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製作国
タイ、オーストラリア
監督
リー・トーンカム
脚本
リー・トーンカム
出演者
ティラパット・サジャクン
スチャー・マーナイン
スパンサ・ウェドカマ
ヴィタヤ・パンスリンガム
タナチャット・トゥンヤチャット
今回はタイ産の怪獣映画ザ・レイク(原題:The Lake)の感想。
珍しい国から出された怪獣映画ということでちょっと注目していたのですが、内容は思いの外いい物で。
一言で言うと“分かっている”怪獣映画。
アングルや溜め方など正直オマージュも含まれていますが、十分いい魅せ方をしておりました。
造形も良しでこの手の映画で懸念されがちな人間ドラマも個人的にはちゃんと必要なものになっていたと思います。
ラストの謎だけは作中内だけでは情報不足なので謎が残りまくりなんですが、そこは想像膨らませて楽しむ部分ということで。
ジャンルはホラーで上映時間は約104分となります。
目次
あらすじ
震撼のモンスター・パニック、なんの前触れもなく、それは現れる。
Rakuten TVより
田園がひろがる美しい村。 ある日、村に住む少女メイが、大きな卵を持って帰ってくる。もとに戻しなさいという家族の忠告を聞き入れないメイは家を出たまま行方不明になってしまう。更に、その家族の村は、突如現れた謎の怪物によって多くの人が殺されてしまう。正体も現れた理由もわからぬまま、やがて怪物は都市部にも出没。怪物を追う警察、メイを探す家族、逃げ惑う人々、、、、街は大パニックに陥っていく。
ザ・レイクを配信している配信サービス
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登場人物
・ジェームス
警部
妻の死以降荒れている娘のパムについて頭を悩ませている
怪物出現後、捜索の任に就く
・メイ
怪物の卵を拾った少女
怪物に襲われ行方不明となる
・リン
メイとケンの姉
メイが怪物に襲われ行方不明になったケン共々怪物に襲われ命からがら生き残る
・ケン
メイの兄
いつも酔っ払って酒浸り
怪物に襲われた際に喉を傷つけられ筆談しか出来なくなる
襲ってきた怪物の子供と共鳴している
・パム
ジェームスの娘
母の死後も変わらなかったジェームスに反発して荒れている
十分に楽しめる怪獣映画
この映画、怪獣映画として見れば中々に良質でした。
まず何と言ってもその造形、自分が初めて見た時はエイリアン味を感じましたが、
何なら今でもその認識は変わっていないのですがそこをベースに魚を足した感じ。
作中内の証言だと体は魚で頭にデカい突起があり、皮膚はワニで尻尾は蛇だそうでまぁ実際そう言われたら確かにそうかもとは思えますね。
そんな魅力ある造形の怪獣が冒頭からさっさと姿を見せてくれるのですから、そこを目当てだとたまりませんってものでしたよ。
作中で登場するのは人間サイズの子供と巨大サイズの親が登場するのですが、どちらも暴れっぷりは中々のもの。
特に子供の方は村の人間や工場の人間がっつり殺るとかなりの被害を出していますね。
大人の方は人的被害で言うと大したことないのですがモブではなく主要人物を殺るのに成功している上、エメゴジっぽいアングルで動き回ったりジュラシック・パークっぽい車内から見る様子などいいスケール感ありましたね。
着ぐるみとCG両方を上手く使っていると思われ、結構“分かっている人”が撮っているなぁとちょっと嬉しくなりましたよ。
残念ポイントとしてはこの手の映画にありがちな雨と暗さでの誤魔化しですかね。
ここら辺は大手ですらやるくらいなのでこの規模だもやはりしょうがない部分ではあるんでしょうが、
やっぱりはっきりと姿を見れるシーンはもっと欲しかったですね。(子供が崖から叫ぶシーンなんかは良かったですよ。)
ストーリー面では自分としては“家族”が1つのテーマになっているかなと思いました。
登場人物による視点が複数あるんですが、そのどれもが兄弟や親子と形は違えど“家族”というものが関わってきています。
何なら怪獣側にすら“家族”というものが関わっています。
この共通したテーマがあるのでどこに視点を置いて見ればいいのか分かりやすく、
かつ共感もしやすいテーマでもあるのでストーリー面でもとても見やすい映画になっていましたね。
