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皆様明けましておめでとうございます。
早速ですが、今年は巳年。
と言うことで巳年らしくこのブログで記事を書いたことのあるヘビ映画の中から珠玉(?)の4本を紹介したいと思います。
なんで中国映画しかないのかって?
中国がなぜかヘビが好きなんだからしょうがないだろ!
目次
大蛇シリーズ
最初に紹介するのは中国が誇るヘビ映画である大蛇シリーズ。
ヘビ映画のシリーズと言ったらアナコンダが頭に浮かぶ人が殆どでしょう。
しかし、あちらは1作目からどんどん愉快さは増していき、
4の手榴弾自爆スルーされて大失敗とか大好きです。
更にCGのクオリティも下がっていってしまいました。
しかし、この大蛇シリーズは違う!
1作目から同じ大蛇のCGを使い回した結果、どんどん修正されてCGのクオリティは上がっていく、ストーリーの方だって一応形になっていくと、
モンスター・パニックのシリーズにしては珍しく右肩上がりなのです!
このクオリティの上がりっぷりを年を跨ぐことなく連続で楽しめる、これはお得ですよ。
シン・アナコンダ -捕食領域-
大蛇シリーズ記念すべき1作であり、なぜか日本に入ってきたのはシリーズ最後だったのがこの『シン・アナコンダ -捕食領域-』
【映画】これが記念すべき1作目 シン・アナコンダ -捕食領域- ネタバレあり感想お馴染みの空飛ぶピラニア達の大活躍、それに反してまだまだ拙い大蛇のCGと活躍の乏しさと流石の1作目。
親子の絆、寡黙な出来る存在、モンスターパニックとサバイバルというシリーズ通じてのプロットは既に完成しており、ここから使い回し発展していく大蛇のCGの第一歩を見れるのは感慨深い物があります。
ストーリーの展開の仕方はガン細胞を死滅させるための実があるという復活島に向かうというアナコンダ2を思い起こさせる物があり、
ここら辺ら中国の悪癖、というかB級中国B級映画のある意味での楽しみ方の露骨さがあるためまだまだ分かりやすい他所頼りな部分がありますね。
シリーズとしては巻き込まれるのではなく能動的な動機を持って大蛇達のテリトリーに向かうという構成上か、武装して向かうという展開なので後の2作と違って傭兵による銃撃戦などがあるのが差別点。
まだまだ拙さもある1作目ですが、シリーズとしての基本は既に出来ており、
ここからのナンバリングごとの右肩上がりを楽しめる第一歩となりますよ。
【あらすじ】
がん細胞を抑える成分があるとされる“命の果実”。著書でその存在を唱えた生物学者のリン・チーは巨大企業の斉藤会長から、その果実を探すことを手伝ってほしいと依頼される。研究チームはその在りかを突き止めるのだが、その島には地獄が待ち受けていた。
U-NEXTより
メガ・パイソン 人間捕獲
日本に最初に入ってきたシリーズ1作目にして、シリーズとしては2作目となるのが『メガ・パイソン 人間捕獲』
【映画】男、いや漢達だぜ… メガ・パイソン 人間捕獲 ネタバレあり感想旅行中に急に大蛇に襲われて島に流れ着くと主人公達は巻き込まれる側、そして子供とは離れ離れになるとシリーズとしての構成がここで固まった1作。
巨大蛙も初登場して空飛ぶピラニアも相変わらず大活躍。
しかし、この映画の魅力はあまりに昔ながらのプロットと言えるでしょう。
大蛇の餌として攫われた女性達、それを助けに行く男達。
このメインとなる救助メンバー、これがびっくりするくらいに男臭い、しかし漢達が多い。
序盤で漢なのは1人だけなのですが、後半に覚醒する男達が漢達になる、
こんなノリの映画を今の時代ではなかなか見るこたぁ出来ません。
そして前作ではお留守番だった子供も役割として蛇との交流という要素を足し、
これによってただのピンチ要員、足手纏い要員には止めないようには工夫しております。
とはいえこの部分はまだまだ中途半端ではありますが。
肝心の大蛇の動きも前作より洗練され、更に他の生物を食すというシーンもしっかりと追加。
モンスターパニックとしてもサバイバルとしてもしっかりとした進化を見せてくれますよ。
【あらすじ】
食人樹、フライング・ピラニア、巨大猛毒ヒキガエル・・・様々なマイティ・クリーチャーが人間たちを喰らう!
