからというのも理由です。
広大なフィールドと作風にあったグラフィック
今回の体験版で主な舞台となったファルロー大草原。
今回の体験版の範囲に押し出した舞台というだけあってグラフィックとその広大さはかなり高評価な部分でした。
ピックルに乗らなければあまりに広大なマップ。
これがおそらくは序盤の範囲から登場するとなると、本作での世界の広さというものを期待させるには十分すぎるくらいの圧巻さがあったと言えます。
聖剣伝説というシリーズに良く似合うグラフィックの方向性も合わせて、この世界を旅出来るというのは期待感は強める印象を強く与えてくれましたね。
広大さゆえの弊害も
ただこの広大さから感じる弊害があったのも確かです。
とにかく広い割にはロケーションが不足している印象というのは否めなかったですね。
特に強く感じるのは人の生活の営みというのを感じにくいところ。
サブクエストも受けれるのですが、その受注というのが道にポツンと立っていたりとかそういう人物だったりするんですよ。
こういうのはグラフィックの向上と広さがあると逆に違和感を感じてしまうもので、
もっと民家や集落などを点在させてそこで依頼を受けれる形にした方が自然かなとは思いました。
一応このロケーションの不足というものはアイテムを配置させることで補ってはいるんです。
少し道から外れると色々と落ちているので探索の楽しみというものはしっかりとあります。
でもこれは逆に言うとアイテムを取り尽くしてしまったらだだっ広い空間を歩くだけになってしまうんですよね。
寄り道したらアイテム…というのは嬉しい物ですが、
最終的に広大なフィールドに必要なものは決して失われないロケーションや人々の生活の息吹、
パッと見のグラフィックの衝撃のために継続した遊び部分の快適性は失われているというのを感じたのも確かでした。
ただこれに関してはちょっと自分の問題も少し感じる部分もあったりして…
まぁいつか他の記事で語るかもしれません。
戦闘は聖剣伝説3の印象からそこまで離れず
RPGなので大事なのは戦闘ですが、ここは殆ど聖剣3リメイクと印象は変わらなかったですね。
基本操作も同じですし、ここは無難に踏襲したなといった印象です。
ただクラスチェンジでキャラの役割を気軽に変えられたり、
弱点を付くのがダメージソースとしてより重要になっていることからキャラチェンジは戦闘中にかなり頻繁に行うことにはなりそうですね。
とはいえアクション要素としてはそこまで工夫が出来るゲームではないので、アクション重視のRPGというよりはアクションが出来るRPGって感じですね。
腕前よりはレベルや弱点つくことが大事!
気軽なクラスチェンジとその変化でキャラクター単体ごとの操作や役割の幅は広そう
今回の体験版ではヴァル、カリナ、モートレアの3キャラが使用可能で更にジンとルナのクラスチェンジが解禁されている状態でした。
で、この解禁されているクラスチェンジを試してみたところ、結構キャラ1人1人の操作の幅は広そうかなとは思いました。
クラスチェンジすると装備可能な武器が変わり、それぞれのモーションも変化、
ヴァルに関しては今回の範囲だとクラスチェンジそれぞれで武器が変わり3種類のモーションで遊べました。
他の2人も店売り装備を見る限りでは更に武器種が追加されるようなので、1キャラ3種類のモーションで楽しめるということにはなりそうです。
更にクラスチェンジごとにクラスアビリティがあり、エレメンタルボードを見ると将来的には各々かなり尖った性能になるように作られている模様。
そのため1人1人のキャラクターの操作はなかなか深掘り出来そうで、アクションRPGとしてはシンプルに先々まで楽しめそうかなとは思いました。
その中で欠点を見るならば事前の予測通りにエレメンタルボードは分岐無しの一直線の習得になっていること。
なのでモーションや魔法などは他クラスでも使えますが、クラスアビリティは他のクラスに引き継ぎは不可能なので、ビルドを組むという遊びは出来そうにはないです。
なのでこのゲームはクラスチェンジを敵に合わせて適宜変えるというのが、正しい遊び方になりそうです。
ヴァルの操作感
本作の主人公であるヴァル。
今回ではクラスチェンジで3つのモーションを試せる唯一のキャラでしたが、
意外と使い勝手という面では極端に秀でている訳ではなかったですね。
通常の片手剣は無難なモーションですが、クラスチェンジによって解禁される大剣とランスが結構癖があるといいますか。
ルーンナイトの大剣は振りの大きさの問題ですが、イージスのランスの方は大分窮屈なモーションと性能でした。
ルーンナイトはセイバー系の魔法を習得して更にクラスアビリティもセイバー系を強化するという物で、弱点つくのにはかなり重宝しそう。
で、イージスの方は守りに特化はしているようですが、
この手の仲間がCPUなゲームだとヘイト集めてタンクというのも難しいのでどれだけ自己生存特化出来るかが重要なのかなと。
カリナの操作感
続いてはカリナの操作感。
こちらは槍とクラスチェンジによって扇が使うわけですが、モーションとしてはどちらもそこまで強い印象は受けなかったですね。
現状は魔法特化のキャラで操作せずとも指示を出すだけで十分性能を発揮出来そうなキャラといった印象です。
ただカリナと一緒だとラムコがついてくるので(カリナ不在時にもいる可能性はあります)それで敵のヘイトや攻撃の手数を増やせるというメリットはありそうです。
モートレアの操作感
最後にモートレアの操作感。
今回の3人の中だと個人的にはダントツに使いやすかったです。
クラスチェンジによって使える短剣のモーションがとにかく使いやすい。
強攻撃押しっぱなしで広範囲に攻撃出来、更にナイトブレードならクリティカル時に威力アップなので1番火力を感じました。
自分が聖剣3で主にホークアイを使っていたというのもありますが、多分製品版でも1番使用するキャラになりそうです。
エフェクト過多なのは少し見直してほしい
最後に戦闘面での大きな欠点を。
はっきり言うとエフェクト過多で見辛いですね。
敵のモーションや距離感がこれによって把握し辛い。
まだ序盤にも関わらずこれはちょっと不安になる部分。
これで後半に更に強力な魔法などでエフェクトが増し増しになったら画面がどうなってしまうんだと思うので、ここだけは何とか工夫して改善してほしいですね。
カメラの距離感なんかでだいぶマシには出来そうですが。
まとめ
最初に言った通りに良いところが見つかればそれに付随した欠点も見当たるという良くも悪くも予測の範疇内のゲームだなと思える体験版でした。
ただゲーム性やシステム、グラフィックの方向性というのは完全に正しい方向性を向いているので、
驚きはなくても安心は出来ることも確認は出来た内容でもありました。
ここから更に仲間が2人増えて、クラスチェンジも6つ解禁されると考えると、
寧ろこの段階で予測の範囲に収まっている評価になっているのは最終的にしっかり良ゲー以上になれるという期待が出来る部類じゃないかなと思うくらい。
強いて言えばストーリーのノリが合うかなという不安はありますが、とりあえず購入は確定。
発売日当日までを楽しみに待ちたいと思います。