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クロノ・クロスのHDリマスター1周目クリアしたので感想書いていきます。
まだまだ子供だった自分がクロノ・トリガーの続編ということで購入した当時。
それがリマスターされ懐かしむことの出来る本作でした。
とはいえ世間でも言われているリマスターでの欠点については当然遊びにくさも感じたのでそこはやっぱりマイナスポイントでしたね。
本作の良いとこ、悪いところはこんな感じです。
クロノ・クロス:ラジカル・ドリーマーズ エディションの評価点
・懐かしの名作を現行機で楽しめる
・個性溢れる豊富な仲間達
・最高級のBGM
・リマスターにて追加された便利機能
クロノ・クロス:ラジカル・ドリーマーズ エディションの賛否両論点
・良くも悪くも昔のゲームなため戦闘やUIは当時のクオリティ
・練り込まれたストーリーだが前作プレイヤーには受け入れられない部分もある
クロノ・クロス:ラジカル・ドリーマーズ エディションの欠点
・HDモードのフレームレートの酷さ
個人的にはこんなところでしょうかね。
ストーリーに関しては自分は今も昔もそれはそれ、これはこれなタイプなのでそこまで気にしていない派なんですけど、
当時からここだけは大きい議論のポイントですので客観的なものとして入れてみました。
というわけでそれぞれについての感想を語っていきます。
目次
懐かしの名作を現行機で楽しめる
兎にも角にもこれが1番大きい要素ですよね。
往年の名作を現行機で楽しめる、HDリマスターが持つ最も大きな意義だと思います。
当時にプレイしていたプレイヤーはもちろん、未プレイの方にも改めて触れる機会を設けられる…
あまり過去に頼り過ぎるのもあれですが、それでも上手いことペース分配して名作の掘り直しや再評価の機会は定期的に設けてほしいですね。
個性溢れる豊富な仲間達
クロノクロスは知っての通り仲間の数は主人公のセルジュを合わせて44人とまるでSRPGのような仲間の数です。
人によっては1人1人が薄いと言われてしまうところですが、自分の場合はここがかなり好きですね。
最近だと仲間の数が限られて所謂色物や亜人という受けが悪いのはどうしても仲間として採用される機会が減っているというのもあり、
それらを数の多さ故に盛り込んでくれておりこのゲームのかなり好きな部分です。
ラッキーダンとかなかなか他ではお目にかかれない上に序盤加入とか最高ですよ。
最終的にはみんな大体横並び性能になってしまうというのはありますが、それはあくまで最終的な話。
加入時期や強化のし易さなど最強に至るまでの貢献度などで評価を図ると楽しさがまた変わると思いますよ。
ちなみに自分は昔から星の子がお気に入りです。
最高級のBGM
クロノクロスを語る上では外せないのはやはりBGMですね。
この心地よさすら感じる美しいBGMがゲームをプレイしていく上での没入感を引き立ててくれています。
特に『時の傷痕』や『疾風』はフィギュアスケート選手のケヴィン・レイノルズ選手がクロノ・トリガーのBGMと一緒にフリープログラムで採用したほどです。
国際的にも引き込まれるBGMってことですね。
リマスターにて追加された便利機能
リマスターにて3つの便利機能が追加されました。
1つはエンカウントOFF、敵シンボルに接触してもエンカウントしないという機能ですね。
ボス以外と戦闘してもレベルが上がるわけではないクロノクロスにはありがたい機能ですね。
素材やトロフィー的には使いすぎるとちょっと困る部分でもありますが。
2つ目はオートバトル。
その名の通り、敵との戦闘時オートで戦ってくれます。
横着したいなら基本エンカウントOFFの方が便利なので、
この機能単体だと次元の狭間などで連射機放置で戦闘回数や稼ぎを行うくらいにしかそこまで使う機能ではないかもしれません。
3つ目はバトル強化。
所謂ヌルゲーモードですね。
エレメントレベルが常に最大で敵の攻撃もほとんど当たりません。
そこまでしなくてもいい難易度ですが、ストーリーだけ追いたいという人には便利な機能ですね。
どれも便利な機能ですが便利すぎるので1周目くらいはそのままの難易度を楽しむのも乙なものだと思います。
良くも悪くも昔のゲームなため戦闘やUIは当時のクオリティ
これはしょうがないといえばしょうがない部分ですね。
