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製作国
イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ
監督
パトリック・ヒューズ
脚本
ジェームス・ボーフォート
パトリック・ヒューズ
出演者
アラン・リッチソン
デニス・クエイド
ジェイ・コートニー
イーサイ・モラレス
ジャック・パッテン
キーナン・ロンズデール
ダニエル・ウェッバー
ステファン・ジェームス
世間がネトフリでWBCを楽しんでいる横でそれは来た…!
というわけで今回はネトフリにて鑑賞の映画、ウォー・マシーン: 未知なる侵略者(原題:War Machine)の感想。
米軍レンジャー部隊の訓練の前に現れた異世界からの敵、そんなB級感溢れるあらすじ。
こりゃ、自分が大好きネトフリが定期的に送ってくれる金をかけたB級映画の香りがするという事で楽しみにしていた映画。
その期待を裏切らず、それでいてネトフリオリジナルなのでちゃんとシリアスには真剣にやっている見応えある映画でしたよ。
ジャンルはアクションで上映時間は約104分となります。
目次
あらすじ
米陸軍レンジャー部隊の隊員最終選抜。この過酷な訓練中に、異世界からの巨大殺戮(さつりく)マシーンが襲来。訓練に参加していた工兵は、自隊を率いてこの戦闘兵器との戦いに挑むことになる。
Netflixより
この映画を配信している配信サービス
※2026年
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登場人物
・81
レンジャー訓練に志願した男
第213戦闘維持支援大隊の工兵だったが任務中の弟の死以降、RASPに応募し続けている
ざっくり概要
ここからはいつも通りに途中までのざっくりとした内容を。
アフガニスタン カン ダハール
1人の男が従軍中に共にレンジャーになると誓った弟、そして仲間達をタリバンの攻撃によって目の前で失い、自身も足を負傷する。
2年後
男はコロラドレンジャー訓練基地にて第75レンジャー部隊として訓練選抜プログラムに参加していた。
訓練コード81、そのコードを与えられて8週間に渡る訓練による厳しい選抜が始まる。
81は一匹狼で1人で訓練を受けていくが、その実力と経歴に徐々に他の訓練生から一目置かれていく。その一方で地球には不可解な動きをする小惑星が訪れていた…

