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死者を生き返らせること、それは禁忌とも言える手段、
しかし愛するものを目の前で失った時それに縋らずにはいられるでしょうか?
今回はそんな禁忌を題材にしたローグライクアクションRPG、ソード・オブ・ザ・ネクロマンサー(Sword of the Necromancer)の紹介をします。
ゲームの概要としてはこんな感じです。
愛しい人を取り戻すために、あなたは何をしますか?
ソード・オブ・ザ・ネクロマンサーはローグライク要素のあるダンジョンRPGで、倒した敵を蘇らせて共に戦わせることが出来る。
ネクロマンサーの剣が持つ禁じられし力を使い、ココを蘇らそうと奮闘するタマを手助けしよう。
魔物の軍を作り、様々な武器や遺物を使って目的の前に立ちはだかる脅威を退けよう。
PSストア、ニンテンドーeショップ商品ページより
目次
ストーリー
その世界の禁忌に挑み続けるストーリーです。
既に定められているとも言える地位の放棄、同性同士の愛、そして死者の蘇生…
作中世界においては禁忌とも言えるもの、それら全てをナニクソ精神で打ち破っていこうとします。
舞台は1つのダンジョンだけで、それ故に登場人物は少なく主役のタマとココ、ネクロマンサーのみです。
主人公のタマが目の前で失ったココを取り戻すためにネクロマンサーの洞窟を訪れ、ココを生き返らせようとする。
ストーリーは言ってしまえばこれだけのシンプルなものです。
そこで納まっているネクロマンサーの剣を手に取り洞窟の奥へと進んでいきます。
洞窟を進むと節目節目でタマとココの出会いからココの死までの経緯が徐々に語られ、この2人の絆と愛を知ることが出来ます。
これにより特にタマが何が何でもココを生き返らせようとする強い意思が分かるようになっていて強く感情移入が出来ます。
その洞窟の最奥部に辿り着いたでタマが選ぶ決断とは…
これが1部の概要となっています。
ストーリー自体は実は2部構成であり、2部の方はあらすじだけで結構なネタバレなので、
あえてここでは語らず興味を持った方にそこまで進んでもらいたいなと思っています。
世界観の構築
舞台はダンジョンだけなのですが、世界観自体は結構こだわって作られているのが分かります。
というのもダンジョンの中でランダム入手できる資料があるのですが、
それが中々膨大であり以前ネクロマンサーの洞窟に挑み敗れたもの、
他にも魔術師や天使などの手記がありダンジョン外の情勢や過去の実験など様々なことがわかるようになっています。
こういう世界観へのこだわりは素晴らしいですね。
翻訳レベル
これはかなりのハイレベルです。
日本語音声が用意されているというのもあってか翻訳には一切の違和感がありません。
登場人物たちの口調や一人称はしっかり統一されていますし、上述の資料に関しても読みづらいものは一切ありません。
没入感は全く損なわせない素晴らしい翻訳と言えます。
ゲームシステム
ランダム生成されたダンジョンを攻略していき各フロアにある鍵を入手してボス部屋に行き、
そのボスを倒すと次のフロアに行けるというシンプルなものです。
全フロア数は少なめですが意外と雑魚敵もボスも手強いので一筋縄ではいかなかったりします。
難易度は細かく設定することが可能でまずイージーからハードまでの3つの難易度の選択、
他にもダンジョン内で死亡した場合アイテムやレベルのロストの有無なども選択可能です。
モンスター育成
ダンジョン内でモンスターを倒した後ネクロマンサーの剣を使えば、
モンスターを生き返らせ使役することが可能になります。
死んだところで他のモンスターですぐに補充が出来るので、
倒したモンスターはどんどん使役して使い捨て、という外道ネクロマンサープレイも出来たりしますよ。
更にこのモンスター達は一緒に戦うことでレベルが上がりランダムに能力を得ることも出来るという育成要素も存在します。
トロフィー条件でもあるのでコンプしたい方は意識したいところですね。
更にモンスターのレベルが上がると資料のモンスターの生態もアンロックされていき、このダンジョンのモンスターについて深く知ることも出来たりします。
こういうところでも世界観についてのこだわりが見て取れますね
装備の強化
このゲームはネクロマンサーの剣以外にも豊富な装備が存在しています。
槍や斧、弓に魔導書など基本的なものは全て揃っていると言っていいです。
他にもアクセサリーや盾などもあり装備全てには拠点で更に特殊能力を付与することが可能です。
素材を消費してその装備に追加出来る能力を最大4つまで付与することが可能です。
注意点としては既に付与されてる能力を消すことは出来ないところでしょうか。
これにより気に入らない能力がある場合は強化の対象にはなりませんが、そこは問題なし
そう言った装備はバラすことにより素材に変えることが可能です。
ダンジョン内で気に入った装備を見つけ自分好みのアイテムを作る、こういう遊びも可能なゲームになっています。
おすすめとしては遠距離武器は1つ作って持っていた方が快適に遊べます。
問題点
要素は多いですが、噛み合わせが…
このゲームの戦闘と育成は割と豊富でこだわって遊ぶことが出来ます。
モンスターを仲間にして育成できたり、拾った装備を素材を使って特殊能力を付与したりと色々出来ます。
しかし、これらは上で書いた通り噛み合わせが大分悪いです。
というのも装備もモンスターも1つのインベントリで管理しなくてはいけないからですね。
キャラのインベントリは最大8、その内1つはネクロマンサーの剣で埋まるので実質7ですね。
やってみると分かりますがこれはかなり窮屈です。
豊富なモンスター、豊富な武器種があるのですがこれらが全てインベントリの少なさで活かしきるのが難しくなっています。
拠点に戻ればアイテムや魔物を預けられますがそれもまあまあ少ない管理数です。
もしかしたら意図的なものかも?