戦闘自体は結構シンプルな構造でUIに関しては更に当時のクオリティで今の親切さに慣れていると不便に感じる部分は多いと思います。
特にエレメントの付け替えはソート機能がざっくりした内容なのもあって結構面倒ですね。
他にもスプリガンのスタイルコピーでコピー先の能力が見れなかったり、
固有エレメントの効果がユニークな説明だけで性能面に関しての説明が無かったりなど、
ここら辺も今やると不親切さが勝ると感じる人は多いかもしれないですね。
とはいえそれを踏まえた上で遊ぶのであれば戦闘のシンプル故の快適さや説明のフレーバー要素はむしろ利点になると思います。
あくまで当時としての良さや雰囲気を楽しむことを前提にするべきですね。
練り込まれたストーリーだが前作プレイヤーには受け入れられない部分もある
ここは今も昔も最も議論が白熱する部分ですね。
『殺された未来が、復讐に来る』このキャッチコピーの通り、前作の行いの否定とも取れる部分のあるストーリーになっています。
単体で見れば設定もしっかりと練り込まれている緻密なストーリーですが、
クロノ・トリガーの続編として見ると受け入れられないというプレイヤーも多かったように思えます。
ただ前作も今作も2周目以降はクリアしたタイミングでいくらでも未来の分岐はありましたし、
今作もその1つと思えばそこまで否定一辺倒になることもないかなとは個人的には思っています。
実際開発陣のインタビューでもそのような話はされてますしね。
HDモードのフレームレートの酷さ
これは今回のHDリマスターでの大失敗な部分ですね。
HDモードにすると本当にガックガクです。
更にはキーレスポンスも悪くなり、快適性がかなり失われます。
賛否両論部分はプレイヤーの受け取り方で評価が変わる部分ですが、
これに関してはゲームとしての欠陥とも取れる要素ですので正直あまり擁護は出来ませんね。
一応旧作モードにすると快適にプレイ出来るのですがそれをやると、
それじゃそもそもHDリマスターとはなんぞや?
こうなってしまうのでなかなか難しい問題ですね。
Steam版などは有志のmodなどで快適になったりしているそうなので、
やる気があればの話にはなりますが流石に企業が出来ないなんて話もないと思うのでパッチに期待したいところですね。
トロフィー的にはどうなのか
最低3周は必要なので時間効率としては悪いです。
トロフィーを集めるだけ、この観点から見ると仲間を全員集めるのに最低3周は必要になるので効率は良くないゲームです。
といってもツクヨミ加入のためにどれか1周は早めに切り上げられるので実質2周半くらいですが。
ただ攻略情報自体は当時からのプレイヤーによる煮詰まったサイト様がいくつもあるので、
ストーリー関連のトロフィー入手の攻略で困ることはないと思います。(リマスターの際に出てきた企業攻略サイトに少し検索妨害されますが…)
強いて言えばミニゲームの龍の餌やりとコンパス・ルーレットが少し面倒ですかね。
龍の餌やりの方は0.5倍速にすれば簡単ですが、ルーレットの方は0.5倍速も一時停止も使えなくなったのでちょっと面倒です。
コツとしては南西方向に針が行った時に停止させる、これを繰り返せば行けると思いますが、タイミング悪いと失敗するので少し根気は必要ですね。
まとめ
大きな問題はありますが青春時代にプレイしたクロノクロスを今の時代に再びプレイ出来る。
これだけで自分は割と満足している部分があります。
過去の名作を現行機で快適にプレイ…とはならなかったのはだいぶ残念ですが、
それでも当時のプレイヤーには今だからこそプレイしてみてほしいなとは思っています。
特にストーリーへの評価は当時から時間が経ち物の見方や知識が増え、昔とは違った感想を抱くことが出来るかもしれません。
それが今やると受け入れられるなと思えるのか、はたまた昔と同じ感想になるのか、
もしかしたら当時は受け入れられたのに今は受け入れられないと思うかもしれません。
時を経てもクロノクロスというゲームはそのまま変わらずにいますが、
我々プレイヤーの見方や捉え方は変わったと思います。
それをこの名作のリマスターにより感じとり、ノスタルジックな気分に浸ってみてはいかがでしょう。
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