【映画】やべえぞ!Z級だ!逃げろ! アンツ・パニック! 感想

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アンツ・パニック!
(C) 2009 Ruthless Pictures, LLC. All Rights Reserved.

製作国

アメリカ

監督
キャロリン・バンクス
脚本
キャロリン・バンクス
出演者
マット・トラメル
ジェシカ・ガードナー
サム・デイモン
ドーン・エリン
ディオンヌ・ロス

今回は久しぶり当たりましたZ級クラスの映画アンツ・パニック!(原題:Invicta)の感想。

一応題材はヒアリをメインとしたモンスター・パニック、
しかしこのタイプの映画らしい大胆な人物描写で横道に逸れまくり、そもそものヒアリの活躍は少なめというかヒアリが怖くない、
ツッコミどころの多い人間関係の変化やCGのクオリティの低さなどある種の期待には応え普通の期待には失望を与える仕上がりの映画となっておりました。

ジャンルはホラーで上映時間は約76分となります。

感想書いて言うのもあれですが正直この記事含めて時間を消費したいという方にはオススメ出来ない映画ですよ。

ここが見どころ!

…何だろう?

あらすじ

人間の生き血を吸う、ヤツらは腹ペコだった!!
若い夫婦がテキサスの田舎町に越してきた。夫エヴァンの仕事の都合とは言え、都会っ子の妻コリーにはこの町やお節介な住人たちに馴染めずにいた。そんな中、数日前にアリに刺された腕の傷が、日増しに悪化していることに気づいたコリーは、家の至るところでアリを発見し、遂には冷蔵庫の中に大量の死骸を見つけ、精神的に滅入ってしまう。妻を心配したエヴァンは、ロック博士のもとでヒアリの研究をするオリビアに協力を仰ぐも、コリーの傷跡はますます肥大し、遂には死の危機に瀕してしまう…。

Rakuten TVより

アンツ・パニック!を配信している配信サービス

※2023年12月6日時点

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登場人物

コリー・プルーイット

夫エヴァンの仕事の都合でニューヨークからテキサスに引っ越してきた女性

田舎特有の距離感、そしてヒアリの被害に悩む

ニューヨークではパフォーマーとして女性抑圧の長い歴史を自分なりの解釈でショーをしていた

エヴァン・マカリスター

コリーの夫

英語科の言語学専攻

オリビア・サンチェス

アリの専門家でヒアリの研究をしている女性

エヴァンとの交流で彼に惹かれていく

ハミルトン・ロック博士

アリ学者でヒアリの研究をしている

周囲の人間からの評価は良くなく避けられている

マーニー

オリビアの友人

Z級らしいとっ散らかったストーリー

ヒアリによるモンスター・パニック映画と一応なっているこの映画。

しかしZ級らしく話は見事にとっ散らかっております。

ざっくりと言うとヒアリの活躍は少なめ(予想通りすぎる)無駄に人物描写に力を入れて横道に逸れる(クオリティは低め)などです。

ちなみにこの手の映画に当たったからと言って怒ったりなんてことは当然しません。
そういう物だと予想と覚悟を持って見ているのに怒るなんて無粋もいいところですからね。

むしろこうじゃねえといけねぇ!

人物描写で横道逸れまくり

アンツ・パニック!
(C) 2009 Ruthless Pictures, LLC. All Rights Reserved.

ヒアリによるモンスター・パニックなはずの本作ですが、
このクラスの映画特有の大胆な尺配分による人間描写で横道に逸れまくりな映画となっております。

田舎に引っ越してきたコリーとエヴァンの夫婦、
まずはそこの田舎の距離感や不便さなどにイライラする都会っ子のコリーという初っ端から横道に逸れまくります。

いきなりエンジン全開だな!

更には夫エヴァンと同じく研究者のオリビアの交流、これはオリビアが妻いる男性であるエヴァンに惹かれて横恋慕していくという、
上のコリーの田舎描写とオリビアの横恋慕であれ?もしかしてこれ人怖系のホラーに発展するの?と思ったくらいの大胆な尺配分。

しかも…これへは思いっきりネタバレしますがコリーの田舎での付き合いや窮屈さに悩む描写というのは中盤でコリーが死で完全に吹っ飛んで無くなるのです。

一体何のための田舎描写だったんだ…

そこからコリーの死の真相を突き詰めるという中盤にしてようやく芯のあるストーリーに入るという構成なので、
中盤までは殆どこいつらのライフスタイル見ているだけでさてはここまでの描写は殆ど必要ねえな?と確信を持てる配分となっております。

いや、まぁこの生活映すだけの描写も活きているっちゃ活きていると言える部分は確かにありはする…?のかも…?しれないんです。

エヴァンに対するオリビアの横恋慕もコリーの田舎に対する不満での夫婦の不和も、
コリーが亡くなった後に自然にスムーズにエヴァンとオリビアがくっつくために活かされているような気しないでもないです