そして最終週、81はトラウマを引きずり訓練中に命を落としかねない程の無茶を己に課してその行動を見た教官から棄権を勧められる。
他の志願者とも会話しない、リーダーになることも避けている、その危険な兆候からだった。その命令を断り最終ラウンドへと進む81。最終試験に参加してレンジャーの資格を確かめられるのだった。
最終訓練は撃墜された機体を目指す偵察と救出。
敵の手に渡らないように航空機の破壊、反乱村から捕虜の救出。その想定のために爆弾と無線機、空砲の銃が渡される。そしてその訓練の1つの部隊のリーダーには81が指名された。
任務の失敗は全員の不合格、81をリーダーとして最終訓練が始まる。
仲間と交友を深めようとしない81。行軍中に部隊が仮眠を取っていたその時、謎の攻撃が飛来する。
訓練の一環と思い目的地を目指す部隊、川辺に辿り着くと訓練のはずなのにまるで本物のような機体が転がっていた。
起爆のため、そして教官達からの奇襲に備えるために作戦を考えるが、指定座標から数百メートルのズレがあることを報告され、更に通信は繋がらず聞こえてくるのは咆哮のような音。
状況を訝しむ81、警戒を怠らずに訓練を実行しようとする。
爆弾をセットして辺りを警戒する部隊、奇襲を警戒して偵察をしていた81はその先で本当の起爆対象を見つける。
そして爆発された機体にはなぜか傷1つ残っていなかった…
傷付かない機体を疑問に思う部隊。すると爆発した機体が動き出し立ち上がる。
見たこともない大きさの二足歩行の未知の機体。周りをスキャンしたその機体は部隊を圧倒的な火力で攻撃し始める。
逃げ惑う部隊。多くの犠牲が出る中で逃げた先は崖だった。
躊躇していると謎の機体からの砲撃により吹き飛び、強制的に崖を転がり落ちることになる部隊。その中でも何人かが犠牲になり、崖を転がり落ちて生存した仲間も大小それぞれの傷を負っていた…
傷を負った仲間の救助と治療を行う部隊。通信手段が必要なため崖の上に単身無線機を取りに戻る81。
しかしその先で機体が仲間にトドメを刺していた光景を目の当たりにする。無線機も既に破壊され、敵は自分達を探して移動している。
81は急いで戻りこの場からすぐに移動するようにみんなを引っ張っていく。
ロープを使って崖を降りる81達。
足を負傷した7をゆっくりと下ろすその最中、機体が現れて再び仲間の命を奪う。
崖の上からスキャンされ再び見つかる部隊、砲撃に晒されながら部隊は逃げ惑うのだった。
何とか逃走に成功した部隊。足に深手を負った7の治療をする時に弟を失った過去がフラッシュバックするが7は81を信じて己の治療を託す。
治療を終え情報を整理する81、あの機体の特徴としては近づくとコンパスがおかしくなる。現在は何も装備を持っていない状況、気絶した7を担架で運びながら教官達がいるはずの8キロ先の村へと向かうことを決断する。
移動するが川が目の前に現れて阻まれる。
だが81が川を泳いで渡りジップラインを作り渡ろうとするが、その時またしてもあの機体の襲撃に見舞われる。
攻撃を受けながら川に流される部隊、そして全員滝の下へと流されてしまうのだった。
生き延びて川から引き上げられる81。
無事を確認して再び村を目指し、辿り着くが村の方も既に襲撃済みで壊滅していた。
無線中継塔も折れており通信不能の理由も分かる。
機体の行動、そして小惑星のニュースから別の星からやって来た存在だと推察する部隊。
その時微かに聞こえた声からまだ息のあった教官を発見するが目の前で息絶えてしまう。
教官を悼む仲間とすぐに行動しようとする81。それにより仲違いが起きるが、弟を連れ帰れなかった過去を語り、弟を死なせてしまったのは自分がゴール出来なかったから、そしてみんなで帰って機体について警告をしようと行動する。
81の想いを知り1つとなり動き出す部隊。全員でゴールするために装甲車を動かして基地を目指すのだった…
B級要素が最高だぜ!
レンジャー候補生の部隊が訓練中に宇宙からの機体に遭遇して、逃げながら状況を打破するというこの映画。
もうこの文だけでB級感が漂って最高だったのですが、実際に見るとその最高の要素で塗り固めてくれていたご褒美のような映画でした。
まず主役となるレンジャー部隊の序盤の厳しい訓練、その中で主人公の81(この映画で固有名ある登場人物はいません)一匹狼でやっていたら一目置かれて共に支え合って生き残ろうとする。
最高じゃねえか
過去があり実力はあるけど、協調性は無い。あまりにもベタな設定と話の流れ、これこそ求める物。

しかも最初に過酷な訓練を長くやるからこそ、窮地に立ち向かう部隊が実力も根性もあることが分かる。
過去のトラウマがありフラッシュバックに苦しむも怪我しながらもベタに信じてくれる仲間もいる。
最後の訓練なので武器も渡されていない、装備も最初の攻撃でほぼ全て失われる、頼れるのは己の体と信念と仲間達との絆、すげえマッチョな話。
最高じゃねえか…
敵となる襲来者も無機質で怖え、無慈悲で怖え。
そんな奴がメタルギアに出そうな二足歩行の機体で近づいてくる。しかも近づくとコンパスがおかしくなるのもサイレントヒルのラジオみたいで緊張感の高まりが分かりやすい。(どっちもKONAMIやん!)
つまりホラー構文の相手なんですよ。