ただこれらは意図的なものもあるのかなと個人的には思っている部分もあります。
ストーリーの方でも語りましたがこのゲームは2部構成、
1部ではネクロマンサーの剣を使うことになりますが2部ではそれを手放すことが出来ます。
つまり1部ではモンスターを中心に使い、2部では装備を強化して遊ぶこういうデザインを想定しているのかなとも感じています。
ちょっと贔屓目に見ている部分もあるかもしれないですね。
あくまで噛み合わせが悪いだけであり、1つの1つの要素は集中すれば中々に深く遊べる要素ですので1部と2部で分けて遊ぶべきなのかなと思います。
クリア後要素
1部と2部両方をクリアすると拠点の右側の扉が開放され、様々な遊びが解禁されます。
チャレンジモードやコロシアム、ボスラッシュといったやり込み要素や、
自分だけのダンジョンを作り遊べるダンジョンビルダーという面白いモードもあります。
後者は一部トロフィー解禁にも使える便利なものとなっています。
一部トロフィー攻略
ここからは入手が面倒だったり序盤から意識した方がいいトロフィー、
他にも後で簡単に入手できるので本編では無理する必要のないトロフィーなどを紹介していきます。
まず大前提として難易度は獲得には一切影響しません。
ですのでトロフィーやストーリーのみを目的とするならイージーでプレイした方が効率はいいです。
もっと快適にする手段としてアイテムコードでアイテム生成するという手段がありますが、
こちらはトロフィーwikiの方にのっているのでそちらを参考に自己責任で使って下さい。
フラスコの中の小人
ある意味難易度が高いトロフィーです。
このゲームはローカル協力プレイに対応しており、拠点にあるフラスコのホムンクルスを持ってダンジョンに入ると2人プレイが出来るようになります。
この2人プレイを行うのが条件のトロフィーです。
内容を見たら分かる通りコントローラーが2つ必要になります。
もしかしたらコントローラー1つでも行えるのかもしれませんが、
ダンジョンに入った瞬間に2P側を認識させないと所持しているフラスコのホムンクルスが消えてしまいます。
このように環境によっては高難易度なトロフィーとなります。
✔️鍛えたワザで勝ちまくり
効率よく取得するなら序盤から意識しとかないと面倒なトロフィーです。
仲間にした魔物を5種類最高ランクまで鍛えるというものですが、前提知識がないと意外と難しいです。
まずモンスターの回復手段は1つしかないということを覚えておきましょう。
体力が無くなったらそのまま死亡してモンスターはロストするので、
いかに生き残らせて育てるかが重要となります。
その回復手段というのがレストラビット。
この子達は自身の体力を1消費して周りにいる仲間を回復させるという特性を持っています。
これが仲間を回復させる唯一の手段なので、レストラビットを見かけたら何体か確保しておき、
必要になったらこの子達を召喚し回復してもらいましょう。
もう1つは近くにいるより離れていた方が効率はいいということです。
召喚だけして後はプレイヤーはフロアを攻略していけばその内勝手にレベルが上がります。
その際の注意点として、あまりモンスターから離れるとモンスターがロストします。
ですので各部屋から出る時にはモンスターを自身のもとに戻して、別の部屋に入ったらまた召喚を繰り返しましょう。
モンスターの体力もその都度気にしておきましょう。
モンスターを戻す時のちょっとしたテクニックとしてアイテムバッグ画面を開くと、どこにいようとモンスターが帰ってきます。
普通は近くで送還する必要があるのですが、このテクニックを使えばどこにいてもモンスターを戻せるので位置を気にする必要がなくなります。
✔️この呪われた力、抗ってやる!
ストーリー上必要になるのですが気づかない人は気づかないやつです。
条件は簡単で2部が始まったらネクロマンサーの剣を元の入手した位置に納めるだけ。
これだけなんですが意外と盲点で気づかなかったりします。
2部が始まったらすぐに左側の階段を降りてネクロマンサーの剣を納めてしまいましょう。
✔️遺物ハンター
✔️この程度で!
本編中に敢えて狙う必要のないトロフィーです。
上に書いたクリア後に遊べるダンジョンビルダーの機能を使うと、
好きなアイテムに好きな能力を付けてそのダンジョン攻略時に入手ができます。
これを利用すればこの2つのトロフィーは簡単に入手可能となります。
まず遺物ハンターですがこれはアクセサリーであるアミュレット、仮面、指輪これを同時に装備すると入手可能となります。
次にこの程度で!ですが、こちらは盾の特殊能力として付与できる魔法ミラーで敵の魔法を反射させて倒せば入手できます。
本編で揃ったならばそこで取得しても全然構いませんが、こちらの方が簡単ですのであまり躍起になる必要はありません。
まとめ
愛のためあらゆる禁忌に逆らう2人の物語のソード・オブ・ザ・ネクロマンサー。
結構百合百合している部分も強いのですが、丁寧な描写なのでそこが気になる方にもお勧めできる部分です。
粗が無いわけではないゲームですが、あくまでローグライクゲーですのでそこはある程度妥協点として受け入れられますし、
操作性の方も快適なので遊びやすいゲームとなっています。
何よりストーリーが気持ちいい終わり方をするのが魅力ですね。
興味を持った方はタマとココ、この2人の物語を是非とも最後まで見届けてほしいなと思います。
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