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この記事はLamentumの4つのEDの感想記事です。
ネタバレがたっぷり含まれていますのでプレイしてから読んでください。
悪夢の果ての4つの痛みと報い
クトゥルフ系サバイバルホラーLamentumには4つのEDが存在します。
今回はそのED4つについて自分なりの感想を語っていきたいと思います。
目次
Cエンド 臆病
ゲーム進行においては屋敷の外に出れるようになった段階で到達可能な1番最初に見ることが出来るEDですね。
自身の罪や愛する者、その全てに背を向け逃げ出す文字通り臆病なEDです。
単純なバッドエンドなので特に語ることは無いのですが、ビクターの独白自体は一見の価値はあるかもしれません。
Bエンド 儀式
普通にプレイしていたら、最初に見ることになるであろうED。
教会でグラハムを下し、辿り着いた先に待っていたのは既に儀式が終了し異形と化していたメアリー。
そのメアリーの中で産まれたアリッサを取り出すためビクターはメアリーをその手にかけ、アリッサと再会する。
感想
メアリーを犠牲にして悪夢の中でアリッサを生き返らせることを選ぶ狂気が垣間見えるEDですね。
開始時点からのビクターの本懐は叶うものの…といった感じです。
こちらはクトゥルフホラーゲームとしての王道の結末といったところでしょうか。
自分として2番目に好きなEDですね。
メアリーを手にかける痛みでアリッサを生き返らせるという報いを得る、
ホラーとしては王道であり、2周目以降他の結末に辿り着きたくもなるいい狂気のEDだと思います。
Aエンド 贖罪
一定条件を満たすことにより、辿り着けるEDです。
悪夢の果てに教会のグラハムを下し、儀式の場へと向かうビクター。
そこで待っていたのは儀式台の上で横たわるメアリーとその側にいるアリッサ。
ビクターはアリッサに自身の罪と後悔、そして彼女への愛を語り、
アレッサも同じように後悔と愛を語る。
そして何の罪もないメアリーを救うため、アリッサは自身を殺すようビクターに願う。
異形と化しながらも何1つ抵抗しないアリッサを手にかけビクターはメアリーを救い共に屋敷を後にする。
感想
どんな手を使ってでも救おうと、生き返らせようと願ったアリッサを手にかけメアリーを救い悪夢を終わらせるEDです。
BエンドがクトゥルフホラーとしてのEDであれば、こちらはビクターとアリッサの物語としてのEDですね。
自分はこのEDがあったからこそLamentumを紹介したいゲームだと強く思えたくらい1番好きなEDです。
アリッサを手にかけるという痛みを背負いメアリーを救い出すという報いを得るのですが、
このEDの報いはそれだけではないと思っています。
アリッサを救うために奔走していたビクターでしたが結局アレッサはその最中に亡くなってしまっています。
その間2人はほとんど交流しなかったのであろうセリフがこのEDでは話されます。
アリッサの「私達は屋敷に来るべきではなかった。残された時間を共に過ごすべきだった。」という台詞にこれは集約されていると思います。
このEDでは最後の最後にビクターとアリッサが本音で向き合い、話し、互いの愛を確かめ合う、
悲しいですが確かな報いがあったと自分は考えています。
Sエンド 犠牲
特定のアイテムを全て集めるという攻略サイトを見なければまず辿り着けないであろうED。
歯車を譲り受け地下へのエレベーターに乗るビクター。
その果てにいる異形の存在に自身の罪と後悔を告白し、アリッサとメアリーを救うよう求める。
ビクターは自身を犠牲にし、悪夢を終わらせアリッサとメアリーは共にビクターの墓参りに向かう。
感想
こちらもクトゥルフホラーらしいEDですね。
ビクターが自身を犠牲にするという痛みをもって救いたいもの全てを救う報いを得るEDですが、
自分は正直安易な決断をしたように感じて、BとAに比べると評価は高くないEDだったりします。
やはりこれがビクター個人の物語である以上重い痛みを背負って終わらせるべきと考えているからですね。
とはいえ、アリッサとメアリー両方を救うEDという選択肢自体はありだと思っているので、
このEDはやはり必要なEDなんだとも思っています。
まとめ
今回はLamentumの4つのEDについて自分なりの感想を述べさせて頂きました。
自分的評価としてA>B>S>Cの評価ですね。
これはホラーとしての話と見るかビクター達の話として見るかによっても変わると思います。
自分の駄文では全く魅力を語りきれていませんので、
興味を持った方は是非ともLamentumを実際にプレイして全ての結末をその目で確認してみて下さい。
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