最高かよ
この無慈悲な宇宙からの機械にあんだけ実力を見せた奴らが圧倒的な火力、圧倒的な装甲、何を考えているかは分からない未知の脅威、それがジワジワと迫って確実に会敵する度に仲間を奪っていく。
実に恐ろしい…でもこの恐ろしい脅威があるから部隊の互いの支えが引き立つ。
しかし支え合い1つになったこっちの感情移入度合いが高まった仲間達すら無惨に消し飛ばす姿には憎しみすら湧く。
敵こそが味方を映えさせるとは良く言ったもんだと思う憎たらしい活躍でした。
最高かよ…
しかも終わり方も最高!
最後はこの敵は尖兵に過ぎずまだまだ宇宙からは無数に侵略を控えている。
でもその脅威に世界全てが手を取り合い世界連合軍として協力して“地球の盾作戦”が始まる。
その敵を倒す鍵となるのは主人公たる81が軍の力も借りずに単独で倒したというその倒し方の情報と1人で倒したというその事実。
その男の言葉による激励が恐怖に立ち向かうみんなの勇気となりそして戦いに赴く終わり。
最高かよぉ!!!
ネトフリなので真面目な要素もあるよ
どれだけB級で固めてもそこはやはりネトフリオリジナル。
主人公の81にちゃんとした真面目な要素を入れてトラウマの払拭というテーマを描いております。

彼…81の抱えているトラウマと言うのが冒頭で目の前で死亡する弟の存在。
共にレンジャーになると誓った弟が目の前で命を失いかけている。
81は負傷した弟を基地まで運ぼうとするけど、残り100メートルの所で力尽きて目覚めた時には弟は棺の中、そして自分にはその英雄的な行動から勲章を与えられてしまうという傷を負っているわけですね。

だから彼がレンジャー試験に挑んでいたのは弟の約束を果たすためではなく、自分があの時ゴール出来なかったことで死なせてしまった弟の死を乗り越えて今度こそゴールするため。
そんな過去を抱えているので実力はあるけどリーダーにはなりたくない、どこか独りよがりな動機なので仲間との交流も薄め。
しかし今回の宇宙からの襲撃で仲間と協力をして生き残らなくてはいけない。だから今度こそ仲間達と共にゴールを目指すわけですね。
しかし、この映画…というか敵の機械が無慈悲ですのでその仲間達はバンバン死んでいきます。この81の過去と仲間達の結束があるのにこうなるから上で書いた通りに憎らしい。
それでも唯一生き残った7だけはゴールしようと思うわけですが、その7が実は弟知り合いだったという設定。都合は良いけどこの映画はそれでいい!
彼から弟が共にレンジャーになりたがっていたこと、そして全力を尽くしたのだからあの時ゴール出来なかったことを悔いる必要はないと。
弟の知り合いであの時の弟と似たような立場の人間から言われたことで、その瞬間に前を向きそして敵の弱点に気付き覚悟を決めると。
とてもベタ、ベタです。でもそれが良いです。こういうの大好きです。
何と言っても前を向いた瞬間に光明が見えるというこういう神の見えざる手みたいな展開は大好きなんですよね、自分。
最後は7を連れてゴールをして、そして反撃の狼煙を上げる敵の弱点という最大の情報を持ち帰ってレンジャー部隊に合格するのも全てが報われるようで気持ちいい!

この81のストーリーも満足度は高いのですが、強いて言えばゴールをした時に共にゴール出来なかった他の仲間達にも想いを馳せてほしかったなとは思いますね。
81にとっては弟の死のトラウマの払拭が大事ですし、弟との思い出が大事なのは分かるんですが、観客目線だと冒頭で殆ど出番が終わる弟よりも共に進軍していた部隊の仲間達の方が思い入れが深いのですから。
逃げ惑う中盤と反撃の後半の落差
ネトフリオリジナルなのでアクション面でも気合いは入って痛い描写も思わず興奮する描写も多め。
特に組み立て方の順序が上手いです。

