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製作国:アメリカ
監督
ジョン・キーズ
脚本
ミッキー・ソリス
出演者
タイリース・ギブソン
ジョン・マルコヴィッチ
クリストファー・バッカス
マイケル・ジェイ・ホワイト
ローレン・ヴェレス
ホリー・テイラー
映画レッド・ブレイク(原題:Rogue Hostage)見たので感想書いていきます。
ジャンルはアクションで上映時間は約94分です。
目次
あらすじ
反・撃・開・始!
シングルファーザーで元海兵隊員のカイル・スノーデン。
ある日、カイルの偏屈な継父である下院議員サム・ネルソンが経営する
近所のスーパーマーケットが謎の武装集団により襲撃される。
店内にいたカイルは愛娘エンジェルとサム、従業員らと一緒に人質となってしまう。
最愛の娘を守りつつ、カイルは持ち前のスキルを活かし武装集団に挑んでいく。
Amazon商品ページより
登場人物
✔️カイル
元海兵隊員で現在は児童保護サービスの職員
戦地でのトラウマによるフラッシュバックに苦しんでいる
✔️サム・ネルソン
カイルの母親の再婚相手でカイルの養父
経営者であり選挙にも立候補している
✔️クローブ
カイルの同量
✔️エンジェル
カイルの娘
✔️サンシャイン
ネルソンズの店長
✔️ケイリー
サンシャインの妻
✔️ミッキー
ネルソンズの従業員で店の物を窃盗している
過去にカイルに保護されたことがある
✔️スパークス
サムのボディガード
✔️マニー
カイルとクローブが保護した少年
ストーリー感想
中盤までの展開はちょっと遅め
序盤の展開は意外とまったり進みます。
カイルの活動や武装組織の準備など明確に必要な部分なのですが、
おそらく期待していた派手さがないなと感じると思います。
とはいえカイルという人間を知るために必要なパートです。
過去の戦地で仲間を誤射して殺害したトラウマによるフラッシュバック、養父であるサムとの関係や同僚のクローブとの子供達の保護活動。
特に保護活動におけるスタンスは本音を隠してクローブに
“救うのではなく援助する。そう思えばやっていける“
とどこか諦めのある建て前も語ります。
これに対してクローブが本音を見透かし過去のトラウマ含めて寄り添った言葉をかけペンダントも貸すなどクローブに救われている部分がありました。
マニーの保護などしっかり仕事描写もありますね。
一方でサムとの関係はお世辞にも良くはなくカイルはサムを明確に拒絶しています。
“目的があれば人間は強くなれる”
この言葉をかけてサムは不器用ながらカイルをどこか気にかけている様子を見せています。
そして武装組織の襲撃パート。
ここも思ったより最初はカイルの動きがないなと感じると思います。
娘も同僚がいて戦地でのトラウマもあるからというのが理由ではありますが。
各ドアの爆弾そして自身の自爆ジャケットをチラつかせてサムの過去の行いの告発を求める武装組織。
制圧されていく店内、運良くその場にいなかったサンシャインとミッキー、そして凶弾に倒れるクローブ。
サムやケイリーを除く何人かの人質が解放され、カイルも解放の対象でしたが武装組織の
“血で手紙を書く者は読まれるよりーー”
“記憶に残ることを望む”
彼らの本気度を知ったカイルは残された人質やマニーを救うために反撃に転じます。
ストーリー感想(ネタバレ)
そこまでパワフルなアクションではないです
マニー達を救うために店内に戻った先で息絶えたクローブを見てカイルは怒りを燃やしますがそれでも相手を圧倒するほどの戦闘はなかったりします。
実際には警備室にいるサンシャインとミッキーの監視カメラによるサポートを受けての隠密行動が多いので中盤からの戦闘もそこまで派手さはないですね。
この協力自体は結構好きです。
そして武装組織が貴金属などを集める金を目的とした部分も明らかになり、
自爆ジャケットもハッタリだと確信するというダイ・ハードっぽい展開もあったりします。
ちょっと違うのは金も目的だけど告発自体もちゃんと目的としてあったというところですかね。
ただこの告発自体もサムに落ち度が無かったとラストに分かるのですが。
その後は無難に武装組織を下しマニーを救出して脱出。
手癖の悪いミッキーが貴金属を盗んでおり、サンシャイン達の開業資金に使うという展開(これはいいのでしょうか)や、
サムとの和解やクローブが守ったマニーをしばらく自宅に引き取ることで話は綺麗に終わります。
基本は小規模なダイ・ハード的な映画でした。
よくあるタイプの映画ですがちょっと珍しめなのはカイルがそんなに強い存在ってとこでしょうかね。
あくまで元海兵隊に所属していただけで兵士として極端に秀でていたという感じではないので、ともかく苦戦が多かったですね。
スカッとするような反撃や暴れっぷりがないのはこれ系だとちょっとマイナスですかね。
結構引っかかる描写としてあるのが脱出直前のサムの態度。
なぜかここだけすごい嫌味を言う人になっていて他との描写との乖離がありました。
身内に対しては本当に気をかけていて武装組織の突入直後でも、
自分を交渉材料に他の人質を逃がそうとする描写もあったので、ここだけまるで別人みたいでかなり気になりましたね。
身内以外にはこういう部分もある人間であり恨まれる要素があったということなんですかね。
後はクローブという人間をもっと各人物で描写してほしかったですね。
ストーリー的にはカイル達の奮起にも繋がるポジションだったと思うのですが、後半になるにつれそこら辺の比重が無くなってしまったのは少し残念でした。
特にラストは彼女の死に対してそれぞれがもっと思い返して欲しかったかなと思いましたね。
総評としては舞台が小規模な店で主人公のカイルが孤軍でそこまで大暴れ出来ないのでこじんまりとしたダイ・ハードという感想ですね。
もう少し店の商品を活かしたアクションがあれば個人的にはグッと来たんですが、
舞台を考えるとそれらが乏しいのはちょっともったいないなと思いました。
蜂の巣になってから結構長生きするスパークスなどツッコミどころは面白いです。
まとめ
親父が頑張るダイ・ハード的な映画なレッド・ブレイク。
そこまで目新しい訳ではなくともかく無難な映画ですが、
この構成自体は一定の面白さはあるので親父の奮闘する映画を探している方は是非とも。
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