【映画】ゲームのような剣戟バトル ブレイド・オブ・ゴッド 天空の剣 ネタバレあり感想

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ブレイド・オブ・ゴッド 天空の剣
(C)BEIJING IQIYI SCIENCE & TECHNOLOGY CO., LTD., ZHEJIANG DONGYANG XINGHONG FILM AND TELEVISION CULTURE CO.,LTD., and KASHGAR LONGHETIAN JADE FILM AND TELEVISION CULTURE CO.,LTD. All Rights Reserved. Distributed by iQIYI,INC.

製作国

中国

監督
トン・フイ

脚本
ヤン・ニン、リウ・ゼユヤン、ル・ベイ、リ・ペンペン

製作
ザング・ボウ、ザオ・フェイ、シュ・フイ

出演者
シェー・ミャオ
ユエ・トンフェン

映画ブレイド・オブ・ゴッド 天空の剣(原題:修仙传之炼剑/The Legend of Immortal Sword Cultivation)感想。

ジャンルはアクションで上映時間は約88分となります。

内容自体は中国B級らしく王道。大体想像通りに話が進むの逆に語りづらかったり、まぁその辺も含めて書いていきます。

あらすじ

ジエンと村の人々はフォン一族に晶石の奉納を強要され、日々苦しめられていた。ある日、晶石を探しに行ったジエンは、山中で獣の容姿をした異人に遭遇し洞窟に逃げ込む。そこでは、焚心剣という宝刀をめぐりイエンとフォンの一族が戦っていて…。

U-NEXTより

登場人物

ティエ・ジエン

西酉村の住人

5歳の時に師匠であるチェンに拾われ村人達に育てられた

なぜか生まれつき剣魂を持たない

上からの晶石の徴収から村人を助けるために西酉山に入り、
晶石を探していたところ異人に追われその最中で焚心剣を手にしてしまう

チェン・グアン(フォン・シュエンズー)師匠

ジエンの師匠

実はフォンの同門で剣魂5段

イエン・ズー

父を救うために焚心剣を求めるイエン手のひら門の修士

蛇原剣の使い手で剣魂3段

ニン・シアオ

ジエンの妹分

ジエンに好意を寄せている

フォン・チンズー(国師)

チーとルーの師匠で剣魂5段

剣魂6段に至るために焚心剣を探す

上仙の甘言に乗り善人にも容赦なく手を下している

チー・ヨウ

フォンの弟子で2刀の使い手

ルー・タイ

フォンの弟子でチーの兄弟子

無数の剣の使い手

フォンを出し抜き怪火を狙っている

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仙人に至るために

一振りの剣、これを巡って争うのがこの映画のストーリー。

まず分かりやすく用語説明として。

西酉山
仙人に至るための天劫路のある山

・天劫路
100年に一度現れ頂上に現れこの道を通ると不死身の仙人になるとされる。
天劫路が現れると選ばれし者が修士を導く。

焚心剣
怪火が宿る焚心剣を手にした者の剣魂は高段に。
更に怪火は悪霊を浄化する。
異人も浄化され人間に戻るという。

修士
修行に励むことで剣魂を強化する者

剣魂
誰もが生まれつき持っている者。
段位があり上段になればなるほど仙人に近づく。


この世界には修士という剣士達がいて100年に一度の機会、天劫路を通り仙人に至るために剣魂を上げている…
そして剣魂6段に上がるために必要なのが焚心剣であり、それを修士達が求めていてその中で邪悪な思惑を持つ者もまた狙っているというストーリーですね。

剣魂の段位というのはゲームでいうと所謂レベルみたいなもんですね。
ここら辺はそういう知識があるとスッと入ってくる内容で個人的には馴染み深くて良かったです。

仙人に至ると得られるのが不死身となれることと、後々に続く厳しい修行と我欲として追い求める理由がちゃんと描かれています。

特に厳しい修行というところが大事。

このように登場人物全体の目的やら動機やらがほぼ共通しているので分かりやすいストーリーです。
つまり王道なのでいかにキャラの立たせ方が大事なのかということになるんですがこの映画は結構上手くいっていたと思います。

