【映画】ジャンルが切り替わりまくり バトル・オールナイト 武装集団の襲来 感想【レビュー】

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バトル・オールナイト
©DURO DE FILMAR S.A. DE C.V.,MEXICO 2019

製作国

メキシコ
監督
リゴベルト・カスタニーダ
脚本
マイケル・ケイシー
出演者
パメラ・アルマンザ
オラシオ・ガルシア・ロハス
アラップ・ベスキー
ラモン・メディナ
カルラ・ニエト

バトル・オールナイト 武装集団の襲来(原題:Sin Origen)見たので感想書いていきます。

ジャンルはホラーアクションで上映時間は約94分です。

あらすじ

麻薬カルテルの税理士をしていたペドロは、組織から足を洗いたいと思っていた。その夜は、組織と関係を断つための最後の取引が行われる。万全を期すため、その取引はペドロと彼の家族が住む、 

人里離れた場所に建つ最先端のハイセキュリティを備えた要塞のような家で行われた。 加えてマシンガンを携えた用心棒を警備として雇った。そこへ一人の美少女が、謎の武装集団に追われてやって来る。 

少女を助け、彼女を家の中に通すと、追ってきた武装集団はあっという間に用心棒を倒した。ペドロは、家の窓という窓に鋼鉄製のシャッターを下ろし、外部と一切を遮断するが・・・。 

しかし、その先には大きな罠が待ち受けていた…。

Amazon商品ページより

登場人物

✔️ペドロ

麻薬カルテルの税理士で組織との関係を精算するため”H”との取り引きを控えている。

✔️リーナ

ペドロ達の屋敷に逃げ込んできた謎の少女。正体不明の集団に狙われている。

✔️フランシス

ペドロの亡くなった妻の妹で今のペドロの妻。

家族との繋がりを最も大事にする。

姉同様霊界的な物を信じている。

✔️ベト

ペドロと亡くなった妻の息子でマリアの妹。

生まれ付き足が不自由で死んだ母が言い残した、

いつか1人の少女が自分を救う“と言う言葉を信じている。

✔️マリア

ペドロと亡くなった妻の娘でベトの姉。

継母であるフランシスに反抗しており、ペドロともギクシャクした関係。

✔️アラン

ペドロの兄弟分でエリックの兄。

取り引きのため”H”の使いとしてエリックと屋敷に訪れる。

✔️エリック

ペドロの兄弟分でアランの弟。

舌が無いため筆談で話す。

人を見る目は確かで妻と娘がいる。

✔️謎の武装集団

リーナを追い屋敷を襲撃してきた武装集団。

剣や矢など古風な装備を使う。

✔️ヘクター・ギレン

通称”H”と呼ばれる悪名高い殺し屋。

物語的には舞台のきっかけにはなるが特に本編には絡まない。

ストーリー

色々なジャンルを渡っていく内容でした

麻薬カルテルの取り引きの為要塞のように固めた屋敷で、
少女リーナを匿ったことにより動き出す物語でしたが、
銃を使うペドロ側と古風な装備の武装集団のアンバランスさが良かったです。

メキシコが舞台のアクションだとやっぱり麻薬カルテルは外せないんですねぇ。

なぜリーナが追われるのかは冒頭の時点ですぐに察しはつきますが
それでも途中まではリーナがどちらに転ぶ行動をするのかは読めないのはいい緊張感があります。

ウィジャ盤による予言や母の残した言葉などオカルト的な要素が本当にある世界なので、
ここら辺もリーナの行動に緊張感持たせた部分だと感じます。

立て篭もり後のやり取りは王道の仲間割れや家族の絆など描かれており、
全員が家族を守る、仇を取るなど家族や身内を軸とした行動をしており、それ故の意見の対立なども王道ながら面白い要素でした。

特にフランシスは姉の遺した子供のために、
嘘偽りなくベトとマリアのために行動する姿が応援できる部分でした。

このポジションで1から10まで善人として行動していたのは結構珍しいですね。

彼女の”家族より大事なものはない。家族がいなければ自分の原点を失う。自分自身も見失う

この彼女の行動の原動力とも言える言葉通りの行動を最後まで取っていました。

後半に入るとホラーの様相も見せてきてくれますが暴れっぷりがどこか心地よい部分もあり、
前半のストレスからのタメが生きていた展開だなと思いましたね。

ラストも予言通りといった感じでこれは家族の物語なんだなとしみじみと感じました。

アクション

主に襲撃側の武装集団のものになりますが結構カッコいいです。

画面が暗めなのはネックですが、それでも剣や斧など古風な武器でのアクションやパルクールなどは見応えあって良かったです。

後半のホラーアクションに入ると荒唐無稽な動きでの暴れっぷりもあり結構贅沢仕立てです

他にもラストのキレは欠けるものの泥臭い殴り合いなども、
ストーリーに合わせたものになっていていいメリハリでした。

個人的にはこの題材で杭で打たれて死ぬのが人間側と言うのがなかなか気に入ってます。

まとめ

ジャンルがストーリーの進行とともに変わっていく、
色々と内容が詰まっているホラーアクションなバトル・オールナイト。

人によってはどれも中途半端と見なされそうですが、自分は結構気に入っており特に後半のリーナの動きはアクション、心情ともに好みな内容でした

題材ゆえに予想はつくもののラストがしっとりしているのも期待に沿えた流れでいいと思います。

色々なジャンルの流れを一度でまとめて見たい方は是非とも。


他のジャンルが変わる映画はこちら。

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