この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
今回は配信されたゲームを適当に漁っていたら見つけたローグライクゲーム、「Unalive 010」のレビュー。
660円とお値段以上の拾い物になるかやっぱりお値段相応かになる絶妙なお値段設定のこのゲーム。
紹介ページのスクショなどを見るとおっ、ちょっと良さげかも?と思っていたのですが、まぁそんな甘くはなくお値段相応のゲームでした。
一応プラチナトロフィー取得までちゃんとプレイした感想ではありますよ。
ちなみに自分がプラチナ取った時のこのゲームのトロフィー取得率見ると自分ともう1人しかプレイしていませんでした。
クリア時間としましてはダンジョンクリアまでは運が良ければ大体30分程度でいけます。
ただ実際は多少の育成やゲーム性の把握をしないときついので大体2〜3時間程度はかかると思います。
目次
ゲーム概要
魅力的な世界であるUnaliveの世界へようこそ。ここでは、主人公は射撃スキルを駆使して激しいモンスターと戦わなければなりません。あなたはランダムに生成された部屋の迷路をナビゲートし、挑戦的なボスと対峙することになります。一方で、謎めいた出来事がゲーム中に展開されます。あらゆるターンで予測不能な挑戦と試練に備え、プレイヤーを深く世界の謎とエニグマに引き込む没入型の雰囲気が作り出されます。あなたはUnaliveのすべての秘密を解き明かすことができるでしょうか?答えは時間が教えてくれます…
PS storeより
ストーリーは有って無いような物
このお値段ということでそこまで期待するようなもんでは無いですがストーリーは有って無いような物です。
一応オープニングとエンディングだけはありますが、結局のところそれだけです。
エンディングは流石にダメですがオープニングの内容としてはこんな感じで、
私たちの物語の主人公は、元科学者であり、研究所の隠者であり、新しい生物兵器に関する研究が行われていました。
しかし、しばしば起こるように、1つの実験が一連の災害的な事件の原因となりました。
研究所は完全に破壊され、中にいた人々、動物、昆虫は恐ろしい変異体に変わり、残酷に複合体全体を恐喝しました。
私たちのヒーローは、研究所の唯一の生存者ですが、重傷を負いました-重傷と火傷を負っています。
彼は強力なライフルのプロトタイプを見つけ、彼の生命のために戦い始めました。
本編オープニング原文ママ
ざっくりとした内容を言うと研究所でバイオハザードが起きたので生き残った主人公が何とかするぜ!という内容でございます。
美麗なイラストから語られるよくある内容ではありますが、ゲーム的にはそれっぽい舞台設定だけ整えられればいいわけですからこれでいいのでしょう。
ちなみにイラストだとかっこいい主人公ですがゲーム内だと下半身はボロ布纏っただけと何とも言えない姿だったり。
エンディングではバイオハザードの割には意外…とまでは行くかは微妙ですがまぁこの手のジャンルにしては珍しい物になったラスボスの顛末や背景、そうなった経過も語られます。
そして生き残った主人公の最後は…まぁ大体予想通りだと思う結末です。
イラストだけはかなり力が入っているのでそこに引き込まれた人のためにも出来れば資料などアーカイブ要素を用意して世界観の補完などをしていればもっといい内容になったんじゃないかなと思いますね。
オタクはそれっぽい情報だけ渡せばどんな小規模なゲームでもそこから色々と妄想して広げて楽しめるってもんだというのに。
自動生成ダンジョンを銃だけで生き残れ!
ローグライクということでこのゲームはちゃんと自動生成ダンジョンです。
生成されたダンジョンを見下ろし型の視点で進むアクションゲームとなっています。
舞台はストーリー見ても値段を見ても分かる通りたった1つです。
その舞台を銃だけで生き残るというゲームとなっています。
そう銃だけなんです。
近接武器なんて当然なくそれなら爆弾くらいはと思ったらそれもありません。
銃とたった3つの弾薬だけで生き残るというゲームになっています。
サポートドローンもいるにはいるんですが主人公本人の能力としてはこれだけです。
その弾薬も段階に応じて解放なんて訳もなく最初から揃っているので、アクションとしてはエンディングまで何も発展性がないシステムとなっています。
一応敵の攻撃を避けるためのダッシュもありますがそこまでアクションとしての幅の広さにつながるような物でもなく
なので最初から最後まで敵から距離をとって照準合わせて銃を撃ち続けるだけという良く言えばシンプルイズベストなゲームですね。
要となる3つの弾薬は弾数無限の通常弾と弾数有限の火炎弾と冷気弾となります。
特殊弾の方は弱点付くための要素で爆発するとか凍らせるとかそういう特殊効果があるわけでもないので戦略性が無いのが困り所ですかね。
ローグライクということで拾える装備をメインと考えてのシンプルさなのだろうと前向きに考えればこのシンプルさも受け入れられる範囲かもしれません。
一応引き継げる育成や収集要素もあるよ
ローグライクということで倒れたら当然アイテムは全没収…なんですが、
昨今の流れに逆らわずプレイの全ては無駄にしないように引き継げる要素、つまり育成要素も僅かながらですが存在しています。
育成要素は2つで(多分)能力の強化と最大体力の上昇です。
どちらも拠点で強化出来る要素で倒れても引き継ぐことが可能です。