最初は訓練で部隊のメンバーがどれだけ過酷なことをしているのか見せる。とにかく体に負荷かけまくりの訓練も脱落者の多さを描写する。
だからこそ残ったメンバーは関連性とはいえ有数の実力者であることが分かるようにしている。
そんな奴らを中盤から現れた機械が無慈悲に一方的に訓練なんて火力の前じゃ意味ねえよと教えるかのように命を奪っていく。
そんな奴らから逃げる描写も命懸け、崖ではこれでもかと跳ねながら転がり落ちていく。

しかも傷も遺体も配信作品らしく、暈さず描写。敵が1体だけなのにちゃんと戦争になっているんですよ。
しかし、ここまで共に訓練してきた仲間だからこそ誰1人見捨てるという選択肢は取らないところが、友情なんて軽い言葉じゃ言い表せないくらいの関係性を見せて、こういう利害を超えた絆に近い物というのは胸が熱くなる。
特に川渡りのシーンはいい。

最終的には失敗に終わりますが、81が川を渡りロープでジップラインを作り、他の仲間が負傷して担架に乗せられている7を運ぼうとするところとか、敵はいないのに…寧ろ敵がいないからこそ身近な現実感のある危機に見えて息を飲む緊張感ありましたからね。
それでいて落下しかけたらみんなで救いに行くところとか、こいつらはやっぱ仲間なんだなぁと言葉ではなく行動で語るところ…
好きだ…こういうの大好きだぜ‥
そんな訓練を超えた実力者達の絆を見せてからの反撃パートでは、その仲間達がバッタバッタと死んでいく。
装甲車対機械のところとか、至近距離で弾幕撃ちまくっていて、滅茶苦茶派手なのにその装甲で意に介さず近づいてくる機会は興奮する面白さがあると同時にゾッとする怖さもあるホラー。

尋常じゃない数の弾幕やレーザー砲まで撃ってきて、たった1体の相手なのに戦力差に絶望感しかない。
この機械の見た目が二足歩行だけあってか途中結構ヒロイックな動きや着地も見せるんですが、主人公機を相手にして一般兵というのはこういう絶望感を味わっているのかなぁとか思ったりしましたね。
そんな装甲相手への決め手となるのが、弟との会話でも出てきた熱力学。
相手の熱の排出を見てそこを詰まらせれば熱暴走で倒せると踏んで、砕石場に誘い込んでの戦い。
ダイナマイトで足場を崩してよろけさせ、ショベルカーで熱い相撲をして叩きつけてからの採石を落として排出口に詰まらせて暴走させる勝利。
結構あっけない勝ちのルートですが、実際はこうでもないと勝てませんからね。理屈としても筋は通っているし、足りない装備なりのショベルカーの押し合いが謎に迫力あったので余裕で許容しました。

というかB級構文の映画なんだから決着はこんなのでいいんだよ!
最後にゃお約束のように敵の砲撃用の弾が吐き出されて引火して大爆発なんてありましたし、しかもこれなんの意味もないからマジでお約束で入れた感あって分かっているなと思えて大好きでした。
基礎がB級なのにちゃんと筋また立てて、実力、絶望、反撃を描いているのでここら辺はネトフリオリジナルの強みを見た気がしますね。
まとめ
ネトフリオリジナルで毎回言っている気がしますが、金かけたB級映画は最高ですね!
今回は特に面白い。メインストーリーの軸を81の1人に絞る分かりやすさと敵の圧倒的な絶望感が自分にハマっていました。
アクションでありながらホラー構文でもあり、こういった普通のアクションの中に異物を挟むことによるジャンルの行き来は飽きない楽しさがあります。
B級好き以外はピンと来ないような気もしますが、B級好きならこの金のかけたB級映画感のある本作は楽しめる方多いと思いますので、オススメです。

何ならWBCの日本代表の試合のために契約している期間中に見てもいいと思いますぜ!
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