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製作国
アメリカ
監督
マシュー・ボッダ
脚本
ローレン・プリチャード
ジョー・ロシェ
出演者
ティト・オーティズ
カタリナ・ヴィテリ
ディアンジェロ・デイビス
ジェシカ・チャンセラー
ノア・ジェイ・ウッド
AIの暴走どころか伏線の暴投が起きる。
今回はそんな映画ワールド・ウォー20XX 世界最終戦争(原題:Robot Apocalypse)見たので感想書いていきます。
ジャンルはSF・アクションで上映時間は約88分です。
目次
あらすじ
20XX年。ロボット技術が、飛躍的に進化した未来世界。最新型A.I.の≪メドゥーサ≫が、暴走を開始した。世界中のあらゆるネットワークに侵入し、邪魔をする者はドローン攻撃で排除する。その最終目的は、≪機械≫による世界支配のため全人類を抹殺することだった。米軍が極秘開発していた戦闘用ロボット≪エアリス≫も、メドゥーサの手に落ちた。メドゥーサは世界各国の軍事システムをコントロールし、全面攻撃を開始しようとしている。それは、機械の勝利、人類の滅亡を意味していた……。
HappinetOnline商品ページより
登場人物
✔️ウィルソン
NFXの開発者
✔️タラ
ハッカーでロペス博士の娘
✔️ホルヘ
タラのハッカー仲間
✔️ジー
ウィルソンの仲間
✔️マリエッタ
NFXの開発者
✔️ロペス
タラの父親でメドゥーサの開発者
✔️ブレンダ
タラのハッカー仲間で通称”レッド・ドラゴン”
✔️デレク
ブレンダのいとこ
ストーリー感想
王道なAI暴走
AI”メドゥーサ”の暴走から始まり、ウィルソンチームとタラチームの2つの視点で話が進みます。
人命救助ロボットNFXのテスト中にAI“メドゥーサ”が自律して暴走を始めてしまいます。
メドゥーサの暴走を止めるためにタラが父親から習った量子ピットを打ち込む必要があるとされ、
メドゥーサのある宇宙港に2つのチームが向かうことになります。
この設定を覚えておくと後々突っ込みたくなること請け合いです!
メドゥーサに脅威であるとされるドローンに追われ続けるタラと、上手く躱せるウィルソン達とそれぞれのチームの得意分野はよく現れています。
タラ側はドローンに追われているため合流するためにブレンダなどの協力を得て行動しますが、結構唐突な行動するシーンが続きます。
特にブレンダの特攻はそのタイミングだとそんなに効果的ではないのでは?と疑問にしか思わないレベルです。
その後何だかんだでデレク達と合流し、協力を得て宇宙港に向かう準備を整えます。
タラ側の話ばかりするので察すると思いますが序盤のウィルソン側はそんなに出番はなかったりします。
メドゥーサがネット周りを掌握して電子機器を使うと感知してドローンやロボットを向かわせるという状況であり、
そのドローンやロボットは軍の極秘計画の物を掌握し使っており、
ドローン達は広範囲の周波の音を拾い心音を把握して電気を照射して心停止を狙うという面白いタイプなのですが、
それ本当に?となる部分がしばしば見受けられます。
電波遮断や光学迷彩でやり過ごすシーンがあるのですがそれ心音拾われたらダメなのでは?と思う場面など勢い任せなシーンも多いですね。
他にはマイクロチップを撃ち込んで人間を操るロボットなどもいますが、
この設定から想像する仲間が操られて同士討ちなんてシーンはほぼなかったりします。
一応あるにはあるんですがあっさりと解決です。
ストーリー感想(ネタバレあり)
一気にぶん投げられる伏線達
タラのデレク達との合流後はかなりの衝撃展開が続きます。
まず何といってもタラが死亡します。
序盤から主役のような出番の多さとメドゥーサを止めるために必須だと思われていたのに死んでしまいます。
しかもその死亡シーンもロボットにグレネード撃ち込んで落ちてきたロボットの爆発に車で突っ込んで死亡するという、
えっ、今ので死んじゃってるの?と思うこと間違いなしです。
そしてウィルソン側にホルヘとマリエッタが合流し、どうメドゥーサを止めるのかという話になりますが、
まさかのタラの量子ピットは必要とせず解決に向かいます。
普通に乗り込んでウィルソンのプログラムでメドゥーサがNFXにAIを移して逃げられ、
ついに世界のネットワークが掌握され電気の停止や兵器の同士討ちなどが始まってしまいます。
ここで普通のテンションで核ミサイルが発射されたぞと言うシーンは、
いやいやいやそのテンションはおかしいと突っ込みたくなるシーンです。
そしてメドゥーサを止めるためにウィルソンとホルヘがNFXの元に向かいます。
人命救助ロボットのはずのNFXにそんないかついチェーンソーいる?という突っ込みどころは飲み込みましょう。
メドゥーサを破壊するためにホルヘが囮となりウィルソンがNFXに乗り込みコックピットに接続し、
ウィルソンの心音でNFXを人間と感知させて破壊させてメドゥーサは止まり世界は救われ終了します。
最終的にアナログで破壊が最強だったというわけですね。
良いところ
この規模の映画にしてはCGが違和感ないです。
この規模だと大体何か浮いてみえることが多くなるCGですが、違和感は少なめで溶け込んでいました。
クリーチャー系に比べると無機質なロボットなんかは予算少なめでもハマりやすいというとこなんですかね。
悪いところ
伏線はぶん投げまくりです。
特にタラ関連はすごいと思います。
あんなにタラが必要そうに見せておいて、あっさりと死亡するという、その死亡の仕方も合わせてびっくりします。
他にも生きているはずのデレクの放置や遺跡みたいなと言及させるシェルターなど、思わせぶりで何もないことが多かったですね。
そもそもメドゥーサが自我を持った理由や人間に敵意を向けた理由も謎なままなので深く考えてはいけないのかもしれません。
解決の仕方を見ても電子機器の暴走はアナログで解決だ!っていう映画だと思いましょう。
ただ悪いところと書きましたが、各シーンは正直笑えるので、
その筋の愛好家にとってはむしろ加点ポイントになるでしょう。
印象的な台詞
印象的な台詞としてはタラの、
“人との出会いが物事を解決に向かわせる”
これはいいセリフでした。
戦力的に足りないタラ側が多くの助けを得て物事を進めていくのに相応しいセリフだったと思います。
これでタラが死亡しなければ言うことないんですけどね。
他にはNFXに乗り込むウィルソンの、
“脳があるなら心臓も与える”
ここはオシャレでかっこいいセリフとシーンでした。
体を手に入れたメドゥーサに対して自身の心音を与えて計画を潰すという、
この映画のなかでもオシャレでカッコいいシーンでお気に入りです。
まとめ
話の展開を予想から裏切る作りをしているこの映画。
真面目に考えるより突っ込みどころで突っ込みながら見る映画になっていますが、
楽しみ方を変えればこれはこれで楽しめる映画だと思いますよ。
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