狙っていたなら変なところで嫌なリアル感出してきてますね。

とりあえず言えるのはこの映画は話の焦点が定まる中盤のコリーの死から見ても殆ど問題ないくらい横道に逸れているということです。

事態の解明だぜぇ!(ガバガバなネタバレもあるよ)

コリーの死を受けてその死の真実を解明するために動くエヴァンとオリビア。

ぶっちゃけ黒幕は死の過程で特に隠すことなく行動して映り続けているロック博士なので、
見ているこっちからしたらほーんって感じなのですが、それでも登場人物的には大事なので解明に動くのです。

目的としては土地買収のために自分の思う通りに動くヒアリを使って土地を購入していたとまとめられますが、
多分本人が言っていた私のヒアリは不滅の存在なんだという言葉や死んだ…というか殺害した妻の頭蓋骨を持って愛について語るところを見ると、ロック博士本人の中だけでは他の思いもあったのでしょう。

ただそれはエヴァン達からしたら推し量れる由もないことなので土地買収ということになっただけなのかもしれません。

何でこういう個人の思惑は相手からは見えるものじゃないとかそんな変なところばかりリアルな感じにするのか。

で、ここで問題になることなんですがヒアリを操っていたのはロック博士なのは間違いないです。

じゃあ何でコリーを狙ったの?と聞かれたら正直最後まで見ても何でだろう?という感想しか出ないのです。

土地買収には一切関係ないですし、別にコリーもエヴァンもロック博士がキモいと思っているだけで自分を嗅ぎ回ることは何もしていないので口封じもあり得ない。

独自の誘引剤を使って特定対象にヒアリを群がせることは出来るのは理解できますし、
引越し直後のパーティーの際にコリーに触れて誘引剤をつけたのも分かります。

でも何でコリーを狙ったのかは全然分かりませんし、そもそも引越し直後に1回触っただけなのに誘引剤の効果が長過ぎる…!

無理やり解釈するならコリーはヒアリに対してのアレルギー反応が特に強く出ていたので餌として理想的だったとかそういう理由なのかもしれません。

誘引剤に関しては全く理解が及ばないので正直コリーが田舎に馴染めない描写を無駄にたくさん入れるくらいなら、
定期的にロック博士と接触する描写を入れて誘引剤を付け直している方が無駄なく自然だったかなと思いますね。

結局よく分からない理由でコリーを殺害して、その結果自身が疑われて破滅に繋がると、
この手の映画らしい繋がっているようで繋がっていないガバガバな真実でしたね。

これが脚本のライブ感だぜぃ!

そもそもヒアリがヒアリすぎて怖くない

モンスター・パニックなのにおざなりになっている今回のメインであるヒアリ。

日本でも少し前に上陸の話題となり大きく騒がせた毒持ちかつ獰猛なアリなんですが、本作のヒアリはそのまんまヒアリです。

一応普通のサイズよりちょっと大きく品種改良されているくらいでただのヒアリの被害と変わらないので脅威度も見た目の怖さも無いのです。

というか明確な被害に遭ったのがコリー含めた3人くらいというのも問題ですね。

アンツ・パニック!
(C) 2009 Ruthless Pictures, LLC. All Rights Reserved.

ちょっと大きいヒアリという見た目的な圧が足りないのをモンスターとして主役にするならその小ささと数を活かして町丸ごと被害出してパニックにしてくれるくらいじゃないと脅威に欠けてしまうと思うのです。

1人の犠牲者にこれでもかと言うくらい群がって肉という肉を食らう、
それを町の至る所で行われるというのであれば間違いなく恐怖の対象となれたのでしょうけどね。

現実はコリーにポツポツと群がって毒を刺して終わりという何とも視覚的な恐怖には劣る存在となっておりました。

多分ヒアリに刺されて全身膿疱まみれになったコリーの姿の方が正直怖いと思います。

最後に出てくるロック博士が育て上げた手の平サイズにまで巨大化した女王アリが登場しますが、
彼女はCGも合成もとてもとても味がある形となっておりましてやっぱりまるで怖くない。
しかもロック博士を殺害したそのまま行方不明となったまま登場人物がその事に誰1人触れないまま終わるという、
問題解決していないのに全員でスルーしているこの脚本が1番のホラーかもしれません。

EDではエヴァンとオリビアが肉食巨大ゴキブリについて話しているので、
万が一次回作があったら今度はゴキブリが主役となるということになるでしょうから楽しみですね!(絶対にやめろ)

まとめ

久しぶりにZ級踏んだのである種の興奮を感じながら見ておりました。

このガバガバ脚本、横道に逸れる展開、脅威の対象が怖くないと、
やっぱ美味しい物を美味しいと改めて感じるためにもこういう栄養もたまには取らないといけませんね。

間違ってもオススメはしませんがB級のありがたみを感じたいならこういう映画も時には食べてもいいかもしれませんよ?

見ても責任は取りません。


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