まずは能力の強化、これはダンジョン内で手に入れた素材を合成すると手に入る基盤のようなものを消費することで強化が可能です。
項目は4項目ありそれぞれ4段階まで強化可能です。
ぶっちゃけるとこの強化はすぐに終わります。
もしかして全強化したら更に段階増えるのかな?と思ったのですが、自分のプレイの範囲だとそんなこともなくすぐに強化が頭打ちになる要素ですね。
まぁ、その分素材をすぐに体力回復や弾薬生成に回せるようになると考えれば…
もう1つの引き継ぎ要素は最大体力。
血液パックを消費してジュースを作り初期体力100の体力を10刻みで上昇させることが出来ます。
これによりタフさが上がり生存能力が上がるのでクリアが簡単になりますね。
こちらの方が引き継ぎ的には重要。
ちなみに最大体力を強化してもゲーム開始時の初期HPは100でスタートするので恩恵得るには回復しなければいけなかったりします。
最後は収集要素。
これは本当におまけレベルですが今までの周回で倒したボスの頭が保存されます。
…はいそれだけです。
集めたところでスキルや初期装備が解放なんてこともなくただの収集要素です。
この収集要素はトロフィー条件にもなっていないので本当におまけですね。
まぁランダム要素なので実績やトロフィーに関わっていないのはとてもいいことなんですけどね。
敵が硬いゲームバランス
とてもシンプルなローグライクアクションの本作ですがバランスにはやや難があります。
それは本当に敵が硬いのです。
序盤の蜘蛛の時点であれ?頑くね?と思うでしょうが後半になると更に硬い。
ボスともなればとんでもない体力量を誇るようになります。
遠距離中心の(というか遠距離しかない)ゲームなので、
あんまり柔らかいと遠くから一方的に撃って処理になってしまうと思ってこの硬さにしたのかもしれませんがそれにしても硬かったですね。
特にさっきも言いましたがボスは本当におかしいレベルで最初のボスでもこれ何か条件満たさないと倒せないやつなのでは?と不安になるレベルでした。
体力回復の手段が少ないゲームというのもあり持久戦に持ち込まれるとこういう硬さで持久戦に持ち込まれるのはまぁまぁ大変でしたね。
しかしこのゲームはローグライク。
そんな体力回復手段の少なさと敵の硬さに対抗するための火力を手に入れる手段はダンジョンに落ちているアイテムから得ることになります。
主なアイテムとしては発射レート向上、クリティカルなどの火力アップやダッシュ関連、敵を倒したりダメージを与えると回復。
これらの様なオーソドックスなものからこのゲームらしい弾薬精製なんかもあったりと大体の物は揃っています。
倒れても一度だけ復活する装備もあったりします。
ランダムなので選ぶことは一切出来ないですが重要なのは火力と回復。これらを十分確保出来たら一気にヌルゲーと化します。
特に体力回復は重要です。
先ほども言った通りボスの体力が多く更に仲間を呼んだり広範囲遠距離攻撃などもやってくるので、
何がしが確保しなければこの持久戦には耐えきれないません。
一応各ボス戦前で仲間のドローンが加入するのですが雀の涙の攻撃力で更に体力は無い代わりに徐々に電力が減って0になると機能停止してしまいます。
これを防ぐためにこれまたランダムで配置される電力供給場所で定期的に充電しないといけません。
これはこのゲームでは貴重な如何に彼らを長持ちさせて連れていくかという戦略的な部分にはなってはいますね。
敵の硬さ故に拾えるアイテム運が重要になりすぎるという、
アクションとしては微妙な仕様ですがローグライクとしては正しさもある困った仕様のバランスのゲームですね。
トロフィー的にはどうなのか?
トロフィー的にはヌルいゲームですね。
ゲームを1回クリアすることに成功すればおそらくプラチナを取得することは出来るのでは無いかと。
1つだけ条件かはっきりとはしないのですが、おそらく倒されても復活できるアイテムを使用されること条件となっているトロフィーがあるので、
まぁそれだけを意識すれば後はプレイしていた勝手に手に入るのではないかと。
これでもし全ボスを倒せというトロフィーがあれば面倒なゲーム判定だったのですが、
幸いその条件のトロフィーは無いのでトロフィー目的なら安心してプレイ出来るゲームですね。
トロフィー解説記事
Unalive 010 プラチナトロフィーへの道まとめ
値段的に拾い物になるか微妙なお値段とはいえちょっと期待してプレイしたのですが、まぁつまらなくは無いよねくらいの内容でした。
ゲーム画面とローグライクというジャンルで良さげかもと思ったのですがちょっと勿体無い出来でしたね。
あくまで自分の好みという範疇の話になってしまいますが、
アクションを銃だけではなくもう少し幅広く、世界観の補完を資料などのアーカイブで、敵の硬さをもっとマイルドしてとっつき易く、
これらを行えばもっと魅力的になりそうなのになとはどうしても思ってしまいますね。
なんか色々と言いましたが値段相応の出来か?と言われたらそうでもなく値段以上には楽しめるゲームにはなっています。
ただ世界観とストーリーの補完に特に惜しい物を感じたのでどうしても何か惜しいなぁと思って生意気にも物を言いたくなってしまうのですね。
この値段、この規模のゲームにそこまで言うのは筋違いと言えばそうなんですが、
こういう想像力をかき立てられる美麗なイラストがあるので勿体ないと感じてしまうのですよ。