世界観としては異人や、妖怪、仙人も存在しており武器も飛ばしたり仙術があったりと所謂中国ファンタジーですね。

キャラの立っている登場人物

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この映画の登場人物達はキャラはしっかりと立っております。

一度見たら割とすぐに覚えられるくらいですね。(衣装のおかげでもありますが)

主人公のジエンについては後で語るとして他の登場人物ですね。

ヒロインの1人、イエンは言ってしまえば巻き込み役。

ジエンを剣を巡る戦いに巻き込んだとも言える存在です。(といっても設定考えると遅かれ早かれという話ですが)

彼女だけは剣を求める目的が1人違ったりします。

目的としては父の捜索と浄化。
国師フォンにより異人に変えられた父を救うためにという理由でした。

その父が再会後にすぐに戦闘で亡くなってしまうのはどうかと思いましたが、
最後までジエンと共に戦ったのはヒロインとしては活躍した方だと思います。

もう1人のヒロインはシアオ。

一言で言えば幼馴染枠ですね。

分かりやすくジエンを慕っているというヒロインですが、
後半はルーに洗脳され悲劇に見舞われるという悲劇のヒロイン要素もありました。

個人的には明るく性格が可愛いタイプなので結構好きだったのですが、
こういう明るさは悲劇に彩りを持たせる要素にもなるので今回はそっちに使われてしまいましたね。

敵となる存在としてフォン。

彼が1番明確な敵として最終盤以外では立ち塞がります。

剣魂5段という数字で分かりやすい強さを示し、更には実は過去にジエンの村を滅ぼした仇という彼とは因縁があったというポジション。

仙人の甘言に騙されてという形で退場してしまいますが、最終盤の上仙よりは出番的にもアクション的にも彼の方が見栄えが良かったですね。

そしてフォンの弟子となるチーとルー。

序盤から敵として出てきて技もチーが二刀流、ルーが無数の剣を飛ばしたり洗脳したりとアクション役ですね。

序盤から出てきて因縁としては深めなんですが個人的には退場の仕方が少し不満。

というのも特にルーは師匠であるフォンを出し抜こうとしていたり、
シアオを洗脳したりと中々の因縁や伏線作るのですが中盤で一気に処理されてしまうんですよね。

ラストまで引っ張れとは言いませんが、フォンとの決着までは引っ張っても良かったと思いますね。

人が多いのにネームドが少ないという寂しさがあるんですよ。あそこ。

最後はジエンの師匠でもあるグアン。

ジエンを幼い頃から育ててきた師匠でありますが、
実はフォンとは同門でジエンの村が滅びた経緯にも関わっていたという、師匠が実はというポジションですね。

ここでジエンに対しての彼がどういう心境だったとのかというところは中盤の見どころの1つだと思っていますが、まぁ普通にいい師匠でしたね。

フォンに騙された過去を後悔し、ジエンのために命を投げ出す、話的には王道の師匠兼父親ムーブをだったと思います。

ここまで見てきたなんとなく分かると思いますが、この作品の登場人物のキャラ付けはけっこうアニメチックです。

現実的な表現ではなくコッテコテな属性で固めたような形の表現なのでここら辺は好みが分かれるかもしれません。

個人的には世界観やアクション的にこのキャラ付けの方がハマる作風だったと思いますね。

選ばれしもの

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主人公のジエンもまたアニメチックなキャラ付け。

なぜか誰もが生まれ持つ剣魂を持たず、幼少期に両親がいないところを師匠に引き取られ村人みんなに育てられたなどといかにも特別かつ善良な立ち位置です。

彼もまた村人のために働くという人物であり、それがきっかけで焚心剣と出会いそして剣を取り込んでしまうというアクシデントであり運命でもある出来事ですね。

その正体は焚心剣を守っていたもののフォンに滅ぼされたティエ家の生き残り。
つまり剣には予め選ばれる存在だったということですね。

ゲームで言うと勇者的なポジションですが、師匠も幼馴染も失うという過酷な設定。(なんかドラクエ4みたいですね)