後、何気にこの手の映画では珍しく警察がちゃんと仕事しているのがいいですね。
怪獣が現れたらすぐに避難誘導、とある理由から子供を殺さないように指揮官が止めようとするなど、
やっぱ全力を尽くした上でのピンチというのはいいもんです。
昨今の怪獣映画では共通した欠点こそあるものの造形の良さ、分かりやすいストーリーと上手く仕上がっている映画でしたね。
まぁラストだけは作中で提示された情報が不足しているのでこっちが憶測で考えるシーンが多いんですけど。
出し惜しみはしないが溜めもちゃんとある
冒頭からさっさと登場してくれ子供の方は大いに暴れ回ってもくれる怪獣達ですが、
親のためにちゃんと溜めもつくっているという中々に分かっている展開が構築されています。
巨大な親の方がすぐに姿を見せて襲うのですが見せるのは姿までで暴れっぷりはまだ見せない、
うーん、怪獣映画の溜め方というのをよく心掛けてくれています。
姿すら出し惜しみするよりこっちの方が自分は好きです。
そんな怪獣の親が産んだと思われる卵をメイという少女が拾ったことから大騒動が始まります。(正確には拾わなくても大して変わらなかったと思いますが)
そこからのメイが行方不明となり人間サイズ大の怪獣子供の大暴れ、
メイの兄であるケンも怪我を負わされここで後々の描写を考えるとこの怪我で何かが起きてもいたようですね。
暴れっぷりとしてはかなりの被害を出している様子なんですが、カメラがブレまくりで殺られる瞬間をボカしてしまっているのはちょっと勿体無いところ。
とはいえ親の代わりに生々しいサイズのこちらが最初から暴れて緊張感を出すのは良いですね。
その後、しっかりと明るい場所で姿を見せて崖から吠える姿はこれからの事態の混乱を予感させるようで良い演出でした。
そしてそこから刑事であるジェームスの視点へと変わるのですが、この映画は複数の視点から物語が展開されています。
メイの兄と姉であるケンとリン、刑事のジェームス、後、(後ら視点といってもいいのか微妙ですが怪獣パートも自分は含めています。)など彼らの立場からこの怪獣との事態に向き合っています。
ケンとリンはとある事情から怪獣とは切っても切れぬ関係となり振り回されて、ジェームスは刑事として事態の解決に奔走するわけですね。
そんなジェームスの最初の視点では妻が亡くなったことと娘が荒れていること、
そして嵐でアンテナが倒れ電波が入らないという陸の孤島となったことが示唆されます。
ここまでは本当にいい溜めだと思います。
怪獣は親を先に姿だけを見せて暴れさせず、そこの不満を子供を暴れさせることで解消し、
そして人間側はそれぞれ“家族”という強い繋がりがあることを見せています。
怪獣ドラマに人間はいらんのだよと言う人もいるでしょうが個人的には人間も含めて引き込まれる掴みでしたね。
混乱と絆
怪獣の子供の方が暴れ回る混乱の中でそれぞれの絆と人間の中に潜む“怪物”について試されます。
まずはケンとリン。
病院で負傷から目覚めたケンは謎の感覚に襲われ、自分が襲ってきた怪獣の子供と共鳴していることを感じます。
それにより暴れ回っている怪獣の子供の居場所を感じ捕獲することに成功します。
しかし、ケンと共鳴している怪獣の子供。
この子供を殺すとケンまで命を落とすことを察したリンは周りの住民を必死で止める。
ここの群衆の描写はなかなか怖いというか極端ですね。
事情が事情なので当然なのですが捕獲され檻の中にいる子供に何度も何度も棒を突き出し、ずっと「殺せ殺せ」と叫び続けています。
ラストでもさらっと語られますが、「本当の怪物は心の中に潜んでいる」と言う言葉、
この言葉の意味はこの時点で示唆しているように思えますね。
ただそんな描写があるからこそ警察の指揮官が群衆を止める姿が輝いていましたね。
個人的にこの指揮官は最後まで優秀に見えて結構お気に入りの人物でした。
そしてなぜケンが怪獣と共鳴したのか。これに関しては実は最後まで見てもよく分かりません。
判断するための材料も少ないため想像するしかない部分です。
一応自分なりにこうじゃないかとかなり拡大して想像した部分はありますが、この映画の中でも解釈が相当分かれる部分だと思いますね。
そしてジェームスの視点。
怪獣の捜査の前に問題を起こした娘のパムを拾ってそのまま捜査に当たることになります。
妻の死以降荒れている娘と真剣に話し合いますが、この荒れている原因に関しては本当によくあることだと思います。
