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映画記事の投稿ペースを変えてから初めてのまとめ記事。
というわけで2024年上半期に見た映画の中からオススメを8本紹介!
上半期という区切りということで劇場公開の分もあるため基本そっちが優先されますが、
配信ベースのB級のお気に入りなど独断と偏見による気に入った変な映画もちょいちょい入っておりますよ。
目次
ゴジラxコング 新たなる帝国
1本目はゴジラxコング 新たなる帝国。
【映画】怪獣好きの怪獣好きによる怪獣好きのための映画 ゴジラxコング 新たなる帝国 感想IQがどんどん落ちているモンスター・バースですが、怪獣を映し続けるためにとことんまで行ってしまったような清々しさんのあったのがこの映画。
この映画の良さは説明不要でしょう。
怪獣だけで9割ドラマを進め、怪獣だけで9割物事を解決する。
怪獣好きにはたまらない映画となっている、もうそれだけです。
でも、今までの数多の怪獣映画がこの怪獣比率にチャレンジしてきた中で、
ここまで完成度高く内容も面白く行えたのはおそらくこの映画が初といってもいいレベル。
なのでこの映画は怪獣映画の1つの完成系であり、革命でもある存在だと思っております。
怪獣好きなら見て間違いなし!ゴジラやコングのファンなら尚楽しい映画ですよ。
碁盤斬り
2本目のベストは草彅剛主演の映画、碁盤斬り。
【映画】この物語は“静と動”を通り越している 碁盤斬り 感想個人的には久しぶりに映画館で見た時代劇であり、邦画だったんですけど、この映画の構成には圧倒されましたね。
この映画の見どころは何といっても“静と動”
序盤の凪のような穏やかさと復讐への道の激情。
この登場人物の感情と話の動きの振れ幅が見事で。
この映画、序盤は正直退屈なんですよ、ただ穏やかな日々がかなりの長尺で描かれていて最初自分は何を見せられているんだろう?と思ったくらい。
しかし、それが復讐の相手を見つけるというスイッチが入った瞬間からその退屈さすら高評価に変わるんですよ。
今までは穏やかだったのではなく心が死んでいただけ、そして復讐のスイッチが入った瞬間に燃え盛る激情。
この凪の期間にあれだけ時間を使える贅沢な構成というのは、1回で話を見終えることが出来る映画ならではの構成でしたね。
そして“静”、静寂を上手く使っているのが碁盤を打つ音。
静寂の中で碁を打つ音がその時感情によって変化する。
語らずとも何を心に秘めているのか分かるこれは映画館で見てよかったと思える静寂の使い方でした。
尺と静寂の使い方、映画館で見せるというのをしっかりと考え込まれた映画、オススメです。
主演の草彅剛の虚さと激情の振れ幅も上手いんすわ。
ブルドーザー少女
3本目は韓国映画、ブルドーザー少女。
【映画】タイトルに反して重々しい社会派映画ということに驚き、実話ということにまた驚く ブルドーザー少女 感想タイトルに反しての超真面目な社会派映画だったこの映画。
落ち度は確かにある、でも決して釣り合わない理不尽という、社会の中の搾取される側とする側というのをかなりエグめに描かれており、見ていてかなり疲弊する内容。
選ぶことの出来ない貧富や教育の差、次々と襲ってくる理不尽、落ち度があるとはいえここまでの苦境に立たされる謂れはあるのか?
そういったことを突きつけてくる映画です。
虚勢を張るしかない行動や考えなしの行動、人と人との結び付きというものを契約という場においても信じすぎてしまうなど、
何というか貧富と教育の差のエグさがすげえしっかりと描かれているんですよ。
苦境の果ての最後のリベンジも本格的な社会派映画故にそこまでスカッとする終わりでもありません。
でも少女が社会に対して取れるたった1つの声無き叫び、これに対して何かを感じ取れることは間違いない映画だと思います。
韓国映画らしいエグめな容赦しない人間描写と題材がかなり上手く噛み合っている1作。
見ていて疲れますが、オススメは出来る映画ですよ。
ブルドーザー少女を配信している配信サービス
※2024年7月11日時点
見放題 | レンタル | |
Amazon Prime Video | ✖️ | ◯ |
Netflix | ✖️ | ✖️ |
U-NEXT | ◯ | ✖️ |
hulu | ◯ | ✖️ |
DMM TVプレミアム | ✖️ | ◯ |
チェンジリング・ガール
4本目はサスペンス映画、チェンジリング・ガール。
【映画】母2人の愛と狂気 そして真実は… チェンジリング・ガール 感想幼い娘が誘拐されてから数年後。
面影を残す少女に2人の母の狂気と暴走、そして真実が何なのかを巡る映画となっています。
この映画の面白いところはサスペンスによる真実そのものよりも母親2人の狂気でしょう。
娘が誘拐された母親は数年後に娘の面影を残す少女を見つけて自分の娘だと確信して動き、その少女の母親は異常なくらいに娘を過保護に束縛している。
その行動が愛による正しさなのか、狂気による暴走なのか。
どちらかに正しさが振り切っていれば真実も読みやすいのですが、どちらも偏った愛があるため最後までそれが読めない。
母の愛と狂気という人の感情だけで予測をつかない内容にしているのが面白いんですよ。
誘拐というものがどれだけ人や家族を破壊するのか、諦めないことは愛なのか、狂気なのか。
この罪の深さというものが短いながらもよく分かる映画になっていますよ。
チェンジリング・ガールを配信している配信サービス
※2024年7月11日時点
見放題 | レンタル | |
