【映画】渋いヒットマンアクション コードネーム B.A.D.G.E.R感想

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コードネーム B.A.D.G.E.R
© REAL FICTION & PINTXO PRODUCTIONS,2019.ALL RIGHTS RESERVED.

製作国

カナダ

監督
カーク・クーエット
脚本
カーク・クーエット
出演者
カーク・クーエット
アンドレア・ステファンシコヴァ
マイケル・コプサ
Milan Stefancik
ザック・サンティアゴ
Sean Kohnke

みんな大好き渋い親父が活躍する映画。

今回はそんな映画の1つコードネーム B.A.D.G.E.R(原題:American Badger)の感想書いていきます。

ジャンルはアクションで上映時間は約82分です。

あらすじ

成功率100%、どんな敵も鮮やかに葬り去る“殺しの天才”通称バジャー。そんな彼に舞い込んできた新しい依頼は、アルバニア系マフィアの内部を探ること。バジャーは、組織のボスに幼いころに誘拐され、暴力的な支配を受けている19歳の娘ヴェルヴェットとの接触に成功。バジャーとヴェルヴェットはいつしか惹かれ合っていくが、彼女に殺し屋であることを知られてしまう。自由になりたいヴェルヴェット、彼女を自由にしたいバジャー。二人は麻薬組織に立ち向かうことを決意し、バジャーはヴェルヴェットに殺しのスキルを叩き込む。ところが、その裏では彼女を始末するよう再び指示が下されていた–。

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登場人物

ディーン・J・M

通称”バジャー” と呼ばれる凄腕の殺し屋、バジャーと名付けたのは癌で死んだ妻。

唯一の得意技は”他人に決めてもらうこと

マフィアの情報を引き出すためにマルセラと接触するが、
その交流の中で惹かれ合い彼女を自由にするために殺しの技術を教える。

マルセラ・ホルソヴァ

通称”ヴェルヴェット

幼い頃にマフィアのリーダー、ヴァシリーに誘拐されたチャットレディー。

ディーンとの交流の中で自由のための戦いを行うことを決意する。

ヴァシリー

麻薬組織のリーダーのマフィアで児童買春の斡旋など他にも非合法な行いをしている。

マルセラを気に入っており彼女を支配しようとする。

ストーリー

淡々と進む渋い作風です。

冒頭のアメリカアナグマ(American Badger)の解説通り、
主人公のディーンは社交性に乏しく単独行動を好む男で寡黙です。

それ故に多くを語らず淡々とストーリーは展開されていきます。

モノローグではそれなりに饒舌なんですけどね。

依頼を受けて過去に誘拐されたチャットレディーのマルセラと接触し、
その交流の中で孤高の男ディーンに変化が芽生えていくという王道な流れです。

✔️ディーンという男

“バジャー”の通称通り単独の行動を好み、殺しの腕も凄腕。

意外と待ち時間が多いとされる殺し屋稼業で待機時間中は妄想が多くなるとも語り、
宇宙人の存在やらを夢想していたりする面もあるなど少し面白い部分も見せています。

1つだけ得意なこととして”他人に決めてもらうこと“というだけあり、
仕事に置いては主体性を重んじていない面があります。

妻を亡くしてからは女性とは縁がない生活をしており、
そんな中で依頼で要請されるマルセラとの交流で彼は彼女の為に仕事に自身の意思を介入させていきます。

✔️マルセラという女

幼少期に誘拐され、ヴァシリーという非合法な男の支配下でチャットレディーの仕事をしています。

どこか諦めを匂わせる女性ですが、彼女もまたディーンとの交流の中で変化していきます。

無神論者であるものの輪廻転生は信じており、
自身の前世はよく鳥の夢を見ることから鳥と語る通り、支配から逃れ自由を渇望している様子が見て取れます

ディーンの仕事を知り本当の目的は分からないまでも彼と行動することを選び、
自身の自由を得る機会のため彼に銃の扱いなどを学んでいきます。

✔️贖罪と復讐

惹かれあいディーンの仕事を知ってからも2人で行動してからはそれぞれがこの目的で行動していきます。

ここでも渋い感じでどこか退廃的な雰囲気を漂わせるカップルで、
死んだ後はどうなるのかなどの会話も結構好みです。

ディーンは死んだら夢から醒め想像もできない世界で目覚める、
マルセラは死んだら未来に行くなどこの2人の違いと心情が分かりますね。

自分との接触がヴァシリーを殺すためと知ったマルセラとは一度は別れますが、
ディーンは仕事とそして贖罪のためにヴァシリーとの組織との戦いに赴きます。

依頼者からは再三マルセラも一緒に殺せと要請されますが、

自分で決めなければ間違いは犯さない。間違いを起こさなければ勝てる。誰だって勝ちたいだろ?

このスタンスのディーンが依頼の1つマルセラの殺害を無視して自身の意思で仕事を果たします。

アクション

ワンカットによる長回しでのキレッキレなアクションが拝めるためかなり見応えがあります。

特に近接戦はちょっと凝った動きもあるため新鮮さもあり満足度が高いものでした。

ラストの自由への引き金を自身の手で引くところもお約束であるものの王道でいいものですね

まとめ

渋くていいアクション映画だったと思います。

話の展開には派手さが乏しいので人によっては中弛みに感じてしまう部分もあるかと思いますが、
これがこの作品の味なんだと思えばそれも良しと思えます。

何より渋いセリフがいいです。

贖罪はまやかしだ、赦しを求めても過去は消えない、でも復讐はリアル、贖罪と復讐は時として驚くほど似ているーー

うーん、渋くていいですねぇ。

話は地味目ですがアクションは見応えバッチリですので、そっちだけを目的でも面白いと思いますよ

他の親父アクションはこちら。


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