【映画】霊はいるのかいないのか 降霊会 血塗られた女子寮 ネタバレあり感想【レビュー】

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降霊会
© 2020 HANWAY SEANCE LIMITED

監督
サイモン・バレット
脚本
サイモン・バレット
出演者
スキ・ウォーターハウス
マディセン・ベイティ
エラ=レイ・スミス
イナンナ・サーキス
ステファニー・サイ

降霊会 血塗られた女子寮(原題:Seance)見たので感想書いていきます。

ジャンルはホラーミステリーで上映時間は約92分です。

独特な雰囲気や交流が生まれる寮という閉鎖空間の舞台を活かしたいいミステリーでした。

あらすじ

美少女だらけの全寮制高校エデルヴァインへ一人の生徒カミールが転校してくる。 

ある日、学園を牛耳る生徒達に死んだ生徒の霊を呼び出そうと誘われ降霊会をすることに。 

ちょっとした悪ふざけのはずだったが、儀式の直後から関わったメンバーが次々と凄惨な死を遂げていく……。 

はたしてこれはエデルヴァインの霊による呪いなのだろうか……? 

Amazon商品ページより

登場人物

降霊会 血塗られた女子寮
© 2020 HANWAY SEANCE LIMITED

✔️カミール

エデルヴァイン高校に転校してきた転校生。

✔️ヘレナ

授業助手

ケリーとは1年の時に親しかった

抗不安薬を使っている

✔️アリス

女子グループのリーダー格

✔️ベサニー

女子グループの一員

小論文コンクールで1位を取った

✔️レノラ

女子グループの一員

若い男性とSNSで連絡を取り合っている

✔️ロズ

女子グループの一員

✔️ランドリー

エデルヴァイン高校の校長

✔️トレヴァー

ランドリーの息子

寮の修理などを担当している

✔️ケリー

女子グループの一員

降霊会のイタズラの直後に事故で亡くなる

ストーリー感想

降霊会 血塗られた女子寮
© 2020 HANWAY SEANCE LIMITED

<我らが祈りし魂よ>

<我らの声を聞きたまえ>

<かの死者は いずこ>

<我らに語りかけよ>

霊の仕業か殺人か

この2つが混じり合って展開されていくこの映画。

軸となるのは2つの降霊会
1つ目は冒頭で学校に伝わる怪談を試すイタズラの後にケリーが死亡するという結果となり、女子グループに暗い影を落とします。

その後高校に転校してきたカミールへの因縁をつけ喧嘩になり、
その結果お仕置きとして放課後の書庫の整理の際に共に行う2つ目の降霊会。

その降霊会でケリーと交信することにより、
前回の降霊会で学園の霊に殺されたと語られ、その後事件が起きていくことに…。


冒頭なんかは全寮制の女子校で何となく想像するような交流がなされており、どこか閉鎖的であり独特の空気感が生まれていていい感じでしたね。

転校してきたカミールの初っ端から喧嘩売る鼻っ柱の強さもこの雰囲気の中だと頼もしさがあり、気に入っていきます。

ただ強さがありすぎると怖さはどうしても減ってしまいますね。

降霊会は日本でいうならこっくりさん的な内容で、
やはりこういうのはどこにでもあるんだなと少し親近感も感じました。

事件が起きてからはミステリーとホラーを行き来するような内容ですが、
どちらに転ぶのかは見ているとすぐに分かるようにはなってい
ました

ストーリー感想(ネタバレ)

ミステリーとしては推理というよりは雰囲気を楽しむもの

結論を言うと殺人事件なのですが、トリックらしいトリックは特に無く1人になったところを襲撃しているだけです。

強いて言うなら降霊会の際にやっていたことがトリックですかね。

冒頭の件にしても実は隠し部屋があるという結構ひっくり返すような内容ですので、
ミステリー映画を推理するものとして楽しむ方にはちょっとつまらないかもしれません。

2人いる犯人の動機はどちらもかなり身勝手なものなのはいい部分ですね。
ある意味名門校らしい理由でもあります。


ただこの映画は霊も決して存在しないわけではないと言うところがひとつ捻りを入れてるところですかね

冒頭から存在は示されカミールを救うことになったのもまた霊でした。

誰かが非業の死を遂げると怨念が残り敏感な人はそれを読み取れる

この台詞とは違い怨念ではありませんでしたが、
生前交流のあった2人に対して警告や救いに繋がる手を差し伸べておりラストでも姿を見せていました。


降霊会 血塗られた女子寮
© 2020 HANWAY SEANCE LIMITED

登場人物としてはカミールがお気に入りです。

実は死んだ幼馴染のケリーの死を聞いてカミールを騙って学園に転校してきた女性ですが、色々な意味で強くてよかったです。

最初から女子グループに対して強気であり殴り合いするほどであり、ラストも容赦ない行動してます。

それでいてラストでケリーについて語る時やヘレナの前で見せる脆さもギャップがあっていい主人公だったと思います。

結局本名も分からないミステリアスな部分も美しいです。

女子グループに関してはほとんどがただの殺され役なので、リーダーのアリスも含めて少し個性が出せていなかったように思えます。

犯人の2人は保身とズレた価値観で動いているこの手の舞台らしい犯人でしたので、よく見るくらいの立ち位置でした。

ホラーというよりはミステリーですが霊もちゃんといるという結構面白い塩梅のストーリーだったと思います。

まとめ

ホラーとミステリーの両方の側面を見せようとする本作。

舞台となる全寮制の高校というある意味閉じられた独特の空間で起きる話ですので、少し百合百合している部分もありました。

ミステリーとしてもホラーとしてもそこまで本格派というわけではないですが、
人間模様を楽しむ映画としてはいい空気感の映画だと思いますのでそこら辺に興味を持てたらという映画ですかね。

自分はカミールのキャラが気に入ったので見てて楽しかったですね。


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