ジェームス的には頑張っていたつもりだったのでしょうが、
妻の死後も娘のためと思い仕事にかまけていて変われなかったこと。
しっかりと話したわけではありませんが自分はそう解釈しました。
そんな口論をしながら卵の見たかった場所に向かい生きていた卵と共にいたメイと合流。
そして、その卵を求めてやってきた親に襲われます。
ここのメイは結構不気味の存在ではありました。
最初の頃と違ってかなり無口になって反応がないのでこれだけならショックを受けてとも解釈出来ますが、
親に襲われた最中に孵化しようとした卵に触れたら卵の動きが収まるところなど、兄のケンと同じく何がしがの変化があったと思う方が自然でしょうね。
ここからの親の襲い方がなかなかに◯ュラシック・パークな描写。
特に車の中からのアングルは絶対に意識していると思いますね。
車のドアを破壊してパム達が絶体絶命と思わせて卵だけを回収して立ち去ると思わせて結局はパムを襲うと透かし2段からの本命を見せてきます。
この映画、親より子供の方が人を殺すなど分かりやすい直接的な被害を出して、親の方はこういう焦らしプレイが多かったですね。逆の方がとも思いますがここら辺は役割分担だったのでしょう。
ただここで親がパムを襲ったのは結構不可解なんですよね。
この後、ジェームスが命がけで自分に気を引かせてパムと怪獣を引き離すのですがその時親はジェームスのことを一切傷付けずに離れていきます。
後々の描写を見ても卵を優先していてあまり無益な殺生をしないタイプに見えたので尚更パムを襲ったのが不可解に見えるのですね。
卵の近くにいた存在なので襲ったとも解釈出来ますがそれなら卵を持って行方不明になったメイは?とも取れるのでメイの最後の変化も含めて結構考察しがいがある襲撃だったと思います。
おそらくメイの存在がイレギュラーでパムへの対応が普通なんだと思っていますが。
怪物とは
後半はリン達、ジェームス、そして怪獣がそれぞれ交わることになります。
といってもここが割とこの映画の特殊なところな気がしますが、
特にリン達とジェームスに言えることなんですが互いに会話も出会いせず同じ場にいるだけで絡みは無かったりします。
怪獣を関係性の中心点に置いてそれぞれがやることをやるって感じになっているんですね。
その場、その場で自分がやることやってって感じなので意外と互いに影響し合わないのが複数視点で進めたストーリーでは珍しいのではないでしょうか。
警察が避難誘導するバスが渋滞で止まったところで子供を求めてきた親が現れ大混乱、
そしてジェームスの方は傷付いたパムを病院に連れて行こうとしますが彼女は帰らぬ人となります。
ここでパムが「最後に抱きしめてくれたのはいつだったかな」と語り息を引き取るのは彼女の本来の望みはここだったんだろうなと推測出来ますし、
そんな会話の中で怪獣の親が子供のために暴れているのを見ると結構考えさせられるものがありますね。
親として娘の本音に向き合いからなかったジェームスが親として子供を救いに行っている怪獣の親に娘を殺され恨む構図というのは良く出来てるなと思いましたね。
怪獣映画の人間ドラマとしてはかなり必然性がある内容になっていたんではないでしょうか。
ただそんな中で怪獣を睨みながらも親とはぐれた子供を救うことを優先したジェームスだからこそラストの展開に繋がったとも感じます。
そして混乱の中で今まで話に出していないで申し訳なかったのですが、
最初からちょくちょく出てきていた中国の研究者らしき2人が親に捕まるも見逃されたことで親の真意に気付きます。
狩りではなく子供を探しているだけと推測して住民達を車から離す指揮官、
その最中で怪獣と共鳴していたケンは何かを思い子供を載せた車を運転して親を引き寄せて彼らが姿を消して今回の事態は終了します。
リンとメイは再会し、今回の事態は映画の撮影ということで闇に葬られその決断を見たジェームスは警察をやめてとある行動を開始することになります。
この時のジェームスの語りは良いですね。
あの伝説は事実だ
怪物よりむごいもの
それはウソだ
ある人間たちがついたウソ
自分たちの失敗を隠し、平和に収めようとした
それは偽りの平和だ
あの怪物は我々の人生から消えた
この時のジェームスの怒りと絶望感と“怪物”とは何なのかを考えさせられます。