後半には焚心剣が奪われるという事態もありますが、剣と怪火は己の中にありと体の中から作り出すのはなかなか熱い展開でしたね。

最後まで見ても全てを捨てて過酷な戦いに赴くという正直報われない主人公なんですが、
あくまで選ばれしものではなく俗人として戦うという辺りがヒーローって感じで正直ちょっと続き見たくなる人物でした。

見どころ抜群!剣戟バトル

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ここまでストーリーやらキャラやら言ってきましたが、
最大の見どころはアクション映画なんですからこの剣戟アクションです。

これが世界観と噛み合ってとても見どころありました。

ワイヤーアクションですが、ここに能力バトルの要素入れることで迫力が増しています。

各人物ごとに特徴のある武器でアクションするのでアニメチックなキャラの立ち具合とアクションが実にマッチしているんです。

特に中盤でのネームド勢揃いでの乱戦は見どころ抜群、
各々が腐らずにしっかりと活躍しているのはこの規模の映画だとかなり頑張ったのではないでしょうか。

逆に言うと最大の見せ場はここで終わってしまうのがネックではありましたが…

個人的に好きなのはフォンとグアンの師匠同士によるスタイリッシュ茶呑みバトル。
これ大真面目にしかも妙にカッコよく映るんですからやっぱ老獪な戦士による駆け引きというのはその要素だけで確信した次第です。

天劫路の真実

100年に一度現れ、仙人に至る道とされる天劫路。

フォンもそれを目指し上仙の甘言に乗りつつ目指した場所でしたが、
その上仙達の真意はなかなかの胸糞ものでした。

長年修行して剣魂を高めた修士を吸い取り、自らの力を強化する、
長年の修行なんてしなくても騙してそいつらの力奪えばそれで良くね?という努力の後乗り野郎達の仕業だったという真実です。

上仙がフォンに近づき焚心剣を求めさせたのもこれが理由。
最初から手のひらで踊らされていたということですね。

努力の後乗りなんてこの世でも最も腹立つ胸糞要素の1つだと思っていますが、
それをやっているのが上仙達ということでした。

彼らが神なのかそれともそれを騙っているだけの魔物だったのかは微妙なところですが、
前者の方が胸糞感増すので個人的にはこっちを支持したいところ。

村を焼く上仙・朧神に対して立ち向かうジエンなんですが、ここのアクションだけはちょっと不満でした。

今まで能力使いつつも何だかんだで剣戟交えて戦ってきたのにここだけは完全に能力バトルなんですよね。

ここら辺は単純に見栄えの問題もありますが予算の問題あるB級だとアクション無しだと単純にクオリティ落ちちゃうんですよね。

朧神を倒した後に神達がジエンを仙人に誘いますがジエンはそれを断り俗人として神達と戦うことを選ぶ…

ここの神達の主張が朧神が悪に堕ちた理由が俗人の邪悪さのせいとこの作品の神達はやっぱムカつくタイプですね。

ジエンが戦うことを選ぶのは当然といいますか。

ジエンが神達に挑むところで映画は終了。そしてそこで出てくるテロップ

“いつの世も善は悪を倒す”

やはりこれは勧善懲悪の物語。
とはいえ物語の主役で英雄たるジエンがあまりに多くを失うので負の側面というのもちゃんと見せているストーリーでした。

まとめ

ストーリーは勧善懲悪なよくある物語でしたが、アクションはかなり好みな映画でした。

ラストのアクションはちょっと不満でしたがそこ以外は概ね満足。
やはり小規模でもアクション出来る俳優さんが集まれば一定のクオリティは間違いなく保証されますね。

スタッフロールでメイキング映像が流れるんですが乱戦はちゃんと人数使ってやってますし、
結構怪我してると言う部分も見せていてこれまた好感。

ストーリーは捻りは少なくとも良くも悪くも安定感ある内容、
アクションは高クオリティここら辺がやはり中国B級の魅力ですね。


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