ミッドショップ紹介ページより
魏成功(ウェイ・チョンゴン)は離れて暮らす娘の歓歓(ホアンホアン)を連れて人気のクルーズ船に乗りに来ている。歓歓の誕生日祝いだ。クルーズ船には、借金取りの老劉や小金、蘇茜や高凡と言った大学生グループなど数十名の観光客が乗り合わせ、イルカが泳ぐのを見て楽しんでいる。船員たちが海の異変に気付くや否や大波が起こり、船が転覆してしまう。水中では巨大な何かが蠢いている。クルーズ船に乗っていた人々は近くの無人島に流れ着き、目を覚ます。しかし、安心したのも束の間、巨大蛇が現れ、人々を次々に投げ倒し呑み込んでいく。魏成功の娘の歓歓もまた彼の目の前で呑み込まれていった。巨大蛇がジャングルの奥に消え去ると、魏成功は娘を、大学生の高凡も同級生の蘇茜を助けに行くと言った。また、生存者の中から元レスキュー隊員の大胡子が名乗りを上げ、借金取りの老劉や小金ら数名が加わり、ジャングルに入っていく。巨大蛇は巣に戻り、呑み込んだ人々を吐き出していく。そこには孵化直前の卵が多く置かれていた。巨大蛇は子供の食糧として人間を捕獲していたのだ。
ジュラシック・アース 新たなる覇者
ついに3作目となり、大蛇と人間との関係に大きな変化が訪れるのが『ジュラシック・アース 新たなる覇者』
【映画】オチ以外は最高 ジュラシック・アース 新たなる覇者 ネタバレあり感想この映画の最大の魅力はただ1つ。
ついに味方になった大蛇でございます!
ストーリーのプロットは前作から引き続き、子供のために動く親と逸れて子供の2つの視点。
しかし、今回はメガ・パイソンではやや中途半端に終わった蛇と子供の交流を更に一歩深めた形に、
子供の視点でちょっとしたトラブルで生き残った子供と勘違いする大蛇と大蛇の怪我を救う子供と、前作よりも踏み込んだ関係性を構築。
そして親の視点からはサバイバルとモンスター・パニック、そして何が何でも子供を守るという姿勢が大蛇と同じ立場となるという被せ方もまた王道となっています。
そんな味方になった大蛇と対峙するのは邦題通りの相手である恐竜。
生態系と縄張り争いによる島の覇者を決める戦いが繰り広げられます。
この戦いがシリーズもここまで進化したかと言わんばかりにしっかりとしたCGによる対決で見応えは抜群!
巨大生物同士のちゃんとした高品質な怪獣映画の戦いとなっているのはB級映画としては破格のクオリティと言えるでしょう。
個人的には話のオチには少し不満があるのですが、ただ巨大生物同士の戦い、3作目にして味方になって大蛇などシリーズ的には盛り上がるポイントが多い良作です。
【あらすじ】
巨大アミューズメント「荒島パーク」プロジェクトの開発地で、巨大な恐竜の骨が発見された。工事を優先するパーク開発業者は爆弾で骨の破壊を指示。だが、その爆発によりメガ・スネークが出現し、人間たちに牙をむく。さらに古代の巨大恐竜まで目を覚まし…。
U-NEXTより
ディープ・シー・ミュータント
大蛇シリーズからは外れた中国のB級ヘビ映画がこの『ディープ・シー・ミュータント』
【映画】中国の大蛇の進化は止まらねえ! ディープ・シー・ミュータント 感想 モンスター・パニックとサバイバルの両方があるのは大蛇シリーズと共通。
でもこの映画はこの2つをよりはっきりと分けた構成、そしてそれぞれにクライマックスがある構成になっていると言えます。
最初はクルーズ船に訪れる蛇の子供達によるパニック、ここでは誰が犠牲になってもおかしくないのでは?と思わせるように緊張感を持たせており、
そして巨大蛇の登場により船を襲った今まで蛇達とメインとなる蛇の格と絶望感の違いを引き立たせる。
サバイバルがメインとなる部分では大蛇シリーズで見れないモンスターや人間ドラマの決着などが訪れており、メリハリがしっかりしている内容になっています。
この映画の蛇の魅力はそのスケール感。
中国の蛇の進化もここまで来たか!と高クオリティなCGと人間と蛇のサイズ感は勿論、
クルーズ船に現れた大蛇は怪獣映画さながらのオタク心が分かったような構図でそのスケール感の魅せ方も上手い。
ただその分中国B級映画の悪癖である、とあるシーンのパクリっぷりの問題、
盛り上がり所となる決着の仕方には少々物足りなさがあるのですが、それも大蛇シリーズのように重ねた物がない故のいつもの事。
大蛇のスケール感とメリハリ、これを楽しみたい方にはオススメとなっています。
【あらすじ】
新たなる支配者!制御不能の暴走DNA。ノンストップで見せる体感モンスター・パニック!!婚約者の死に大企業カルシン・グループが関わっている事を知ったチン・ウーはその証拠を握るジェイソンを追って豪華客船に乗り込む。そのカルシン・グループは薬を開発する為、ある孤島で違法な生物実験を繰り返し、結果、巨大な蛇を生み出してしまう。
TELASAより
まとめ
巳年にちなんで中国のB級ヘビ映画を4本紹介させていただきました。
当然ですが期待値高めで見ると流石にがっかりするとは思いますが、ただB級として見ると少なくともそのCGクオリティには驚く点がかなり多いはず。
特にジュラシック・アースの最後の対決はシリーズを重ねてきてから見ると、変な感動があるので大蛇シリーズだけでも1回押さえてみてほしいですね。
B級なんで1本1本が短いのもいいんでっせ!