Amazon Prime Video | ◯ | ✖️ |
Netflix | ✖️ | ✖️ |
U-NEXT | ◯ | ✖️ |
hulu | ✖️ | ✖️ |
DMM TVプレミアム | ✖️ | ◯ |
劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:
5本目はぼざろの総集編映画、劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:
【映画】劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re: 感想 唯一かつ最強の1点のために映画館で見るべき!この映画のオススメする理由はもうシンプルに1つです。
結束バンドの楽曲を静寂の中で高音質で聴くことが出来る。
この映画に関してはもうこれだけですよね。
総集編なんでテレビ版を見ていた人から見たらストーリーに驚きなんて何もない。
前後編なんで前編のこの映画だと新展開だって当然ない。
じゃあ何が売りか?ってなったら先述の環境で結束バンドの楽曲を聴けることになるわけですよ。
映画を見るというより聴きに行くという形に近いものではありますが、それだけの1点突破で十分価値がある映画。
マジでこの総集編はぼざろ初見の人でもない限り映画館で見なかったら価値が数段落ちると思います。
初見向きではある。
興味がある、迷っているという人には映画館で見ておかなくちゃ意味がないぜと伝えたいですね。
セーヌ川の水面の下に
6本目はネトフリオリジナルのサメ映画、セーヌ川の水面の下に。
【映画】セーヌ川の水面の下に 感想 真面目なサメ映画だと思ったら最後一気にアクセル踏み込むぜ!【Netflix】サメ映画好きをなかなかに唸らせた映画でしたが、当然自分も好評価。
認識の甘い人間により事態が悪化するしっかりとしたサメ映画構文、そしてラストで一気にフルスロットルで振り切る展開。
真面目さとサメ映画らしさで満足感の高い映画です。
人命と現実を軽視した者に与えられる因果、そしてその重みを知っている者の行動。
こんな真面目さと最後のはっちゃけで一粒で二度美味しいサメ映画。
今年パリで五輪が開かれる中でセーヌ川を舞台にこんな映画を作るのがなかなかにロックですが、そのロックさに違わぬ内容で。
これに高い金出してくれてありがとうネトフリと思わずネトフリを称賛したくなる映画ですよ。
タイ・ファイター
ここからの2本は趣味枠。
その1本目はタイ・ファイター。
【映画】ラスト20分の絶望感が凄まじい… タイ・ファイター 感想ひょんなことから重要なことに関わってしまいUSBを渡されてしまった主人公。
共に支え合って暮らす3人の友人、そしてUSBを悪徳警官と実にシンプルな内容のタイのアクション映画です。
別に特筆するようなストーリーでもなく、上映時間だって短い。
じゃあこの映画の何が良いかって言うと悪徳警官の不死身っぷりと相対した時の絶望感です。
これだけでもう満点。ターミネーターの如くラスト20分くらいで尋常じゃない絶望感を与えてくれるんですわ。
何人で立ち向かっても敵わない、致命傷を与えても立ち上がるとこいつ本当に人間か?と思う実力。
そして悪徳とは言え、警官という社会的な地位のある立場も使ってくるとこの悪徳警官だけで見た甲斐がありました。
普通ならただの虚無映画、しかしここまで振り切った強さと絶望感のある悪役を出せば華やかさが生まれる。
たった1つの存在だけで映画を引っ張ることの面白さを感じられる映画となっています。
タイ・ファイターを配信している配信サービス
※2024年7月11日時点
見放題 | レンタル | |
Amazon Prime Video | ✖️ | ◯ |
Netflix | ✖️ | ✖️ |
U-NEXT | ◯ | ✖️ |
hulu | ✖️ | ✖️ |
DMM TVプレミアム | ✖️ | ◯ |
スキル・オブ・ファイト I&II
趣味枠2本目は韓国の不良映画、スキル・オブ・ファイト2作。
【映画】スキル・オブ・ファイト 感想 不良映画としてはまだ“熱”が足りない 【映画】スキル・オブ・ファイトII 感想 蓄え放たれた“熱”と最高のカタルシス有望なテコンドー選手が審判の顔面蹴って転校した先の学校で成り上がるという不良物王道ストーリー。
先に言っておくとこの映画、2作で完成する映画です。
1作目はとにかく2作目へのフリに特化しています。
1作目は不良映画としては主人公にモチベーションにも人間関係にも不良らしい“熱”を感じないというか見出しにいくい内容なのですが、
その“熱”というものを1作まるまるかけて構築していく映画でもあります。
1作目を通じて構築された“熱”を放つ2作目は見るべき点も登場人物の感情も明確になってとにかく面白い。
基本はコミカルに進むのに敵のエグさだけはガチ目に演出するのが更に“熱”を滾らせてくれる。
2作通じて放たれるトドメの一撃には最高のカタルシスを得られること間違いなし!
世間的な評価は100%低くなる映画ですが、個人的にはかなりお気に入りの映画となっています。
スキル・オブ・ファイト I&IIを配信している配信サービス
※2024年7月11日時点
見放題 | レンタル | |
Amazon Prime Video | ✖️ | ◯ |
Netflix | ✖️ | ✖️ |
U-NEXT | ✖️ | ◯ |
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