【映画】台風は意外と影薄め? メガ・ハリケーン ネタバレあり感想

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メガ・ハリケーン
(C) Image Media, Xiangshan Image Media, Poly Digi-Entertainment (Beijing) Co., Ltd., Gulf Picture (Foshan) Co.,Ltd., Yiming Jinren (Wuxi) Culture and Media Co., Ltd.and Tai Chi Century (Hainan) Culture and Media Co., Ltd. All rights reserved.

製作国

中国

監督
シシング・ユエ
出演者
リウ・グワンチェン
ソン・ヅゥチャオ

ソン・ヅゥチャオ

ソン・チン

今回は映画メガ・ハリケーン(原題:大台風/Typhoon)の感想。

原題、邦題、英題、どれを見てもりっぱな台風による災害を描いたディザスター映画だと思うでしょうが、
蓋を開けてみると意外と台風の影は薄めな内容となっておりました。

災害や被害としてメインとなるのは寧ろ誘拐という人災、
そしてストーリーのメインはこれはディザスター映画としては珍しくないですが壊れかけた家族の絆の修復の話となっております。

台風メインで見たいと思ったら肩透かしを喰らうかもしれませんが、理解した上で見たら悪くない映画になっていると思いますよ。

ジャンルはアクションで上映時間は約74分となります。

ここに注目!

家族の絆と修復のストーリー

家族の修復でも誘拐された状況でも頼もしすぎる娘シンヤオ

あらすじ

パニック・アクション『シン・ランペイジ巨獣大決戦』の監督、シュー・シーシンが構想5年を費やして完成させたディザスター・ムービー。
10年前、イーファンは交通事故に出くわし運転手を救助しようとするが、崖崩れが起こり、彼の息子が巻き込まれて命を落とす。この10年、自責の念に駆られた彼は、救援隊の仕事を辞めて、自動車修理工場を開いていた。息子の死は無気力で神経質な性格へと変え、娘に対して過度なまでに過保護になっていた。娘の成人式の日、史上最大級の巨大台風 が襲来し、その上、娘が誘拐されてしまう。巨大台風と誘拐事件の中、イーファンは家族を助けるために立ち上がる…。

Rakuten TVより
MIDSHIP 公式チャンネルより

メガ・ハリケーンを配信している配信サービス

2023年9月2日時点

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登場人物

チャン・イーファン

元救助隊で現在は自動車修理で働いている

過去に台風が迫る中で避難より事故にあった男性の救助を優先した結果息子を犠牲にしてしまった

その経験から娘のシンヤオにはかなり過保護に接している

リウ・リージエ

イーファンの妻

息子が犠牲になって以降イーファンとは娘のことを含めて口論が絶えず離婚を申し出ている

環境評価の主任でワンが運営する会社の稼働を止めている

シンヤオ

イーファンとリウの娘

兄が亡くなって以降イーファンに過保護に接しられ複雑な思いを抱えている

父から危険に備えて訓練を受けていた

工場の稼働再開の件でワンの手によって誘拐される

ラオシア

シア・フォンの父

イーファンの同僚で台風の目を追い求めて今回の台風を分析している

台風が来る日に備えて改造車を作っている

シア・フォン

シンヤオの友人でラオシアの息子

シンヤオと一緒にワンに誘拐される

ワン

シングオ科学工場の社長

カジノで借金をして返済が滞っている

イウの環境影響評価書による評価で工場が止められ借金取りに脅されシンヤオの誘拐を目論む

シャオティエン

過去の台風で犠牲になったイーファンとリウの息子

彼の犠牲が家族にそれぞれ大きな傷を残している

最後になるまで台風の影は薄め

邦題を見ても原題や英題を見てもどう考えても台風によるディザスター映画に思える本作。

メガ・ハリケーン
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何ですが意外と台風がメインのようには感じられなかったりします。

台風の被害から家族で避難中に主人公であるイーファンが事故にあった人間を助けようとした結果、息子が犠牲になってしまうという始まり方をするのですが。

こんな冒頭を見せられたら再びの台風被害が起きて今度は娘と分断される中、
台風の猛威に挑み今度こそは助けようとするという流れになると思うじゃないですか?