この時にしっかりと怒りを滲ませているのがこの後の5年後の心境の変化にも繋がっているのが上手いですね。
謎が多すぎるラスト
混乱から5年後が描写されるエピローグ。
ここはかなり謎が多いですね。
やはり怪獣への恨みを消し切れないジェームスがメイを監視し続けて彼女が怪獣と交流しているのを目撃します。
この時のでかい怪獣があの時の親なのか、それとも子供がデカくなったのかは成長スピードと寿命が分からないので想像するしかないですね。
恨みの感情のままに怪獣を殺そうとするジェームスですが、
彼は最後に踏みとどまり怪獣を殺すのは止めて自分の中の怪物を追い払います。
ここが5年という月日による心境の変化を感じ取れています。
そしてここからが謎のオンパレードです。
メイに案内されて洞窟に向かうジェームス。
そこには行方不明になったケンの服と思わしき物と仏壇と仏像らしき物、謎の壁画、
視点が代わりメイは怪獣の子供と思わしき物を吐き出し、そして最後は洞窟の中で怪獣が現れて終了となります。
ここの最後の数分の部分は全部謎です。
正直謎だらけもいいとこなラストですね。
オマージュが多分に含まれているのでそこらへん含めて、推測出来るかなとも思いますが提示された材料が少ないのでこの推測も人によってかなりバラバラになるくらい幅が出ると思います。
でもこのラストはともかく“怪物”とは何だったのかという部分や家族の絆、
この一貫のテーマで複数の視点があれど筋が通った分かりやすい話になっていたので怪獣と人間ドラマどっちも楽しめる良い怪獣映画でしたね。
ラストの意味は何だったのか
色々な伏線だけぶちまけて締められてしまってラスト。
ここは自分なりに考察してみたいと思います。
ぶっちゃけ駄文もいいとこなんで全然飛ばしてOKな部分です。
まずはメイとケンについてですね。
ラストでメイが怪獣の子供と思わしき物を吐いていましたが、これは彼女が怪獣に近づいているのでは?と考えています。
そもそも兄のケンが怪獣の子供に傷付けられた後に子供と完全に共鳴しています。
これを考えると怪獣側は何がしがの条件で人間を変異させるのでは?という可能性がありますね。
もう1つの可能性としてはこの2人、もしくは家系が特殊なパターン。
子供を傷付けたら怒る怪獣が最初に卵を持っていたメイに対して傷1つ負わさずに返しているこの時点で実はメイ達が特殊なパターンもあるのでは?と思いますね。
メイが卵に触れたら卵の震えが収まった描写もありましたし、彼女や家系が特別だった可能性も十分あるのでは?と考えられるのではないかと。
どっちにしてもこの2人は怪獣側に近づいた訳ですがこれを考えると怪獣が実は元人間なのでは?という可能性も考えられたり、
それならラストに洞窟で現れた怪獣はケンの可能性があるというかまず間違いなくそうだと自分は思っています。
冒頭の語りで他の生き物と人間だけ、両者には違いがないのにと語りがありますが、これは命の価値は平等って意味ではなく本当に同じってこと?とか思ってしまいましたよ。
それだと卵を産んでいるのがおかしいと思うわけですが、
そこでさらに話を飛躍させて思いっきり某映画をオマージュしている壁画の存在から妄想を広げてみましょう。
完全にモンスター・バースの壁画をオマージュしている内容ですが、
そこから展開までオマージュしていると妄想して実は卵は怪獣の卵ではなくて敵対している存在の卵だったのでは?とか考えたりしています。
人が変異する描写と卵とオマージュだけで完全に妄想の域にまで達していますが、こういうのも楽しいということで。
途中で出てくる中国人研究者が大蛇シリーズの1作目の役者さんと多分同じだったと思うのでいっそあちらとクロスオーバーしてもいいのよ?と
両方とも見た身としてはあちらこちらで妄想が止まらないのです。
実際当たったら大蛇の方が強そう。
まとめ
個人的にはかなり好みの映画でした。
親の暴れっぷりが少しばかり物足りなく感じましたがそれ以外は概ね満足。
オマージュも多かったですが、怪獣の魅せ方を分かっているアングルも多くしっかりと魅せてくれていました。
人間ドラマに関しても不必要だったとは全く感じず、ラストの謎も含めて必要だったんだなと思っています。
最後の展開の謎だけは駄文垂れ流すくらいに考察したくなる物があり、続編出すなら早めに発表してねと個人的に勝手に心待ちにしたいと思います。
他の映画感想
他のモンスター・パニック映画感想はこちら。