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製作国
アメリカ
監督
エドワード・ドライク
脚本
コーリー・ラージ
出演者
アレクシア・ファスト
ミーガン・ペータ・ヒル
トレヴァー・グレツキー
ブルース・ウィリス
ニール・マクドノー
今回はブルース・ウィリス主演で獲物が1人、ハンターが6人というとても期待できるシチュエーションの映画キル・ゲーム(原題:Apex)感想です。
ブルース・ウィリスが認知症というニュースが入り、彼の出演した映画というものはもう限られていると言う事実を突きつけられ本作を視聴した次第であります。
内容はまぁ、はい。と言う感じですがここまで来ると彼が映っているという事実だけでいいそんな内容となっております。
ジャンルはアクションで上映時間は約93分となります。
・ブルース・ウィリスが映っている。
目次
あらすじ
今までありとあらゆる悪行に手を染めながらも修羅場を潜り抜けてきた元悪徳刑事、トーマス・マローン。現在は終身刑で収監されている彼のもとにある招待状が届く。超富裕層の娯楽「人間狩り」の標的となり、生き延びれば無罪放免になるという。
U-NEXTより
登場人物
・トーマス・アーネスト・マローン
ザ・ミューチェレーター“ぶっ壊し屋”悪行三昧で追放された元警官
いつも運悪く危険に居合わせ並みの軍人より経験が多い
ゲームの勝利で自由を保証をされると交渉され狩られる側として参加する
・サミュエル・レインズフォード
エーペックスの常連
呼吸するように命を奪う男
1人で富を築き純資産は3兆ドル
・ビショップ
罠を駆使するハンター
人種差別的で男尊女卑をする傲慢な男
・エッカ
リハビリ明けのハンター
ビショップとは折り合いが悪い
・ジェザ
女性ハンター
ハンターの死を利用してインサイダー取引で稼いでいる
・カリオン
ハンター
死を間近にした生を実感するために参加している
4歳の息子がいる
・ライル
ハンター
サミュエルと仲違いし、彼に殺される
キル・ゲームを配信している配信サービス
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島でのマンハント
犯罪者が法のない島に送り込まれてハンター達から生き残れば無罪放免というマンハント物なこの映画。
舞台は日本の南ハワイの西に位置する戦争で汚染されそれを会社が二束三文で買い取った島エーペックス・アイランド。
ルールとしては獲物は1人でハンターは6人で時間内を生き延びる、もしくはハンターの全滅で勝利というルール。
法律は存在しないのでやりたい放題ということでここら辺はちょっとパージっぽいですね。
世界観や時代設定ははっきりとは明記されないのですが会社管理の娯楽という部分、島へはハンターがワープ装置のような物で転送されるということから近未来的な世界観なのだと思われます。
ここら辺はあまり細かく描写しないのであくまでこのストーリーのための設定という感じで血の通った設定という感じはしませんでしたね。
細かく掘り下げると面白そうなんですけどね。
ハンター側は島の北にある山荘を拠点として最新の武器と移動手段である乗り物を駆使して(乗り物は参加者1人の提案で撤去されますが)獲物を狩りに行く。
原題がApexなのもあってバトロワゲーは意識してそうな設定でしたね。
更に途中から追加ルールとして参加者が金を出せば“モングレル”という追加ハンターを投入することが可能という完全に金持ち有利なルールとなっています。
このように当然ながら基本的にはハンター優位なルールなのですが、1つだけ不利なルールが。
それがハンターがハンターを殺害してもルール無視にはあたらないというルール。
これを駆使して…いたかどうかは微妙ですが、このルールを主人公のマローンが確認することにより上手いこと立ち回る(というか自滅)内容となっていました。
獲物とハンター
今回の獲物であり主人公でもあるマローン。
元警官の極悪人でいつも運悪く危険に出くわし下手な軍人より戦闘経験が多いという設定の人物です。
まぁぶっちゃけ役者がブルース・ウィリスなのもあってダイ・ハードのマクレーンは絶対に意識している設定ですね。
終身刑で服役している身ですが、孫がいるという事実を知り罪を帳消しにするために参加する人物です。
極悪人という触れ込みですが作中内だと正直そうは見えなかったりします。
正義に対し何か思うところを見せる素振りを見せるのもあって、もしかしたら裏設定では実は善人だったみたいな設定があったのかもしれませんね。
島では1対6という不利な状況なのもあって監視カメラの前で敢えてハンター同士の同士討ちのルール確認をするというブラフを見せ戦闘を優位に進めることになります。
敵対する存在となるハンター6人。
全員顔見知りなのですが、やや折り合いが悪い。これがハンター同士の同士討ちの許可という部分で響いてくるわけです。
このハンター達6人もいる、いや6人しかいないのですが主に目立つのは2人だけだったりします。
1人はビショップ、ややイカれ気味な存在である意味マローンやこの後に話すレインズフォードより目立っている気がします。
やってることは主に仲間の掻き乱し、ぶっちゃけマローンの勝利は彼1人の貢献といっても過言ではありません。
彼の存在がハンターの同士討ちというルールをしっかりと活用するのでこの映画の最大の貢献者と言えるかもしれません。
もう1人はレインズフォード。
表では医者をやっているこのエーペックスのお得意様。
静かにイカれているというこの手の映画だと常連な設定の人物。
過去に妻を殺害していたりハンターと獲物の真剣勝負を楽しむのが心休まる場所とみなすなどこのゲームの象徴しているかのような存在ですね。
ゲームには余裕のある態度で臨みこの映画のボスと思わせる存在なのですが、
真剣勝負と言いつつ自分1人になると“モングレル”を呼ぶなどマローンと比べるとあくまでゲームの中で強い存在でしかないという描写がなされていました。
途中までは雰囲気あるのですが後半になるとそれが崩れるのはダイ・ハード的なヴィランとして設定しているのかもしれません。
ストーリーの展開は思っているのと違うかも?
