【映画】マルチプレイを信じろ! ダンジョン・クエスト ネタバレあり感想

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ダンジョン・クエスト
Ⓒ 2020 Game Over Movie, LLC

製作国

アメリカ

監督
スコット・コンディット
ジェレミー・トレンプ
脚本
スコット・コンディット
出演者
トム・プラムリー
ハッシー・ハリソン
ジョーイ・モーガン
ルーカス・ゲイジ
ジョセフ・D・ライトマン

ゲームでも実力があると独りよがりになりマルチプレイで相手と協力することを忘れてしまうこともあります。

ですが、共にいる仲間の存在は何より大事。

そんなことを教えてくれるダンジョン・クエスト(原題:Max Reload and the Nether Blasters)の感想書いていきます。

ジャンルはコメディアドベンチャーで上映時間は約100分です。

ゲームが題材ということもあり、個人的には親近感を感じてかなり楽しめる1作でした。

この映画の見所は?

オタク達の個性が楽しいマルチプレイムービー

濃いオタク達が辿り着く友情が素晴らしい

ゲームを出し抜く一手も含めてとにかく友情ムービーです

あらすじ

寂れたゲームショップで働くマックスとリズとレジーは、オンラインゲームで共に戦うチームでもある。ある日、謎のスーツ男が置いて行った返品の山の中に、「ネザー・ダンジョン」というゲームソフトが入っていた。それは、マックスが憧れるゲーム史に残る天才プログラマーが、開発半ばで断念したはずのゲームだった。幻のゲームを手にしたマックスは興奮して早速ゲームを始めるが、期待とは裏腹にあっけなくクリアしてしまう。その瞬間、轟音と共に稲光が走り、「ネザー・ダンジョン」がオンラインを通じて拡散されてしまう。そして、そのゲームをプレイした者たちが闇の力によって操られ、街はゲームの世界さながらのダンジョンと化してしまうが-。

Amazon prime videoより

登場人物

マックス

ゲームの天才

レトロゲー好きでゲームの開発も出来る

協力プレイだと独りよがりな行動をしがち

ゲームでは戦士を担当

リズ

マックスの友人でゲーム仲間の女の子

ゲームはドットよりポリゴン派

マックスに惹かれている

ゲームだと魔術師を担当

レジー

マックスの友人でゲーム仲間

ゲームだとタンクを担当

ユージーン

ネザー・ダンジョンの開発者

バートンの相棒だった

バートン

ネザー・ダンジョンの開発者

ユージーンの相棒だった

今はバーを経営している

スティーブ

配達員

少し脳筋気味

チャック

マックス達がバイトしているフォールアウト・ゲームの店長

ゲーム好きでマックス達に目をかけている

セス

リズの元カレ

マックスに嫉妬している

ストーリー感想

ネザー・ダンジョン
Ⓒ 2020 Game Over Movie, LLC

“ネザー・ダンジョン”

“伝説の戦いの場”

“ネザー・ダンジョンに入る勇気はあるか”

“征服しその名を永遠に!”

“怪物を倒すべく進め運命を受け入れよ”

“かつてない脅威に備えよ”

ゲーマーにはニコニコ展開です。

初っ端からマックス、リズ、レジーがゲームのマルチプレイをしているところから始まり、
マックスが1人突撃しそれを見る2人が呆れるとういきなりそれぞれの関係性や性格が分かるようになっています。

特にマックスなんかゲームだと自信家かつ、なりきり屋なところがありちょっとディープ気味なゲーマーだとあるあると共感してしまう部分がありますね。

その後の会話でもかつてのレトロゲー信者なマックスと、
ポリゴン派なリズの会話などオタク同士の微笑ましい面倒臭さがよく出ていて面白いです。

任天堂の名前なんかもしっかり出たりしますよ。

何気に本筋では一切絡まない店長のチャックがゲーム全力オタクでもありかなり笑える演出が入ります。

触覚まで再現可能なVRベスト貰って装着する時なんかはアイアンマン風の音楽と演出な装着シーンでありニヤニヤ出来ます。

やってることは48時間ぶっ通してゲームなのでオムツの装着とかもあるなど、

昔懐かしなタイプのオタク演出ですね。

そしてトラブルの原因となるゲーム、ネザー・ダンジョンの到着。

マックスがこのゲームを起動しプレイ。

そしてそれがライバルのセスによってモバイル対応可能で拡散されたことにより、みんながプレイし世界の混乱が始まるという事態が起こってしまいます。

その後に駆けつけるネザーシリーズの開発者ユージーンにより、その事態の正体が分かりますがここは正にゲーム中心の事態。

古来からゲームを使い支配していたドゥーム・ブリンガーが、
21世紀以降のゲーム愛が高まったことによりパワーを増すというもう本当ゲーム中心です。

そしてマックスがゲーム好きの選ばれし者としてねらわれてしまいます。

街中の人間やマックスのじいちゃんまでが乗っ取られてマックス達は事態の収拾に動き出します。

乗っ取られているのに色仕掛けにひっかかるじいちゃんや、

そのじいちゃんの名誉を心配するマックスなどここら辺も笑えつつほっこりしますね。

ストーリー感想(ネタバレあり)

