【映画】過ちが事態を悪化させる サイコハウス 血を誘う家 ネタバレあり感想【レビュー】

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

サイコハウス 血を誘う家
(C) 2020 By BBP Rental, LLC ALL RIGHTS RESERVED

原題 The Rental

監督
デイヴ・フランコ
脚本
デイヴ・フランコ
ジョー・スワンバーグ
出演者
ダン・スティーヴンス
アリソン・ブリー
Jovani Ridler
トビー・ハス
ジェレミー・アレン・ホワイト

サイコハウス 血を誘う家(原題:The Rental)を見たので感想書いていきます。

ジャンルはスリラー、ホラーで上映時間は約88分です。

あらすじ

休暇に海辺のゲストハウスをインターネットでレンタルした、チャーリーとミッシェルの夫婦とジョシュとミナのカップル。 

アルコールとドラッグで羽目を外し楽しんでいたが、シャワー室にカメラが仕掛けられていることを発見し、管理人が自分たちを覗いているのではないかと疑い始める。 

しかしチャーリーはジョシュの恋人であるミナと浮気をした現場をカメラに撮られてしまっているため警察に通報することができなかった。 

そして管理人が彼らの様子を見に来た際に、管理人を問い詰め激高のあまり殺してしまう。 

窮地に陥った4人は死体を隠そうとするが、事態は思わぬ方向へ転がり始める… 

Amazon商品ページより

登場人物

サイコハウス 血を誘う家
(C) 2020 By BBP Rental, LLC ALL RIGHTS RESERVED

✔️チャーリー

ジョシュの兄

ミナとは仕事上でのパートナー

✔️ミッシェル

チャーリーの妻

✔️ジョシュ

ミナの彼氏

昔は荒れていたが、ミナと出会い意欲的な人間になった

✔️ミナ

ジョシュの彼女

チャーリーとは仕事上のパートナーで優秀な女性

✔️レジー

ジョシュの愛犬

✔️ライリー

貸別荘の管理人

やや差別的なところがある

ストーリー感想(序盤)

ムードに流されてやらかすのはやめましょう

貸別荘に休暇に行く4人ですが、この4人少し複雑な関係となっています。

チャーリーとミナは仕事上では欠かせないパートナー。
この関係により特にミッシェルの方は複雑な感情を抱いており、
ジョシュも優秀な彼女であるミナがいつか自分から離れてしまうのではと不安に思っているところがありました。

そんな関係性が夜中にドラッグを使い羽目を外したこと、
そしてジョシュとミッシェルが先に寝てしまったことによりチャーリーとミナは関係を持つ過ちを起こした関係性になってしまいます

よくある描写といえばそうですが羽目を外すのにドラッグを使ったりするのは毎度ちょっと驚く文化ですね。

その後のチャーリーとミナが昨夜の過ちを後悔している描写、
ミッシェルがジョシュからチャーリーの前の彼女達の話を聞き不信感を抱くなど後々に響いてくる描写が続きます。

その後にカメラを発見しながらも自分たちの過ちの場にも仕掛けられていることから、
警察を呼ぶに呼べず身動きが取れなくなっているところなど自分達でドツボにハマる描写が多いです

愛犬のレジーが行方不明、ミッシェルとはギクシャクしている、
そんな中で管理人で両方の件で犯人と思われているライリーが呼ばれ惨劇が始まってしまいます。

ストーリー感想(ネタバレ)

サイコハウス 血を誘う家
(C) 2020 By BBP Rental, LLC ALL RIGHTS RESERVED

負けたのは自分達のせい

ライリーはレジーを連れてきた件も黙っててくれると言ってくれましたが、
ミナは差別とカメラの件の不信感から問い詰めてしまい揉み合いになってしまいジョシュが激昂してライリーを殴り気絶させてしまいます。

ここからの惨劇は正直いくらでも避ける機会があるレベルにも関わらず自分達の過ちでドンドン不利になっていきます

ライリーへの暴行や死亡の後、ジョシュを守るためそして自分達の過ちの件から隠すという2つの思惑から警察に届けずライリーを事故死に見せかけようとする3人。

そして犯人は映像を用いてミッシェルを使い仲違いと移動手段を奪うなど、全て一夜の過ちからチャーリー達の足場が崩れていきます。

その後は1人1人携帯や映像、音声を使い操られて始末されてしまいます。


犯人は最後まで謎

この映画の犯人、マスクをつけており外す場面もありますが、顔は映されず最後まで謎の人物です。

やっていることはラストの映像から貸別荘にカメラを仕掛け泊まった人間を殺していると思われることくらいです。

ただこの犯人おそらくチャーリー達が唯一勝てる存在でもありました。
最初にカメラを見つけた時にさっさと通報していればそれで解決した可能性すらあります

それが出来なかったのは一夜の後ろめたい過ちを犯してしまったからであり、
過去の荒れていた時期の暴行事件のせいでもあり、
この映画の4人は自分で自分たちの首を絞めてしまっていたといっても過言ではない結末でした。

映像を用いていたとはいえ犯人もあまり知能犯らしい動きとは思えない行動も多かったですしね。

犯人とは関係ない部分での身内や過去が敵に回るというのはなかなか新鮮な描写ではありました

ちなみに犬のレジーは生き残るので動物好きには安心です。
ハリウッドの動物は最近はメタ的に保護対象ですね。

まとめ

犯人が預かりしらないところで勝手に崩壊していくスリラーホラーな今作。

この崩れ方は独自で面白く、人同士の足の引っ張り合いの方がメインになっています。

起伏も乏しく犯人の影も大分薄いですが、一風変わった事件の追い詰められ方を見たい方は是非ともどうぞ。


他のスリラー映画感想はこちら。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA