【映画】守り抜くために アンデッド・ドライバー 怒りのゾンビロード 感想

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undead-driver
(C) K.A.O.S., an Entertainment Co., Ltd.

製作国

タイ

監督
ウィチ・カオサヤナンダ
脚本
ウィチ・カオサヤナンダ
Steve Poirier
出演者
マーク・ダカスコス
ジュリー・コンドラ
Jeremy Stutes
Charlie Ruedpokanon
Milena Gorum

命の期限それが迫っていても守り抜くものがある親父。

今回はそんなかっこいい親父のアンデッド・ドライバー 怒りのゾンビロード(原題:THE DRIVER)の感想書いていきます。

ジャンルはサバイバルゾンビアクションで上映時間は役97分でした。

前半アクション、後半ロードムービーのサバイバルという塩梅ですね。

こっそりケイン・コスギさんも出てますよ。

ストーリー

ゾンビに制圧された世界で、わずかな人類はコミューンを作って生活していた。コミューン内で治安維持を担当するザ・ドライバーは妻と娘とともに静かに暮らしていた。しかし、コミューンの支配を目論む仲間が殺戮を開始。その混乱の中、ゾンビも乱入、妻を殺されたザ・ドライバーは、ゾンビや裏切り者と戦って娘とともに愛車のBMWで脱出することに成功する。しかし、自身もゾンビに咬まれて人間でいられるのはわずかだった…。

「Oricon」データベースより

希望を捨てたら人間じゃない。

すでにゾンビが蔓延る世界での話でありシビアな価値観で動く話でもあります。

パートとしては中盤まではコミューンという共同体の話で、
中盤以降は車で安息地を目指すロードムービーになるサバイバル感強い作品ですね。

この手の映画で人間相手が先でゾンビ相手が後という構成になるのはちょっと珍しいかもしれないですね。

共同体パートでは世界観の事情や多くの仲間達の存在などがありますが、
中盤で崩壊し、主人公と娘だけになってしまうのでここはちょっとしたフレーバー的な要素ですかね。

結構この共同体パートも面白く、人が増えたことへの弊害やルールも見せており、
薄氷の上での安定という不安定な様相が見てとれました

裏切りからの崩壊も王道で裏切った理由のあまりのしょうもなさもなかなか生々しくていいんじゃないでしょうか。

その後妻も仲間も安住の地も失い自身もゾンビに噛まれながらも娘と2人で安息地目指していきます。


中盤から後半にかけてはゾンビ化への侵攻と戦いつつ、
愛する娘にサバイバル技術を教えて安息地を目指す流れとなります。

ここからは後半に差し掛かるまでは割と平坦な流れですが、
それでもラストの展開へ向けて主人公がどれだけ娘を愛しているのかわかる部分でもあるので重要でもありますね。

特にラストの行動は予想は出来ますがやはり悲しくもグッと来るものがあります。


主人公は最後まで名前が明らかにならない原題通りのザ・ドライバー。
彼がなかなかいいキャラしてて好みでした。

単純に優秀なので彼のおかげでほぼストレスも無く見れ、
親としての強さもあるので感情移入出来ていいです。

冒頭にも書いた希望を捨てたら人間じゃないのセリフが彼の行動原理の全てを表してるといってもよく、
彼にとっての希望である娘のブリーのため文字通り命をかけます。

娘のブリーにもそれがしっかり継がれており、たとえ偽りの希望でも彼女は父の完治を言葉に出し続けます。

アクション

これも結構良かったです。

最初の共同体での戦闘パートは格闘戦や銃撃戦も見れますし、
後半のサバイバルでも娘に技術を仕込むシーンが合間合間に入り、全体的に幅があるので飽きは来にくいです。

ゾンビは走るゾンビで音にのみ反応するという特徴も説明してあるので、
そこを利用した展開もちゃんとあるのもしっかりしてていいと思います。

タイトル考えるとカーアクションが全然無いのはちょっと寂しいところですかね。

まとめ

自分的にはかなり好みの映画でした。

主人公が優秀でストレスかからないというのはやっぱりいいもんです。

娘という希望のために決断するラストはなかなかグッと来ますしね。

分かりやすい話ですし、エンディングも最後まで信じ続けた希望がある終わり方ですし個人的にはおすすめです。

ちなみにケイン・コスギさんは最後の最後に出ます。


他の親父やらゾンビやらの映画感想はこちら。


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