実際は分断は分断されるんですが、娘との分断の要因が誘拐だったりするのです。

これによって台風の被害より誘拐された娘を救うことがメインになるためイマイチ台風が目立たなかったりするのです。

自然災害より人為的な被害、それも誘拐という話になるとそちらの救助の方が優先度高くなるのは当然ですが、
純粋に台風による被害や分断、奮闘が見たいと思うと肩透かしを喰らうかもしれません。

娘の誘拐の原因も環境基準を満たしておらず工場の稼働を止められた社長が担当である母のリウを脅して許可を取らせるためと、
自然災害と誘拐という要素だけでも大変なのに公害という要素まで入ってくるからそりゃ台風も影が薄くなるってもんです。

しかも主人公側が台風をあまり苦にせず目的地にまで道を塞がれるということはないため、なおさら影が薄く感じるんですよ。

元救助隊なのだからその知識や経験、技術を活かす描写が欲しかったですね。

いや、実際はクレーンの落下や転がってきた観覧車とのカーチェイスなんかもあったりはするんですが、それでも今一つ怖さがないんですよね。

多分一般人の被害の描写が少ないのが原因。

そしてそんなメインの誘拐の要素も主人公達の手によって救われるというわけでもなく、
娘のシンヤオが自力で結構どうにかしてしまい助けとなるのは本当に最後の最後だったりします。

逞しすぎるなぁと感じましたが家族の話を見るとシンヤオのこの逞しさは完全に正解ではありました。

そして娘の監視役とのアクションなんかがあったりしますが、
この辺りはどんどん台風からブレてしまっているように感じてならないですね。

ただし最後までこんな感じで影が薄いのかぁと思わせて最後の最後でちゃんと台風が頑張ってくれます。

ラストは台風の目に入った状態を維持して安全地帯まで逃げるというようやく台風らしい要素を出してくれ、
更に誘拐をした件の社長の工場から出た有毒ガスを巻き上げて迫ってくると、
冗談抜きで最後の最後で台風と公害を娘の誘拐犯、全ての要素を繋げると意外といい回収とシチュエーションを見せてくれました。

吸い込んだらやばいガスと言う割にはがっつり台風の風からっていたりするんですが、まぁこういうのはシチュエーションを重視した方が大事なので目を瞑りましょう。

一応風で薄まっていたと説明は挟んでくれます。

色々な要素を入れて途中までこれ本当に台風の映画か?と思わせて、
最後の最後でそれらをちゃんと合わせ技して脅威にすると強引ではありますが全ての要素を無駄にしない形に収めたのは良かったですね。

でも、最後にテロップで被害は頑張ったから少なかったとか社長は逮捕したとかで纏めたのは強引過ぎたと思う。

家族の絆

メガ・ハリケーン
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ディザスター映画ではお馴染みの要素な家族の絆。

誘拐やら台風やらで話がブレがちでもこの要素だけはブレませんでした。

こういう軸があったからこそ纏まったとも言う。

過去の台風による息子の死、それによって生まれた家族の負い目と軋轢となるのですが、
こういうのは話的には普通なら主人公であるイーファンが担当する話となりそうですが、
個人の感覚となりますがこの部分はほとんど娘のシンヤオが受け取っていたなと感じました。

なぜなら兄の死を正面から受け止めているのがシンヤオだけに見えるからなんですよね。

父であるイーファンは娘に対して異常に過保護になり、
母のリウは息子の死を負い目に感じてシンヤオにあの事を忘れて生きてほしいと思っているなど彼女の心情を考慮していないのです。

そんな環境の中で自分が死んだ方が良かったのでは?という思いを抱えながらも両親の言い付けを守って10年生活してきたと、正直この映画で1番強い存在ですよね。

こんな存在なのでそりゃ誘拐されても割と自力でどうにかしてしまうわと納得してしまうんです。

そして後半の心情の吐露。
両親が喧嘩しながらも自分は気にかけてはいるけど自分に何か言い付けてくるだけで自分の言葉を何も聞いてくれなかったという、
この訴えかけは悲痛な部分でもあるんですがスカッとする部分でもありました。

娘まで失いたくないという思いが先行し過ぎていて娘の意見や考えを考慮していない両親の立ち回りに結構フラストレーションが溜まる部分が多いんですけど、
そんなこっちが抱いたフラストレーションを解消させることを大体シンヤオ本人が代弁してくれるので。

家族の死という大きな出来事を境に正直歪な関係となってしまっていた部分をシンヤオが全て本心ぶちまけることで修復され、
ラストで両親が同じ言葉でシンヤオを心配して喧嘩してもそこから受ける印象や意味はまるで変わるとお手本のような家族の修復の話でしたね。

家族の絆という部分においてはキーとなる存在なシンヤオだったのですが、
家族の絆を取り戻し誘拐犯からは8割方自力でどうにかして逃げるとどちらかというと彼女の方が主役感があった気はしますね。

イーファンが元救助隊らしい活躍をしないのが悪い。

まとめ

ディザスター映画と思いきや、誘拐など色々と人為的な要素が入り災害に重きを置いていない感はある映画でした。

ディザスター映画は大体人の絆がメインになっていくものでもあるんですが、それにしても台風は影が薄めでしたね。

ただ後半ではちゃんと台風が面目躍如しますし、
何より家族の絆の話として見るとシンヤオの健気さと逞しさでこの構成も何か許せるような気がするので不思議です。

もう少し元救助隊らしく災害における活躍があれば良かったのですが、上映時間の短さなども加味してトータルで見るといい映画だったかなと。

ただ災害描写目当てだとオススメは出来ません。


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