獲物が1人、ハンターが6人。
そしてその獲物マローンは数々の死線を潜り抜けてきた凶悪犯。
こういうシチュエーションなら獲物がハンターをバッタバッタと倒して無双すると思うでしょう?
この映画は全然そんなことはありません。
いや、正確に言うとそういうのも無いわけではないのですが、それも後半であっさりとやるくらいです。
じゃあどうやってマローンが勝つんだよ?ということですが、ハンター側が仲間割れで勝手に数を減らしていきます。
このゲームのルールにあるハンター同士の同士討ちも可能というルール。
これをマローンがゲーム開始直前にハンター達に聞こえるこのルールを確認します。
このルールを聞いたハンターの一部が何か得があるわけでもないのに勝手に仲間を殺してしまうのです。
最初はレインズフォードが自身の過去を刺激されたことによりサッと開始直前に仲間を始末。
これの突っ込みどころは1番全員に共闘呼びかけていたやつが1番最初に仲間を殺してしまうという点ですね。
この呼びかけは後の描写見ても普通に本心だったと思われますが、何かムカついたからつい…くらいのノリで減らしてしまいます。
しかし、これを上回るヤバい奴がもう1人。それがビショップです。
彼はだいぶイカれているタイプなのですが、やはり彼もカッとしたくらいの勢いで仲間を2人殺してしまう…
何とこの時点でマローンが何もしていないのに勝手にハンターが半分に減ってしまうのです。
元から折り合いが悪そうな一面を見せていたとはいえルール確認だけで本当に何もせずに半分減るとはなかなか大胆な構成となっておりました。
普通ならもう少しマローン本人が動いて相手に疑念を植え付けて同士討ちにするような展開にすると思うのですが、
まさか本当に仲が悪いから同士討ちになりましたとはおそらく殆どの人が予想できない展開だったでしょう。
一応1回だけビショップをけしかけるシーンがあるのですが、これも結構ご都合主義感はあります。
何といってもこれからゲームを重ねるたびにレインズフォードとビショップの差が広がるのだからこのタイミングでやるべきと、
こう語っただけで追い詰めていたマローンを見逃してレインズフォードのところにいって返り討ちですから。
そしてハンターが減ってレインズフォード1人になってからは彼が“モングレル”金で追加のハンターを大量にけしかけてくる。
この展開で彼がゲームで優位に立っているつもりなだけな金持ちという小物感が出てしまいましたね。
これは本当の実戦を知ってるものに対しての対比ということで敢えてやってる描写だとは思いますが。
後は“モングレル”達をあっさりカットで倒し、そして山荘でレインズフォードを倒してゲームに勝利して終了と。
ここまで来ると分かりますがこの映画にはテーマというものは皆無です。
極悪人が孫に会いたいから舐めた金持ちハンター相手に勝利しましたくらいのものです。
これがもしこのような非人道的なゲームを行っている運営会社をハンターと手を組んでぶっ潰しに行くような展開になるならそれっぽいテーマも生まれたのでしょうが…
ただゲームに勝って終了と与えられたものをそのまま享受して終わってしまうので。
アクション的にも半数以上が勝手な同士討ちで終わるので展開に突っ込むというお題を出している映画だったのかもしれません。
さーて、今回のブルース・ウィリスは?
今回は主役でダイ・ハードを思わすような設定という期待値高めな内容でしたが、まぁ大暴れとはいきませんでしたね。
上で書いた通りハンター側が同士討ちで殆ど終わってしまい、まともなアクションというものはほぼ無いと言ってもいいですね。
描写的には後半は無双しているのですが、“モングレル”達だけが映っているところで狙撃されたり、
遠景からマズルフラッシュで“モングレル”を倒して移動しているように見せていると。
彼の症状を考えると致し方ないですが苦肉の策といった内容でした。
個人的にはこの設定だとやはり無双していてほしいのでスタントマン使ってでも直接的な戦闘を見せて欲しいのですが、
そこら辺はやはり本人や周囲のプライドというものもあるのでそれをすれば正解とは安易に言えるものではありませんね。
あくまで映画単体で見た場合の残念さであり、彼の発表された病気を聞くと、
俳優ブルース・ウィリスが映画で映っているこのこと自体に価値があると思うべきですね。
まとめ
特別な利があるというわけでもないのに勝手に敵が同士討ちで消えていくという斬新な構成のこの映画。
正直ブルース・ウィリスが映っている以上の魅力というのが乏しい内容なのですが、逆に言うと自分みたいにそれだけでも見たい方なら見てもいいと思います。
話の面白さとかアクション的な見どころとかそういうのを求めている方には残念ながらオススメはしづらいですね。
とにかくブルース・ウィリスが映っているそれだけでいいんです。
他のマンハント映画感想はこちら。