ダンジョンクエスト 3人なら
Ⓒ 2020 Game Over Movie, LLC

ゲーマーには身に沁みつつ、感動展開

後半はユージーンの元相棒のバートンも合流し、小気味いいかけ合いがともかく楽しくもしっかり心に沁みる展開もやる憎らしさがあります。

オタクやゲーマーらしい独りよがりなシーン、それを反省し再び団結するシーンなどとても王道です。

特にレジーが滅茶苦茶いい味出しています。

過去の後悔や今の自分の欠点、それを認め反省し団結し元々ネザー・ダンジョンにはない機能で彼らは立ち向かいます。

乗り込む前のみんな大好き装備準備パートもあり装備製作もしっかりやった上で乗り込みますよ。

そしてマックスが中心部にユージーンとバートンがネットの拡散対策、
リズとレジーが派手に囮をやるなど独りよがりなオタク達がそれぞれの役割を果たしていくチームワークを見せつけていきます。

最終決戦はマックス1人ではなくネザー・ダンジョンにはない機能つまりマルチプレイでドゥーム・ブリンガーに挑みます。

この最終決戦もしっかり冒頭のシーンを踏襲し、同じシチュエーションでありながら、
今度はマックスが独りよがりにならずにリズとレジーとしっかり協力するなどもう王道でたまりませんね!

エンディングもマックス達がeスポーツチーム”ネザーブラスターズ”を結成し、
ユージーン達もゲーム開発に復帰するという誰も心残りのない素晴らしい収まり方をしていて最高でした。

ゲームの新作にクラシックモードとしてネザー・ダンジョンのソースコードを入れられたという話をされ、
みんなが目を合わせてゲンナリする感じで終わるのもこの作品のノリならまた良しですね。

エンドクレジットの途中でおまけ映像がありますが。そこでもしっかりこの作品がみんな傷のつかない終わり方にしているのもかなり好感が持て終わり方でした

登場人物の復活やマックスがじいちゃんにチームの結成や、

ゲーム会社への所属を報告するところなどはほっこり出来ましたよ。

良いところ

ゲームと絡めた友情と繋がりの話

もうここはゲーマーでオタクな自分には最高でした。

独りよがり、天才そんな存在が協力つまりマルチプレイで解決する。

この展開は使っている用語も含めてとてもいい展開で大好物でした。

こういう捻ったように見せて王道な作品はやっぱいいもんです。

特にレジーはいいですね、後の印象に残った言葉でも話しますが後半の彼の台詞の殆どがこの作品を象徴するセリフであり、
我々ゲーマーでありオタクがしっかり刻んでおくべき台詞だと思いました。

他には細かい演出面も結構ゲームっぽく作られていて見て楽しいです。

移動する時にはドット絵で表現されたり、過去の回想はコミック風ムービーなどで語られるなど、
エンドクレジット後のおまけで語られる低予算を感じさせないよううまく誤魔化していたと思います。

残念なところ

これは正直自分にはないですね

それくらいこの映画、自分は気に入っています。

見る人が見たら気になる部分はたくさんあるのかもしれませんが、
自分は全然気にせず楽しめたので欠点なしです!

印象に残った台詞

後半のレジー関係の台詞は名言だらけです。

何でも俺より上手いし

でも一緒にいるよそれは得意だ

単独飛行ばかりじゃないって気づいてよ

人の話を聞けばわかる

俺たちはお前が仲間で誇らしい

一緒に解決しようフロド

俺を信じろお前のサムだ

フロドにはサムがいなきゃダメだ

最後はマックスの台詞ですがそれ以外は全てレジーです。

シチュエーションも合わせて彼の台詞はとても沁み入る台詞でしたね。

自身をロード・オブ・ザ・リングのサムにしているのもよく分かる容姿と活躍でした。

彼の台詞と存在がこの映画の価値を1〜2段階くらい上げているといっても過言じゃないくらい重要だったなと思っています。

まとめ

ダンジョン・クエスト マルチプレイ
Ⓒ 2020 Game Over Movie, LLC

自分的には大当たりなこの映画。

エンドクレジットのおまけでNGシーンなども入りますが、
そこでこんな低予算でこれは奇跡だと言っていますが本当にそう思える1作だと自分は思っています。

誰しもに引っかかる映画ではないでしょうが、それでもゲーマーオタクなら確実にどこか引っかかるんじゃないかなと思える1作です。

彼らの友情とマルチプレイを是非とも実際に見て頂けたら嬉しいです。

こんな青春自分も送りたかったですねぇ。


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